インターネットがビジネスに様々な変化をもたらしている。情報提供サービスや販売・デリバリーは当たり前
になっている。では、インターネットの何がこのような変化をもたらすようになったのだろうか。そもそもインターネットとは何なのだろうか。
インターネットは電話と同じ仕組みを持っている。家庭のPCは、プロバイダーのコンピュータネットワークにつながっている。プロバイダーのコンピュータはそれぞれが各国のインターネットホストコンピュータにつながっている。各国のインターネットホストコンピュータは、グローバルなインターネットホストコンピュータにつながっている。丁度、受話器を持ち上げると世界中のどこへも電話をかけられるのと同じようにインターネットネットワークが構成されている。
インターネットには、家庭のPCの他にWWWサーバーと呼ばれるシステムがつながっている。WWWサーバーは主に企業などの組織が所有し、情報サービス、ビジネスサービスを提供している。
実は、このインターネットが「頭上の脅威」なのだ。インターネットビジネスは、リアルなビジネスと異なり一般の目に触れることがない。だから、どの程度自社のビジネスに影響を及ぼしてるかを認識できない。認識できないうちに、リアルビジネスがインターネットビジネスに凌駕されていく。そして、その成長スピードは、リアルビジネスの10倍以上で、その大きさは既にグローバル規模なのだ。一地方のローカルな変化ではなく、グローバルスタンダードなのだ。
従って、企業はインターネットというサイバー環境に自社のプレゼンスを持たなければ、いつしかビジネス対象からはずされてしまう。それが「頭上の脅威」なのだ。ホームページを持ち、メールアドレスを持つ。実は、それさえも持たない抽象企業が多い。特に、中小企業の多くは、系列と言う業界構造に参加し、上位企業に対してのプレゼンスだけで生きることができてきた。しかし、大元の企業がグローバルスタンダードのインターネットビジネスを推し進めている時代に、新しい系列再編に生き延びられない。
それが、「頭上の脅威」なのだ。 それが本当の話。