野菜ソムリエプロtamitanのブログ

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現代アートと日本画に触れる

2019-07-01 | 写真のコト

昨日はゴールデンウィークに訪れたばかりの直島へ再び訪れる。
まさかこんなにすぐにここにまた来ることになるとは思わなかった。
写真の師匠と訪れる現代アートの旅。今日のテーマは「太陽の光」。

ゴールデンウィークはどこも混雑&大行列でほとんど中に入らずに外からざっと見て帰ってきたのだが、今日は地中美術館、安藤忠雄ミュージアム、そして杉本博司の護王神社の地下石室、千住博の石橋邸と、ゆっくり中も見学しながらアートを堪能した。

地中美術館はなんとも贅沢な展示。
たった3人のアーティスト作品をあの広い広い空間で展示。光の立体感を体感できる美術館。
これは平面で見ているだけだとわからない。行って実際に体感しないと・・・。
それにしても時間ごとに完全予約制でさらにそれぞれの展示を見るのにも一度に入れる人数制限がある。
そのおかげで、人がごちゃごちゃすることなく自分たちとアートのみの空間となる。空間アートの中に自分が入り込んだ感じ??

なかなか現代アートって理解しにくいけれど、理解しようとせずにもっと単純に楽しめばいいのねってことを実感。わからんなぁ~~と首をかしげながら見たっていいじゃない(笑)

朝から大雨だったけど、美術館から出てくると雨やんでる。すばらしい!
おかげで本村の家プロジェクトも傘をささずにまわることができた。

杉本博司の神社は神様が登る「目に見えない階段」を表現するために透過性の高いカメラのレンズを作る光学ガラスで階段を作ったのだとか。そんなことを聞くと「え!いくらかかったん??」などといやらしいことを考えてしまう。
この階段の下にはなんと手でほったという石室があり、古墳時代の古墳から神社を建てて神様を祭る時代への遷移を表現しているのだとか。


もともとこのあたりに本当に神社があったそうだ。直島が廃れてしまって神社も跡かたなくつぶれてしまったところにアートが島を、神社を救った。
GWに来たときにも感じたが、今日も外国人が多い。世界的に有名な現代アーティストの作品が島じゅうあちこちにちらばっているという島は確かに珍しいのかもしれない。

そしてこの空!なんと快晴!!
曇ったり晴れたり雨降ったりと1日のうちにころころ変わる天気。でも外をぶらぶらしている間じゅうは雨はやんでくれていた。日頃の行いがいいからね~。


かの有名な黄色いカボチャも今日は誰もいない。路線バスが到着すると人がぞろぞろやってくるのだが、またバスに乗って行ってしまうので今が撮影チャーンス!
この水玉は水蒸気なんだそうな。
草間彌生には水蒸気が見えるらしい。彼女が見ている世界ってどんなんやろか?

お土産ショップでこの赤かぼちゃ黄かぼちゃのキーホルダー売ってて可愛らしかったので買おうかと思ったら、となりに手ぬぐい売ってたのでそっちにした。
夏場は日焼け予防と汗拭きと、カメラのストラップずれ防止のため首に手ぬぐい巻いてることが多い。
実用的でいいお土産がゲットできた。すぐ開封。さっそく使う。今日着てる黒いTシャツに黄色のかぼちゃ柄の手ぬぐいが妙にマッチしている。
ランチ食べに入ったカフェの店員おにぃさんに「その草間さんの手ぬぐい、色が服とあってておしゃれですね~」とさっそく褒められていい気分(笑)

その後、家プロジェクトをいくつか見る。
最後に入った千住博の襖絵と壁一面に滝を描いた「ザ・フォールズ」が圧巻!
襖絵の方はじわじわ来る感じ。フォールズは一歩足を踏み入れた途端にわぁ~っと来る感じ。
これはもう1回見に来たいな。でも混んでないときにね。30分くらいおりたい。
展示に使われている日本家屋がまたいい。かつて製塩業を営んでいた石橋邸を再建し、自然光をうまく取り入れて作品をみせている。なので作品の展示されている部屋に照明は一切ない。
うすぐらい空間に一筋の光がはいってきて、壁一面にかかれた滝にあたって光が広がっていく。
足元の床はピカピカにみがかれていて光と滝の絵を反射し、360度滝に包まれていく。

ところで、千住博といったらあの人でないかい??千住3兄弟の・・・。
一番上が博さん、日本画家。弟が明さん、作曲家。確か大河ドラマの主題歌作ってたよね?
そして妹が真理子さん、バイオリニスト。
たまたまちょっと前に「千住家にストラディバリがやってきた日」という本を読んだ。
この芸術家3兄弟の母親が書いた本で、千住真理子がヨーロッパの貴族邸に長年保存されていたストラディバリウスを手に入れた話。その時の何億という支払いにこの兄たちが奔走したということが書いてあった。
こんなにすごい芸術家が3人そろってても、ストラディバリウスひとつ手に入れるのは大変なのね~。

いやはや。
日本画にちょっと興味がわいた。

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