日々是脱力。

長野県塩尻市で田宮流居合・全日本剣道連盟居合を稽古しています。
刀を振っているつもりが刀に振り回されている日々。

プラナリア繁殖祭り

2018年08月31日 | アクアリウム(?)
思えば4年前になりますが、ホームセンターでプラナリアを買ってきて観察していたことがありました(過去記事「プラナリア」)

切っても死なないらしいということで、切断実験に挑んだこともありました(過去記事「プラナリア切断実験」)


このときの一連のプラナリア観察日記は「世間話」カテゴリにありますので、興味のある方はどうぞ遡ってご覧くださいませ。


さてあれから4年、師範からある日いきなりもらった塩尻産メダカを飼い始めたことで、飼育用具や水草などをいろいろ見たくてかなりマニアックな熱帯魚店に出向くようになりまして、そこで見つけたプラナリア


ここではプラナリアは売り物ではなくて本来の売り物であるミナミヌマエビの水槽に自然発生していたものだったのですが、ちょいとお店の人にプラナリアを分けてもらえるか聞いてみたら、なんでこんなの欲しいのかめっちゃ不思議がられましたけど快く分けていただけました。

そんなわけで3匹もらってきて、プラスチック製の金魚鉢に入れて飼っています。

その中の1匹。こんな感じ


この夏は猛暑でしたが、溶けてしまうこともなく生き抜いております。



ところで今回のタイトル「プラナリア繁殖祭り」ですが、繁殖したのはコレじゃなくて、なんと全く別のモノでした。

前回の記事「ミナミヌマエビ繁殖祭りその1その2で抱卵したママさんエビを隔離してその後稚エビが生まれ、その稚エビたちが育っていくところを掲載したのですが、稚エビたちを飼育しているプラケースで自然発生しました。
どうやらエビ水槽ではよくあることのようですが、水草か何かに卵が付着した状態で水槽に混入するのか、たまたま付着していた生体が分裂して増えたのか、どういうメカニズムで発生するんでしょうね。

しかも発生したプラナリアはこれまでのプラナリアとは種類が違うようで、調べてみると「南米プラナリア」といわれているもののようです。
通常のプラナリアとは違い体が白く、かなりのミニサイズ。そしてプラナリアに特徴的な【三角の頭に寄り目】といったひょうきんな風貌ではありません。


自然発生した謎のプラナリア
体長約2~3mm



これが稚エビ水槽のあちこちに出現するようになり、なんかよくわからないまま見かける度にスポイトで捕獲しては熱帯魚店でもらってきた3匹のプラナリアが入っているプラ鉢に放り込んでいました。捕獲しても捕獲してもふと見ると複数の南米プラナリアがプラケースの面を這っている。いったいどれだけ湧いているんだろうと疑問に思いながらも、見つけるとスポイトで捕獲してプラナリアの鉢に移すのがだんだん楽しくなってきてマメに捕獲していました。そうしているうちにプラナリアの鉢にはそれはもうたくさんの南米プラナリア。でもこれはこれでけっこう不気味。

ところがある日のこと

いきなり南米プラナリアだけが消滅した

あれだけたくさんいた南米プラナリアがきれいさっぱり消えて、熱帯魚店でもらってきた3匹のプラナリアだけがそのまま残っていました。

どうしてなんでしょうね?

プラナリアの鉢の環境が南米プラナリアには合わないのか、肉食プラナリアに食われたのか、プラナリアが食ってるところを見ていないので原因はわかりません。

それでも稚エビ水槽には次々に南米プラナリアが湧いてくるのでまたスポイトで捕獲してはプラナリアの鉢に放り込んでいました。とにかく次から次へと出現するので見かけるなり捕獲して移していたらプラナリアの鉢にはこれまたたくさんの南米プラナリアが集まりました。


ここで、生後2ヶ月になりそこそこ育った稚エビをメダカの水槽に合流させることにして、稚エビ水槽の水草も全てメダカ水槽に移して稚エビの隔離水槽を畳んだのですが、メダカ水槽には南米プラナリアは発生していません。
魚のいる水槽には出ないというのをネットで見かけたのですが、確かにその通りのようです。


メダカ水槽合流後の稚エビ



現在は大きくなって稚エビというより若エビになりました




さて、その後のプラナリアの鉢なのですが

やっぱり南米プラナリアだけがいきなり消滅した

本当にどうしてなんでしょうね。そんなわけで現在は元の3匹のプラナリアだけが残っています。



稚エビ水槽を畳んで、プラナリア繁殖祭りも終結したかと思っていましたが

余っているウイローモスをスタバの透明プラカップに入れて窓際に置いて栽培というか保管しているのですが、なんとウイローモスと水しか入っていないそのカップになぜか南米プラナリアがいるのを発見(ノ∀`)

また出た(笑)

かなり長いことウィローモスだけ入れて放置してたんですが、こんな閉じた環境でいったいどういうメカニズムで発生するんだろうか、本当にわからない。


【後日談】
プラナリアを分けてもらったことで、それ以来例の熱帯魚店に行くと「プラナリアは元気ですか」と聞かれるようになりました。きっとお店の人に私は「プラナリアの人」と認識されているのだろう…。

ミナミヌマエビ繁殖祭り その2

2018年08月11日 | アクアリウム(?)



昨日の記事【ミナミヌマエビ繁殖祭り その1】からの続きです。

稚エビだけを別の水槽で飼育中のエビ幼稚園です。

エビ用の餌を落としてみた

寄ってきた



群がっている





稚エビたちにとってエアチューブはなぜか人気の場所
マクロレンズで撮ってみました







水草に止まっているのを撮ってみました
まだまだ幼いエビですね









そこそこ大きくなったところでメダカやオトナのミナミヌマエビたちがいる水槽に合流させるつもりなのですが、なんだかまだ微妙なサイズ。
メダカ水槽に入れた途端に狙われて食べられてしまうんじゃないかと思うと恐ろしくてまだまだ隔離中です。

師匠にいただいた大事なメダカではあるのですが、稚エビたちが小さなハサミで餌をついばんで健気に生きているのを見ていると、メダカの餌にされたくないっ!と真剣に思うのであります。メダカの口では食えないサイズになるまで頑張って育てよう。



ところで繁殖しているものが実は他にもまだあるのです…それらについてはまた後日。


ミナミヌマエビ繁殖祭り その1

2018年08月10日 | アクアリウム(?)
ある日いきなり師範からいただいた5匹のメダカから始まった【なんちゃってアクアリウム】、メダカさんのタンクメイトにヒメタニシとミナミヌマエビを迎えて日々楽しんでおります。

ヒメタニシについては先日の記事【ヒメタニシ繁殖祭り】でご紹介しましたね。


ミナミヌマエビってどんなの?
ちょうどいいタイミングでお出ましになったところを撮ってみました


2~3㎝の淡水エビ。幼生期を卵の中で過ごし、親と同じエビの形で生まれてきます。


もうちょっとはっきりご覧になりたい方、マクロレンズで撮ってみました
【閲覧注意】





このミナミヌマエビ、複数を綿半で買ってきたんですがその中の1匹が卵を抱えたママさんエビでしたので、このママさんエビだけプラケースに隔離して孵化を待ちました。メダカと一緒にしておくと、生まれた稚エビをメダカが食べちゃうからです。

【抱卵隔離中のママさんエビ】
お腹にたくさん卵を抱えています。エアチューブがお気に入りの場所でした



地区講習会で2日半留守にして帰宅すると、そこで見たものは…




稚エビが生まれた!


孵化当日 体長約2mm



孵化後9日



この画像を撮っていたとき、右側のキューブの上にいた、右から2匹目のエビが脱皮する瞬間をちょうど見ることができました
脱皮は一瞬で、稚エビが跳ね上がった瞬間に古い殻から飛び出すようでした


孵化後12日 体長約4mm











プラケースの内側に止まっているところを外から撮ってみました
孵化当日の画像と同じ構図ですが、孵化直後は未発達だった尾扇が発達しているのがわかります



目が光っておる(笑)






【ミナミヌマエビ繁殖祭り その2】に続く!

ヒメタニシ繁殖祭り

2018年08月03日 | アクアリウム(?)
【メダカ@塩尻産】の続きです。


ある稽古日にいきなり師範からもらったメダカ、当初は金魚鉢で飼うつもりだったのが「これじゃ狭くて可哀想だ」とキューブ水槽を購入してメダカを引っ越したのが前回までの話。

今度は「タンクメイトを入れてみよう」とミナミヌマエビとヒメタニシを同居させてみました。どちらもメダカと相性がいいコケ取り要員です。

ヒメタニシってどんなの?



殻高3.5㎝くらいの小型のタニシです。水槽のコケを食べて掃除してくれるということで、2ペア=4匹導入しました。雌雄異体で、オスは片方の触覚がくるんとカールしているのでわかりやすいです。
特徴としては卵胎生で、卵ではなく3~5mmの小さな稚貝を産みます。


さてこのヒメタニシさん、東北日本大会で新潟から帰ってきたら、親に比べたらそれはちっちゃな貝が一匹水槽のガラス面を這っていました。留守にしている間に生まれていたみたいです。

稚貝が生まれた!

親と違って殻の色も薄く、何もかもが小さくて可愛い稚貝です。2匹いるメスのどちらが産んだのかわかりませんが、3~4日ごとに新しい稚貝が生まれて、チビ貝が増えてきました。小さいなりに口を動かしてガラス面や水草のコケを取ってくれています。


生まれてからの日数で稚貝でも大きさに差があります



黄色い矢印が稚貝。ピンクの矢印が親貝です



左側の大きくて黒っぽい貝が親貝、色が薄くて小さいのが稚貝です



ガラス面にいるところをマクロレンズで撮ってみました
触覚の付け根の黒い点が目です






初めはマメに稚貝を数えていましたが、14匹を確認したのを最後に、水槽のあちこちに散らばっているチビ貝を数えるのが大変で今はもう数えておりません。早く生まれた稚貝ほど大きくなっていて、生まれた時期によって大きさが様々なチビ達が水槽のいろんなところを小さな口で掃除してくれています。

今、実際には何匹いるんだろう…。

メダカ@塩尻産

2018年07月29日 | アクアリウム(?)
ある稽古日のこと。

師範が「これ要ります?」とペットボトルを差し出したんですが、中には小魚が……。

メダカのような謎の小魚が5匹

メダカによく似た外来種の【カダヤシ】では?という恐れもあったので、ネットで判別の仕方を調べてみました。

メダカとカダヤシでは尾びれとしりびれの形が全然違うということで、そこを観察してわりと容易に判別することができました。

師範が掬ってきたんですが、塩尻にも野生のメダカが繁殖しているところがあるんですね。
外来魚ではないとわかったところでその5匹のメダカをもらって帰り、かつてアカヒレを飼っていた金魚鉢に移しました。











数日はこれで飼育してたんですが、5匹飼うにはちょっとこれでは入れ物が小さいなと思って、小型のキューブ水槽を買ってそちらに移すことにしました。そうしてなんちゃってアクアリウムにはまっていくことになる…。






水槽に3分の2ほど水を入れてメダカと水草を移したところ



現在、この水槽にはミナミヌマエビとヒメタニシも住んでいます。

ある日いきなりもらったメダカをきっかけに「なんちゃってアクアリウム」を楽しんでおりますが、同居のエビや貝についてはまた改めて。


【後日談】
うちの師範ですが、掬ってきたメダカを私にくれたのはいいですが、やっぱり自分もメダカを飼いたくなってまた掬ってきたんですって。
初めは30㎝水槽で飼育していたのが現在は60㎝水槽に変わり、私のなんちゃってアクアリウムとは違う本格的なアクアリウムに移行したようです。