満月と半影月食が同時に見える! 2020年11月30日
11月30日 18時23分撮影 11月30日 18時52分撮影
太陽の光によってできる地球の影は、光が到達しない濃い影”本影”と、光が一部到達する薄い影”半影”とがあります。本影の中に、月がすっぽり入り込む現象を”皆既月食(皆既食)”一部分が本影にかかる現象を”部分月食(部分食)”そして、月が半影に入った部分を”半影月食(半影食)”といいます。
半影月食は、地球の半影に月が隠される現象で、月が欠けて見えるのではなく、一部がグラデーションのように少し暗くなった状態で見られます。2020年、日本で見られる月食は3回。1月11日、6月6日に続き、今回が3回目となります。目視で月の影の変化を捉えるのは難しいようです。カメラの望遠を使って、月の左上部がうっすらと暗くなっているのが観測できるかもしれません。さてどうでしょうか。(左写真が18時23分撮影、右写真が18時52分撮影のものです。)