それほんと?

キラ様のデスノート

楽天は勝てない?

2005年10月30日 | 経営
 今日もサンデー毎日で楽天vsTBSの話題があった。

M&Aで大きくなってきた楽天の問題を指摘していたようだが、ビジネスモデルの観点から指摘が無かった。

楽天がM&Aで傘下に治めた企業は、大概、企画開発生産プロセスを持たない。ここが今回の視点なのだ。

諸井さんは、日本企業の歴史と言っていたが、間接的に企画開発生産とそれを支えてきた社員の重要性を指摘したものだ。

ここでも言ってきたが、提携しかない。それが身の丈にあった提案なのだ。

それが本当の話。


転職支援サイトって?

2005年10月29日 | 経営
 転職支援サイトって、一体どんな仕組みでしょう。

もし、皆さんが転職を希望するなら転職サイトを利用するのもいい方法ですね。サイトにはたくさんの求人情報が出ています。しかし、、、

あなたは、築地市場に並んだ”いわし”と同じかも知れません。サイトの多くは、個人情報を登録するサービスがあります。その個人情報。どのように活用されているか知っていますか。

人材紹介という会社が利用料を払って閲覧しています。登録の際、そのように利用されることを了解して登録しますが、、。

登録した個人は、彼らから見れば”ただ”で取れる材料に過ぎない。その中で、いい材料があれば売って金にする。その金はあなたには入らず、彼らに入る。

人材紹介会社は、求人企業情報を集め、転職希望者に提供すべきではないか。その観点からすれば、今の転職サイトは、転職者サイドに立ったビジネスモデルではない。

ハローワークのような形が本来のもののはずだ。

それが本当の話。

知恵の本質って?

2005年10月28日 | 教育
 知的資産の活用って?

訳の分からない議論が横行している。知的資産、あるいはナレッジマネジメントの話は分かるが、その方法論になるとデータベースの話が大半を占める。大手の著名なコンサルタントも代わり映えがしない。

よく読んで欲しい。どれもが知恵の本質を言い当てていない。だから論法は雑だ。知的資産は何か、知的資産は誰が持っているか、わかったらそれをデータベース化してみんなで共有しよう。ざっとこんな論法だ。

はっきりしておきたい。知恵はデータではない。データを見て判断する論法、ロジックそのものだ。しかし、どのようなメカニズムで推論が働くか未だ不明だ。だからプログラムできない。だから、ベテランから若手へコミュニケーションやOJTによってしか伝達できない。

データや情報そのものには意味が無い。知恵がデータを解釈したとき、初めて意味を持つ。その知恵の仕組みは不明なのだ。

だから、ベテランほど知的資産の量は多い。そのベテランを経的な理由で切り捨てるリストラ。そんな会社の経営陣には、知恵が無い。

それが本当の話。

IBMの新しい雇用制度って?

2005年10月28日 | 経営
 IBMの新しい雇用制度の裏側ってどんな意味を持つのでしょう?

コンサルタント的に言えば、やっと社員の知的資産の重要性に気がついたということでしょう。HW、SWが極端に低価格化し、大所帯を食わせられない。SIビジネスもコスト競争で利益が出しにくい。そんなビジネス環境で、やっとビジネスの本質に気がついたということです。

別の見方もある。経営戦略として知的資産を前面に出したいが、統合したコンサルタント会社の社員の流出が止まらない。思っていたような知的資産を確保出来ない現実があるようだ。

更に言えば、私が唱えているパーソナルナレッジライフサイクルの重要性に気がついたのだろう。やはり、IBMでもどこでも30年の経験は貴重であり、それを外部から購入することはばかなか難しいことに気がついたのだろう。

だからベテランを活用すべきだと気がついた会社は、競合他社を引き離せる。少々高くても、結果がついてくる。若い人への教育も出来る。

何時までも安い社員ばかりとっている会社はそのうち弱体化して、市場から退場させられてしまうはずだ。

人材採用、転職市場が拡大しているようだが、ベテランにフォーカスしていない人材紹介会社は、本当の経営を知らない。即戦力ならベテランに決まっている。

投資してもリターンは確実にある。

それが本当の話。

開発経費って?

2005年10月28日 | IT
 開発費用を正確にって?

そりゃ難しいことです。でも、少し知恵を絞れば納得のいく方法で費用を使うことが出来る。どうするかって?

システム開発には大きく分けて2つのフェーズがあることを理解し、適切な費用配分することだ。一つは、何も無いところからシステム仕様をつくり出すフェーズ、もう一つは仕様(図面)を実現するフェーズ。前者は、時間や人数には関係ない、結果だけの仕事、後者は時間と効率の仕事で従来のMMで計算できる。

しかし、どのITベンダーもSI会社もこんなことは考えていない。全てMMで計算して、いくらの世界。だから、失敗したりムダな費用がかかってしまう。

知恵が無いのさ。その知恵の無い会社がナレッジマネジメントだなんて笑えるね。

お金のある大企業はそれでいい。しかし、SMBはそれではダメだ。個人でもベテランの人達はこのことを知っている。何でも、コンサルティング会社、ITベンダーにお願いする時代ではない。

特に、前者の計画、設計部分はベテランに任せるべきだ。上手くいけば、後半のMM部分を削減できる。100MMのうち2、3割削減できたとしたら、、、。恐らく、2000万円から4000万円の削減になる。前者の部分に少々ムダしてもあまり有ることが分かるだろう。

ムダを省く、それは仕事の内容を理解することで可能になる。しかし、このことをわかっているITベンダー、Si会社が無い。

それが本当の話。