それほんと?

キラ様のデスノート

インターネットの弊害 その3

2006年04月17日 | IT
インターネットの弊害 その3

前回、文字を理解することの重要性について書いた。

文字を理解する上で重要なのは、右脳と左脳の関係だ。

左脳は、文字を論理的に理解すプログラム群の集まりだ。字の形を認識し、意味を理解する。では、右脳は何か。左脳で理解した文字と映像、つまり、例えば目で見たものと結合する機能、プログラムを提供する。

右脳は、見る、嗅ぐ、触るその他の感触から得られるものと左脳が提供する文字を連結する。右、左は連携して機能することで、人間の考えるという機能が生きる。

人間として発展するには、この学習というプロセスを経なければならない。非常に時間と努力がいるプロセスだ。

それが、自然に遺伝して、新しく生まれる人間に遺伝する。

時間がかかる。その意味では、人間の時間的歴史に比べれば、今日現在起きていることはなんと瑣末なことか。

それが本当の話。


インターネットの弊害 その2

2006年04月17日 | IT
人間は考える葦である。

考えるのは大脳の仕組み。それは、コンピュータで言えば超並列コンピュータでも追いつかない処理をしている。データはそのインプットでしかない。

例えば、歩いているときを考えて欲しい。足を自然に動かしている。路面は平行でないが、手や体でバランスをとっている。しかし、意識することなく無意識に歩ける。足うらから入る情報、目から入る情報などを使って歩いている。Hondaのアシモ君と比較すれば、よく分かるだろう。

これと同じような処理が知識の裏側で動いている。例えば、字を読む。字の意味を無意識のうちに理解している。字は情報に過ぎないが、それを解釈するプログラムが働いている。それが知識の始まりだ。学習だ。学習することによって、新しいプログラムが蓄えられる。

だから、学習しないと動物のまま。物事を考える人間にはなれない。

文字は、意味を伝える大切なもの。人間だけが持っているすばらしい道具だ。だから、勉強は必要なのだ。

字が読めなくてもいい。聞けば分かる。話せば伝わる。それは大変な間違いだ。
国語は全ての基本だ。科学も芸術も、文字なくして学習できない。

それが本当の話。