小鳥なのに群れにならないジョウビタキ
ジョウビタキは、スズメ目・ヒタキ科に分類される小鳥で、日本では冬によく見られる渡り鳥です。小鳥は春夏にペアで子育てし、秋冬はペアやファミリーの関係がなくなって、群れになるのが普通です。しかし、ジュウビタキは群れになりません。秋は色づいた実を食べることもありますが、その後はモズと同じく越冬する虫を食べるからです。冬は少ない動物質の食物をめぐって争いが生じてしまうので、一羽ずつ自分のペースで確保した方がよいからです。写真はメス。オスは身近な小鳥では、もっとも美しいといわれています。