日々是脱力。

長野県塩尻市で田宮流居合・全日本剣道連盟居合を稽古しています。
刀を振っているつもりが刀に振り回されている日々。

第38回東北日本居合道大会

2014年06月05日 | 大会報告
東北日本居合道大会、参戦してまいりました。今回はそのご報告。



開会式前、審判会議。紋付の先生方が集合している様子は壮観ですね。



大会は、各段の個人試合の前に、七段の個人演武から。
どの人とは言いませんが、紋付姿の我らがグレートマスターY先生の雄姿。
紋付での演武は本当にカッコよかったです。

さて、私が出た個人試合二段の部、なんと一回戦敗退(判定2-1)

二段の部は84人も出場しているというのに、対戦相手は一昨年初段のとき凌雲館富山大会で対戦した方でした。そのときは3-0で負けたのですが、こんなに出場選手がいるのにその方と一回戦でいきなりまた当たるとは。

一昨年の私とは一味違うのよ!と言いたいところだったんですけど、判定2-1でまたやられました。前回3-0で完封されたことを思えば、今回は1本取ったのは進歩かもしれませんがそれでも負けは負け。悔しいですね。


初めて個人試合に出たのはおよそ2年前、長野県大会でした。そのときはただもう緊張してガチガチだったのを覚えています。あれから場数を踏んで、審判の前で演武することにも少しずつ慣れてきましたが、ふと思うに、やたら緊張するときとそうでないときがあるようです。

とにかく緊張して、抜き本数5本の中で3本目あたりからようやく我に返り、演武の終わり頃に納得いかなくてもう一回抜きたいと思うような試合は勝ち抜けず、演武して妙に満足するというのか、これでダメなら仕方ない、やりきったと思えるときは勝ち残ってたりします。

今回は、やはり終盤で納得いかずになんとか2回戦で仕切り直したいと思ったんですが、そういう試合はやはりダメですね。


ただ、悪いことばかりではありませんでした。

昨年出た大会で、審判の八段の先生が後で演武を褒めてくださったことがあったのですが、その先生に今回の大会でまたお目にかかったら私のことを覚えていてくださっただけでなく、こんな私に稽古をつけてくださると、稽古のお誘いをいただきました。

初心者の域を出ないまだ二段の私に、他県の八段の先生がわざわざ声をかけてくださること自体が本当にありがたいことで、入門してわずか3年、その3年の軌跡は前に書いたようなダメっぷり列伝ではありましたけど地味に稽古してきてよかったなぁとしみじみ思ったのです。



ところで、今回の大会の参加記念品。大会の参加記念品といえば手ぬぐいが多い中で、なんとスプーンとフォークのセット。

三条といえば金物だからでしょうか?参加記念品でこういうのをもらったのは初めてですが、かえってこういうものはありがたいですね。

ちなみに去年の記念品は「刀拭き布」だったのですけど、この大会は毎回記念品を変えてくるのかな?

だとしたら、来年は何かな。楽しみだな(笑)