大好きな画家ロバート・ハインデル没後10年記念展覧会に行ってきました。先週の「鴨居玲展」に続きこちらも会期最終日。
◆会場は横浜のそごう美術館
※2年前のハインデルのブログはこちら
今回は油彩画の他にイラストや素描なども含めて100点ほど展示されるということで大変期待していましたが、ハインデルの世界にどっぷり浸れました。
まずはハインデルといえばダンサー!
◆「パ ド ドゥ ウィズ フロアーマークス」
◆「ダンサー イン ブラック オン ブラック」
◆「ウォール」 これだけでも満足!大作です。
◆「シャドウズ」 光の表現!
◆「白鳥の湖」
◆「ダンス オブ パッション」
そしてミュージカル
◆"CATS" より 「ホワイト キャット」
イラストレーター時代の作品も
◆映画「ローンレンジャー」のポスター原画
どの作品からも躍動感と張りつめた空気感が感じられ、スピードのある筆使いや効果的な配色、そして大胆な省略(キャンバスそのままの部分も)と相まってとにかくカッコいい!のです。
そして今回展示されていた素描がまた素晴らしい。
◆"CATS" より グリザベラ
◆クラシック ダンサー
◆ダンサー リーピング
なぜ木炭と紙だけでこんな絵が描けるのか?もうあきれ果てて口がふさがりません。自分が学生時代に同じ木炭と紙で描いていたものなんて子どもの落書きです(笑)。先日の「鴨居玲展」でも思いましたが、やっぱりデッサン力です。
また、ダンサーだけでなく、展示会場入り口すぐにあったホロヴィッツ、カラス、カラヤンなど著名な音楽家のイラスト(木炭に紙)もすごくよかった→こちら
この他、珍しい抽象画や彼のマークになっているバラ、日本のダンサー、能や歌舞伎に題材を得たものなど貴重な作品が数多く展示されていました。出品目録がなかったのと、作品集が完売だったのが残念ですが、とてもいい展覧会でした。
ハインデルに浸ったあとは崎陽軒の「シウマイ弁当」を購入して帰路へ(笑)。
(2015.07.26)