
りんごのおいしい季節です

割ったときにミツが入っているとうれしいですよね。
でも、あれって芯に近いところにあるじゃないですか。
芯を取るときにミツも取ってしまうのがもったいないな~と
いつも思っていました。
しかし

実は、あの茶色いミツ自体が甘いわけではないそうです。
りんごなどのバラ科の果樹は、葉で光合成をして作りだした物質を
果実に移動させる際に「ソルビトール」と呼ばれる糖に変化させます。
果実に運ばれたソルビトールは、果実の中で酵素によって果糖やショ糖、
ブドウ糖に変換されて果実に蓄積されます。
しかし、果実に運ばれたソルビトールが他の糖に変換されなくなり、
ソルビトールが細胞と細胞の間に蓄積することがあります。こうして、
果肉が半透明になり、ミツが発生します。
ショ糖の甘さを1とすると、ソルビトールの甘さは0.49と約半分なの
でミツ自体が甘いわけではないのですが、ミツが発生している果実は成
熟していているという証拠であるため、ミツの入ったリンゴは甘いのです。
~某大学 果樹園芸学研究グループ資料より
要するに、‘もうこれ以上糖分は入りませんよ~’となったリンゴに
ミツができると考えていいのでしょうか?
りんご全体がおいしい証しだってことですね。
これで、心おきなく芯の部分をザックリ取ることができます
