日々是脱力。

長野県塩尻市で田宮流居合・全日本剣道連盟居合を稽古しています。
刀を振っているつもりが刀に振り回されている日々。

桜、いろいろ。2017  塩尻総合文化センター前

2017年12月31日 | WEBお花見


2017年のWEBお花見最終回は、いつも稽古場所としてお世話になっている塩尻総合文化センター前の桜並木。

夜は22時までライトアップされていて、夜桜もまた綺麗です。 






満開の頃は桜のトンネルのようになります



さて、2017年も大晦日になりました。

当道場は今年も昇段審査や各種大会、公開演武などいろいろ行事のほか新入門メンバーを迎え、今年もつつがなく稽古納めを迎えました。

来年は師範をはじめへっぽこや道場の数名が昇段審査に挑戦します。全員昇段できるよう、道場一丸となって臨みたいと思います。

ブログの更新が遅れに遅れ、その遅れを取り戻すべく連日更新してまいりましたが、まだまだ未掲載のものがありますので引き続き更新していこうと思います。

このブログをご覧くださっている皆様、それから我らが道場の皆さん、この一年ありがとうございました。
皆様にとって来年が素晴らしい年になりますように。

どうぞ良いお年を! 



桜、いろいろ。2017  高島城

2017年12月30日 | WEBお花見


手術翌日からとにかく歩く!そんなへっぽこリハビリ計画の一環「お花見」

今回は高島城! 
(なんか城ばっかりやな)

ソメイヨシノを中心にシダレザクラ、ヒガンザクラ、ヤエザクラ約90本が植えられています。

天気が良く、空の青と桜のピンクが本当に綺麗でした。





















そしてこの日へっぽこは全力疾走に挑戦。術後20日のことでした。

違和感も痛みも感じることもなく、以前と変わらずダッシュできました。
(注:オススメはしません!)

手術から約3週間、へっぽこ復活。


桜、いろいろ。2017  高遠城址公園

2017年12月29日 | WEBお花見



手術翌日からとにかく歩く!そんなへっぽこリハビリ計画の一環「お花見」

今回は高遠城址公園!

武田信玄の五男仁科五郎盛信が織田信長の長男信忠と戦い、壮絶な死を遂げた高遠城は、明治4年(1871年)の廃藩置県で、城が取り壊され、明治8年(1875年)に公園となりました。高遠藩の旧藩士達が「桜の馬場」から桜を移植したことにより、今では全国でも有数の桜の名所となりました。本丸の老木はこの時植えられたもので、4月には、130年生以上の古木20本、50年生以上のもの500本などに若木を加えた約1,500本のタカトオコヒガンザクラが、淡紅色で小ぶりの花を枝いっぱいにつけます。(伊那市ホームページより)

















ピンクやパープルにライトアップしているところもあります









桜、いろいろ。2017  国宝松本城夜桜会

2017年12月28日 | WEBお花見
手術翌日からとにかく歩く!そんなへっぽこリハビリ計画の一環、「お花見」

まずは国宝松本城の夜桜会です。
ありがたいことに今年は桜の開花がやや遅れ、退院してすぐちょうど見ごろを迎えました。ただ歩くより、満開の桜を眺めながらゆっくり歩き、いいリハビリになりました。



















へっぽこ切腹の巻

2017年12月27日 | 居合道



思えばちょうど一年前、当ブログ管理人へっぽこは、ほっといても死にゃしないけどこれ以上放置もしない方がいいという病気が見つかってしまい(病理検査の結果次第では死ぬ可能性もあったけど)、2017年の年明けに手術適応と診断されまして切腹が決まりました。

4月早々に術創12㎝の開腹手術を受けまして、10日入院してとっとと退院したのですが、問題は5月の東北日本居合道大会にエントリーしてるということ。
もはや正気の沙汰じゃないのですが、当時は入院と手術のことを道場外には伏せていたこともあって、正気じゃないついでにこのまんま出場しますというわけで、なるべく体力を落とさないように入院中も暇さえあれば病棟の廊下をひたすら歩いておりました。

管理人へっぽこが道場の稽古に復帰したのは退院3日後(術後11日)のことです。

お腹を12㎝ほど切って10日ちょいで道場の稽古に出るとはこれまた正気の沙汰ではありませんが、やってみると意外と大丈夫でした。
(注:お勧めはできません)

ただ、退院後初の稽古でしたので、お腹に力を入れないように先生に軽い木刀をお借りして、刀は使わず木刀で稽古しました。
入院中暇さえあれば廊下を歩いていても日常生活より負荷が少ないせいか、脚の踏ん張りが恐ろしいほど利かず、脚の筋力がやはり落ちてしまっていました。
普通に歩くだけや日常生活なら体力筋力の衰えはそれほど感じませんが、居合をするとなると話は別で、座業の納刀時に腰を落とす際に脚に力が入らなくなっていました。

自分の刀で稽古を始めたのはその次の稽古時で、退院10日後(術後18日)のことでした。
春といえばお約束の松本市市民体育大会春季剣道大会開会式演武(抜き本数7本)が4月末に予定されており、さすがに初めは不参加のつもりでいましたが、5月の東北日本大会を控えて現在どのくらい抜けるのだろうかという興味もあって、公開演武に出る前提で木刀から刀に持ち替えて稽古を始めました。

腹の傷が開くぞ!と思われるかもしれませんが、手術前と同じように普通に切り下ろしても大丈夫です。
おそらく、刀を振ったときに力が入るところが術創部分ではないので、全く痛みを感じません。

それより問題はやはり落ちた脚の筋力です。納刀時にゆっくり腰を落とす動作がかなりキツくなりました。
入院と手術を挟んで稽古に出なかった期間はちょうど2週間で、入院期間は10日。
稽古を2週間しなかったから座業の納刀がキツいほど脚の筋力が落ちたのか、10日の入院生活で一気にこうなったのか、どちらなんでしょう。

手術翌朝にはベッドから下りて歩くように指導されるのでそれほど長い時間寝たきりではなかったはずでした。
自分の体重を足で支えるように翌日からできる限りベッドから下りて病室内を歩き回って、術後3日目に病室の外に出られるようになってからは暇なときには病棟内を延々歩いて、なるだけ脚が弱らないように心掛けたつもりでしたが、とにかく脚は一気に衰えるんですね。

入院と手術を経て実感したところは、刀を振ることについては手術前後でほぼ変化はありませんが、脚の筋力には露骨な変化を感じます。


筋力落ちるの一瞬、戻すの大変。 


手術直前、麻酔導入用の点滴が始まったへっぽこ。どんなときも、励まされるっていいですね