日々是脱力。

長野県塩尻市で田宮流居合・全日本剣道連盟居合を稽古しています。
刀を振っているつもりが刀に振り回されている日々。

ペルセウス座流星群 2018

2018年08月14日 | 天体観測


2018年のペルセウス座流星群は8月13日10時頃に極大を迎えると予想されています。今年は8月11日が新月のため月明かりの影響はまったくなく、たいへんよい条件で流星を観察することができます。
多くの流星を見ることができるのは、12日の夜を中心にした3夜ほどでしょう。21時頃から流星が出現し始め、夜半を過ぎて薄明まで徐々に流星の数が増えていくと考えられます。日本でのいちばんの見頃は13日の未明だと思われます。
空の暗い場所で観察したときに見える流星の数は、最も多いときで1時間あたり40個程度と予想されます。
(画像・文章引用:国立天文台HP)



ペルセウス座流星群、ご覧になりましたか?


まさに見頃とされる13日未明、流星群を見に行ってまいりました。天気予報では曇りであまり思わしくない感じではあったのですが、真夜中にかけて雲がきれいに晴れてほぼ全天の星が見えるようになり、信州まつもと空港(信州スカイパーク)で観測しました。周囲が開けた広大な敷地で市街地の灯りの影響も少なく、天体観測にはもってこいの場所です。

西の空で時折稲光がするものの、ほぼ全天が見渡せる満天の星空。そしてここ信州は見上げれば天の川が見えます。
明るい流れ星はもちろん、暗闇に目が慣れてくると暗い流れ星も見え、視界のあちらこちらで飛ぶ流れ星を数えてはいませんでしたが結構な数を見ることができました。中には長く尾を引くかなり明るいのもありました。
残念ながら午前2時頃には徐々に雲が出始め、やがて空はすっかり雲に覆われてしまいました。


ペルセウス座流星群の全活動期間は長く、7月17日頃から8月24日頃まで続くということですので、まだしばらくは流れ星の観測を楽しめそうです。活発なのは15日頃までだそうですので、これからの方もよろしかったらぜひ。
夜遅い時間になるほど放射点が高くなり、放射点の高度が高くなるにつれて出現する流星の数も多くなっていくそうです。


へっぽこ愛用の星座早見表 
8月13日午前1時の星空



小学生のときに学校の教材で配布されたもの。小学校3年生くらいの頃でしょうか。今もこれを使っているのですが、へっぽこの年齢を考えればかなりの年代物。物持ちがいいというかなんというか。




火星大接近 2018 再び観測

2018年08月02日 | 天体観測

ハワイのすばる望遠鏡が赤外線で撮影した火星=現地時間29日未明
(国立天文台提供)


2018年7月29日(ハワイ現地時間)に、すばる望遠鏡に搭載された近赤外線分光撮影装置IRCSが撮影しました。火星では現在、大規模な砂嵐が発生しており、可視光線では表面の模様が観測しにくい状態が続いています。そこで今回すばる望遠鏡では、砂嵐を見通すことができる赤外線で観測を試みました。その結果、表面の細かい模様も写し出されています。
(文章引用:国立天文台Facebook)




【火星大接近 2018 見えましたか?】からの続きです。

7月31日の夜はここ塩尻の空は残念ながら曇りで、雲の切れ間から時々覗く火星をなんとか見られました。
翌8月1日は晴れたのでもう一度火星を眺めてみました。


ほぼ南中時刻の8月1日の火星(画像中央付近)



ここで師範の天体望遠鏡を導入して火星を捉え、デジカメをくっつけて撮ってみました


冒頭の火星の画像のような模様は全く見えませんが、光を反射してかなり明るいのがわかります
この日の火星は-2.8等級



ほぼ南中時刻の土星
昨日の携帯での画像より土星の形がわかりますね





真っ暗な宇宙空間にこんな惑星が浮かんでいるんですね
15億kmの彼方にあって肉眼では点にしか見えない星が、望遠鏡を通すとこんな形をしているのがわかるというのはなんともすごいことだなぁと、望遠鏡の視野に浮かぶ土星を見てつくづく思いました。


次にこんな距離まで火星が接近するのは17年後、2035年だということで、そのとき私は何歳だ?と思うと、うーん……
次も元気で見られたらいいなぁ!


9月上旬頃まで火星は―2等級を超える明るさだそうですので、まだご覧になってない方はぜひ


火星大接近 2018 見えましたか?

2018年08月01日 | 天体観測



昨日の記事【火星大接近 2018】からの続きです。

昨日、7月31日は15年ぶりの火星大接近でしたね。次回このレベルの大接近になるのは2035年、17年先になるそうですが、昨夜の火星はご覧になりましたか?

7月31日当日の夜は塩尻では曇りの予報ということで見られるのかどうか微妙なところでしたが、ときどき雲の切れ間から火星を眺めることができました。
稽古後の観測に師範が天体望遠鏡をスタンバイしてくださったのですが、火星は雲で隠れがちだったことで望遠鏡を通しては見られず、ちょうど木星が雲の切れ間で綺麗に見えていたのでそちらを見せてもらっていました。木星の縞模様も見えました。


雲の切れ間から見えた火星を携帯で撮影(画像中央付近)



さて

大接近当日の7月31日夜は曇りの予報だったけれど、その前夜は晴れていたので念のため一晩早く火星を観測してみました。

大気の影響が少なくなる南中の直後、日付が変わって7月31日0時30分~1時頃


望遠鏡の正面、画像上方のひときわ明るい星が火星です


前夜の火星はこんな感じでした







レンズに携帯くっつけて撮ってみました

やっぱり赤い惑星ですね



土星も見せてもらいました
ボケボケですけど、それでもちゃんと土星の形がわかりますね



なんと本日(8月1日)夜は晴れの予報。

もう一度観測にチャレンジしてみようと思います!



【火星大接近 2018 再び観測】に続く!




火星大接近 2018

2018年07月31日 | 天体観測

画像引用:国立天文台HP


今夜は火星が地球に最接近するそうですね!



画像引用:国立天文台HP

火星と地球の最接近は、2018年7月31日に起こります。このときの火星と地球の間の距離は5,759万キロメートル。これは、「大接近」とも呼ばれる近い距離での最接近となります。このころの火星はマイナス2.8等の明るさで輝き、視直径は24秒角を超えます。
2003年には、地球と火星が5,576万キロメートルまで接近し、大きな話題になりました。今回は、これには少しおよびませんが、6,000万キロメートルよりも近い距離での接近となるのは、2003年以来15年ぶりとなります。
「大接近」と聞くと、その日や時刻ばかりを気にしてしまいがちです。しかし、火星の明るさは2018年6月下旬から9月上旬頃までマイナス2等を超え、観察しやすい時期が長く続きます。 (国立天文台HPより)






暗く見えがちな赤い星が、その赤さもそのままに木星や土星よりひときわ明るく輝くようになりましたね。

火星大接近の本日、火星の出現は18時51分。
本日は稽古日なので、稽古が終わったら地球に大接近した日の火星を見上げてみようと思います。天気予報によると今夜の塩尻は曇りのようですが…雲が切れるといいなぁ。



【火星大接近 2018 見えましたか?】に続く!

スーパー・ブルー・ブラッドムーン

2018年02月01日 | 天体観測



1月31日のスーパー・ブルー・ブラッドムーンはご覧になりましたか?




師範の天体望遠鏡で皆既月食を観測しました。場所は県営信州まつもと空港です。
観測時の気温-3℃、完全防寒で臨んだつもりですがかなり冷えました。

PCでご覧の方には画像が粗くなってしまいますが、昨日のスーパー・ブルー・ブラッドムーンを早速掲載します。

部分食
左側から徐々に欠けてきます
















皆既食開始直後



皆既食中盤



部分食が終わるあたりから雲がかかり始めてどうなることかと思いましたが、それでも【ブラッドムーン】を画像に残すことができました。
薄雲の中で肉眼ではぼんやりとしか見えない月も望遠鏡を通してははっきりとその姿を捉えることができます。
皆既食中盤以降は雲が厚くなり、望遠鏡でもその姿を捉えることはできなくなりましたが、めったにない条件の特別な月食を観察できました。