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山と酒の日々

基本、ストイックですが、歳とともに緩くならざるをえない状況~。

前鬼~釈迦ケ岳

2020-01-26 20:27:43 | 大峯奥駈
2020/01/25(土)



< コース・コースタイム >
前鬼林道ゲート6:46 - 7:14小仲坊7:18 - 8:34閼伽坂尾根取り付き - 9:04地蔵の尾 - 9:35二つ岩 - 10:28太古の辻 10:36 -
11:02神仙の宿 - 11:56釈迦ケ岳 - 12:41深仙の宿12:55 - 13:22太古の辻 - 14:08二つ岩 - 14:58小仲坊 - 15:23前鬼林道ゲート

ここのところジム通いも滞っていて、そのせいか、足が弱くなった感じがしている。今日は前鬼から釈迦ケ岳ピストンで
トレーニングを兼ねて。雪は解けているのは分かっているし、だからこそノーマルタイヤの車で行こうと思った。

前鬼から釈迦はもう何年か前に登ったきりで(下りには使っているが)林道歩きと、階段地獄できつかった思い出がある。
自宅を3:55頃出発、6:30頃林道ゲートに着いた。思ったよりは早く着けた。国道169から小仲坊への道は落石が多く、途中なんどか、
石をどけながら運転した。



岡山ナンバーの車が先着していた。(釈迦ケ岳への登りでお会いした二人組の男性だと思う。)山行中に会ったのは彼らと
途中で追い抜かれた単独男性のみだ。









登山道はしっかりメンテナンスされていて、迷わ無いように配慮されている。有難い。
トラバースも多いし、涸れ沢を横切ったり、岩ゴロ地帯を通過したりと多彩なルートで飽きない。





階段は登りはきつい。途中で息を整えながら登っていく。



二つ岩の少し手前で閼伽坂尾根への表示を見つける。少し進んでみると鎖場で下るようになっている。
行ってみたくなったので寄り道することにする。





尾根はなだらかで歩きやすい。左手には奥駈けの稜線が見える。このまま進んでも下っていく感じだったので引き返すことにする。







いつかこの尾根から釈迦ケ岳へと歩いてみたい。
二つ岩からも階段と登りが続く。雪もちらほら出てきてようやく太古の辻に着く。休憩~。









ほんの少し、今日はもう、ここまででいいかな~・・と思ってしまった。でもここで引き返したらきっと帰ってから後悔する自分もみえる。
頑張っていこう・・。







釈迦ケ岳へはまだまだ・・。大日岳は今回はスルー。深仙の宿に着く。いつきても感じのいい場所だ。









目の前には登り道が見えてる。でも釈迦はまだ先、見えていない。



登山道には残雪が埋まっている。旭からの稜線も見える。



この冬は暖冬だ。この先また大峰が雪景色になることを期待している・・。











お釈迦様がようやく目に入ってきた。シンドイ。もしかしたらここで天国からお迎えがくるのでは??(笑)
そんな死に方したら幸せだね・・。



















山頂でゆっくりするのはなぜか得意じゃない。ちょっと降りたところで休憩するのがもっぱら。







下りはやはりラク。気分もゆったりとして歩ける。



小仲坊に近づいてきた。前鬼の歴史を感じることができる石垣や住居跡。
宿坊の煙突から煙が上がっていた。ここもいつかは無くなってしまうかもしれない・・。
宿泊してご住職?のお話を伺いたいと思う。季節的には忙しくない冬がいいのかな・・。















こうして今回のシンドイ山行は終わった。雪よ!もうちょっと降って楽しませてください。




自分の為に山を登る。 見失いそうなので・・喝を入れる。

2020-01-23 21:49:07 | 日記
2020/01/23(木)
ヤマレコ、このブログ、もともと自分の記録の為に始めた。
でも、いつの間にか拍手の数や、アクセス数に目が行く自分を発見する。

渾身の記録をアップしても期待した評価がなかったり、またその逆も・・。
なんでこんなしょぼい山行にこんなに拍手がくるの??・・とか。

惑わされてはいけない・・。たくさんの拍手やアクセスを頂くのが目的ではない。
自分が行きたい山に行くのが原点だ。
人には人の思い入れがあって評価がなされるのだからそこんところ、理解しておくべきだ。

赤岳にまたまたやってきちゃいました~素晴らしい山行になった!

2020-01-21 20:01:57 | 雪山
2020/01/19(日)



< コース・コースタイム >
美濃戸口7:30 - 8:26美濃戸山荘 - 10:30行者小屋10:50 - 文三郎尾根 - 12:33赤岳12:35 -
13:07赤岳展望荘 - 13:12地蔵の頭 - 13:51行者小屋14:02 - 15:21美濃戸 - 16:05美濃戸口

もう、雪の赤岳は2年前で終わりにするつもりだった。でも今年は近くのお山に雪がなく、鳥取の大山なども
わざわざ遠征するほどの積雪量でもなく、公共交通機関でいける雪山を考えた結果、やはり赤岳かな・・・という結論に・・。

八ヶ岳も当然積雪量は少ないのだが、それでも雪山は雪山。それなりに堪能できるに違いない・・。

天気のいい週末を狙って高速バスを予約。赤岳鉱泉に土曜に宿泊、硫黄に登って、翌日に赤岳という計画だった。
しかし土曜は天気が良くないと分かったので宿はキャンセル、前夜発の日帰り山行に急遽変更した。

茅野駅に7:00着。タクシーで約30分、5300円で美濃戸口へと移動。移動中の茅野の景色は田んぼも真っ白で、
運転手さん曰く、昨夜ちらちらと雪が降ったそうで、向かう先に見える八ヶ岳も山頂は白く光ってる。
期待に胸が弾む。(しかし茅野も暖冬で暖かいのは事実らしい)

美濃戸口から行者小屋まで新雪の感触をたのしみながらノーアイゼンで歩く。南沢から・・。









樹林帯歩きも雪景色なのでもうルンルンだ。



視界が開ける場所があるのだが、素晴らしい光景を目の当たりにしてしばし眺める。







行者小屋でトイレを済ませ、アンパンを食べる。小屋は営業していないがテントも人もたくさん。
殆どの人が下山準備をしていて、これから登る人は少ない。





本当にいい天気で日差しが凄くて寒さは感じない。ストックからピッケルに、12本アイゼンも素手で装着できる。
バラクラバをして、ヘルメット着用。これで準備完了。



さぁ行こう!休憩後の登りがいつもしんどく思う。いつきても最初が辛い。


すぐに後ろからきた男性に道を譲る。横岳、硫黄と縦走するそうだ。いいな~私も出来ることならいきたいね・・。
でも行かない。ザイルを扱える技術がないからもしもの時に対応できない者は行かないほうがいいと思ってる。
無雪期とは違うのだから・・。









雪の赤岳は4回目。一番雪が多かったのは最初の山行時だ。見比べると全然違うのがわかる。
山頂直下の岩場歩きの場所は雪で岩が隠れるほどになっている。鎖も埋まっている。



年々雪が少なくなっていくのかもしれない・・。











すれ違う単独の男性方は大体縦走してきていて、中には黒百合ヒュッテからきたという強者が・・。凄い。東天狗、西天狗、
根石岳、硫黄、横岳と歩いてきているのだ・・。タフだね・・。











確かに縦走日和。風もなく、展望最高、縦走しなくてどうするの??って思うよ・・。ああ羨ましい。















岩場のトラバースは高度感があって少し怖いが鎖があるので大丈夫。







そのあと岩場の中を進む。







竜頭峰分岐でひと息。山頂までもうすぐ。ここで振り返って登ってきたルートを見る。うんうん・・。いい感じ・・。



富士山もくっきり。今年はできれば須走ルートでいってみたい・・。





最後の短い梯子を登って少し歩くと・・。





素晴らしい白い山を観ながら稜線を進み赤岳の頂に!やった!またここに立てたよ!嬉しい。山頂独り占めだし・・。







後続の人はまだ来ない。タイマーで自撮りをしたのだが、やけに白くなってしまった。
スマホ、カメラにはカイロを貼っている(冬はいつも)が、すぐに寒さでバッテリーはなくなるのでこんな写真になったのかも・・。
ハードシェルの内側の胸ポケットに入れていてもダメになる。でも下山するとバッテリーは復活するのだ~(--)

なので写真撮影は何回も何回もポケットに入れてまた出して・・・保温しながらなので面倒くさい。

地蔵尾根へ向かう。まずは赤岳展望荘に。稜線は今までより強風になる。でも十分耐えられる程度の風速。











強風が吹く稜線上はトレースは薄くなる。かすかに歩いた形跡があるのでよ~く見ながら降りていく。



展望荘辺りで右太腿の内側が攣る。2年前もこの辺りで脹脛が攣ったのでカイロを張り付けてきたのだが、
今回は想定外の箇所が攣ってしまった(笑) トトロが飾られている展望荘の玄関で回復するのを待つ。









地蔵尾根から横岳方面をみて、雪が付いたルートを想像してみるが、無雪期のルートもはっきり覚えていないので
なんか無駄なことをしていると感じる。







地蔵尾根はトレースバッチリ。鎖もしっかりでていてサクサク下る。











途中振り返ると歩いてきた稜線の上に青空と虹が少し見えた。歓迎されたな・・と思うことにする!(^^)!





今日ここを歩いたすべての人たちは幸せだね~。





行者小屋で軽アイゼンに交換。お腹が減ってきた~~・・。でももう食べ物がない!
いつも少し余るほどの食料をもってきているのに、今回は菓子パンが2個のみだった・・。



この後の美濃戸口までの結構な時間、シャリバテ状態で進むことになる。



美濃戸山荘で調達も可能だったが、帰りの路線バスに乗り遅れたらタクシーになるのでじっと我慢の子であった。



久々に右膝が痛くなってきた。やはり雪道は一見フワフワで快適そうに思えるが、足にはハードなんだね・・。
今も膝が少し腫れていて、筋肉痛もある。これが雪山での限界ラインなのか・・。



茅野駅で京都までの乗車券を購入。乗り継ぎもいい感じでできて、一番長く乗る、特急しなの(塩尻~名古屋 約2時間)
でようやく晩御飯とアルコールタイムで寛ぐ。酔いもすぐ回って、少し眠る。



また来るかもしれない雪の赤岳。終わりにするっていうのはよしておく。




残念な雪山 堂満岳~武奈ケ岳周回

2020-01-12 17:55:51 | 雪山
2020/01/11(土)



< コース・コースタイム >
イン谷口7:00 - 7:40ノタノホリ - 9:07堂満岳9:11 - 9:46金糞峠 -
10:19八雲ケ原10:28 - 11:12コヤマノ岳分岐 - 11:26武奈ケ岳11:29 - 11:51コヤマノ岳 -
12:38金糞峠12:45 - 13:17前山13:23 - 13:56カモシカ台14:09 - 14:27大山口 - 14:43イン谷口

雪のない近畿の山。大峰と御池岳は雪が積もるまでキープ。消去法で比良にした。









ノタノホリも凍結なし。



往路は初の堂満岳東陵ルート。いつも下山ルートばかりで使っていたので・・。



雪は山頂でやっとそこそこの量。去年は金糞峠から堂満岳に来て東陵ルートで下山する計画だったがノートレースの木々が埋まった
ルートを目の当たりにして引き返した。











金糞峠からは本当、久しぶりの八雲が原へ進む。(比良のお山は実線ルートはほぼ踏破しているのでここ最近はご無沙汰)





八雲ヶ池も薄っすら氷が・・。いい感じ。



さぁ、武奈ケ岳へと登ろう。雪はまだない。



途中から少しの積雪、今季初の雪踏みしめる感触を楽しむ。





稜線に出る。西南稜は白くない。きっとドロドロの登山道だろうな・・。



山頂でさっさと写真撮影してコヤマノ岳へ向かう。山頂からはこの辺りが一番白く見えた。









時間があれば、釈迦岳へも足を延ばそうと考えていたが、結構夕方になる感じだったので止める。







金糞峠に戻り、未踏の北比良峠へと繋がるルートを進む。これでまた未踏ルートを潰した。









ダケ道は雪はなく、ドロドロでもなく快適に下れた。







カモシカ台で遅めの昼食をとって駐車地へ・・。







寒波が来るのをまだかまだかと待ちわびている。





薊岳 木ノ実矢塚 二階岳 カラ谷の頭 両仏山 井光岳 バリエーションルート周回

2020-01-05 12:29:30 | 台高
2020/01/04(土)



< コース・コースタイム >
八幡温泉6:31 - 8:43大鏡山 - 9:38薊岳9:57 - 10:22木の実矢塚 - 10:45二階岳 - 11:04カラ谷の頭 -
11:24麦谷林道登山口11:28 - 12:00地蔵辻12:11 - 12:31両仏山12:37 - 13:41井光岳 - 15:22八幡温泉

雪山を探す。近畿は期待できないから遠い場所を探すけど、どこも旅費や交通費を出してまで行こうと思う程の積雪はなさそう。
自分の力でいける雪山はたかが知れているので、そのあたりの事やノーマルタイヤの車で行ける場所・・ないなぁ~~・・。
ないならガッツリ山行をして気を紛らわせる作戦に・・。ないものねだりは虚しい。

薊岳は踏んでるが、その南に位置する山々は未踏だったのでここにする。ルート取りはたくさんのレコを参考にして、
これにした。

八幡温泉辺りに駐車してスタート。自宅を4:30にでて、6:00頃着いたのでまだ暗い。とりあえず支度してパンを食べて時間稼ぎ。
待つのは苦手・・ヘッデンつけてとりつきを探しがてら歩きだす。 麦谷方面へ進んですぐの尾根に取り付く。






思ったよりは歩きやすい。じきに明るくなってきたのでヘッデンを首にかけ登り続ける。
大又からのルートの合流地点で単独男性と出会う。快足なので先行していただく。



大鏡山は未踏だったので一応踏んで、先に進む。池はたぶんお社が祀ってあるところなのか?ガスってるのでスルー。





やがて霧氷が現れる。曇り空で北風も吹いている。地面の雪は薊岳山頂直下の細尾根辺りには2-3センチ程かな??











アイゼンはいらない。下りだけは注意して・・。山頂で先行していた男性と写真を撮り合って、明神方向から単独男性も来られた。
ここから未踏だ。ワクワク~~。下り始めがちょっと滑りそうな雰囲気がしたので軽アイゼンをつけて歩く。





この後のルートはアイゼン不要だったが、外すのが面倒なので麦谷林道登山口までつけたまま進んだ。



木の実矢塚、二階岳は残念ながら山名板が無かった。(踏んだ証拠がない感じがして嫌だけどGPS的には踏んでる)







雪ももうなくなってきたので淋しい感じもするがこれはこれでいいと思うことにする。



そして下調べした際に発見したカラ谷の頭。山名板はあったが地面に埋もれていた。





麦谷林道登山口から約2キロの林道歩き。右下の樹林帯から風がきて、秋の服装で来た自分は結構寒く、途中で薄いダウンを着込んだ。
下界の気温が高いのできっと山でも大した気温ではないと思う。冬装備ならきっと暑いだろう。



懐かしい瀬戸地蔵に辿り着くと以前登った両仏山への登り。(その前にここで行動食休憩)





山頂から北に下山開始。二輪車の新しいタイヤ痕があった。自分が進む方向についている。(井光岳からはもう無かった)









核心は井光岳からかなり下った広尾根あたりから・・。微妙な小さな尾根別れを間違えないようにチェックしながら進むのだが、
次第に藪藪・・。道がない。木々の隙間をあっちこっち彷徨い、荒れた踏み跡を発見、安心、でもまた途切れる。









バリエーションルートなのだから仕方がない。とにかく北に進むようにすると、やっと人工物に出合い、人の匂いのする雰囲気を感じた(笑)







車道にでて駐車地にもどって、本日の山行も無事終了だ!