世論調査を基にした事前予測では既に勝敗が決定しているがごとく
報道されているが、この予測には大きな落とし穴が存在する。
それは、この予測に当日の天気が加味されていない点だ。
ご存知の様に、今回の選挙の勝敗を決定する最大の要因は無党派層の動向である。
そして同時に、投票日当日の天気に最も左右されるのが、無党派層の投票率である。
ちなみに本日、日本で最も人口が多く、無党派層が多い関東地方は雨の予報である。
(なおかつ東日本には台風が接近中)
最も流動的な無党派層が投票に行くかどうかによっては、
事前予測と全く違った結果が出る可能性があるのである。
天候が荒れれば荒れるほど、組織票を多く持った政党は有利になるのである。
我々国民の明日の生活を大きく左右する運命の一日、
あなたの一票を正確にそして確実に投票箱にぶち込んで下さい。
他人事ではありませんよっ。
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ふと、ブッシュ対ゴアの選挙を思い出す。
ブッシュ対ゴア事件(連邦最高裁が2000年12月12日に判決を下した訴訟事件)も、
あの時、ゴアの勝利なら、イラク戦争は行われたか?
数万人(最大で120万人)の命が失われずに済んだかも。
日本はどこへ向かうのか?
世界が注目している。
明日は我が身である。
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衆院選「候補者A」かく闘わんとす 特別編-2 運動員は若者、支援者は年金世代
2009年8月29日(土)07:00
選挙の投票日が3日後に迫った。マスコミは揃って民主党の地滑り的な勝利を予測する。
「しかし」と、民主党公認の新人候補Bの選挙対策幹部は言う。
「全国紙などの調査がどこまで信頼できるのか。全国で10万人規模を対象に行ったとしても、1選挙区に直せば300人程度から得た情報に過ぎないんですよ」
この幹部が、マスコミ報道に疑問を持つには根拠がある。
Bの事務所では民間業者に委託し、8月に入ってから選挙区内で2度の世論調査を行なった。自治体や地域ごとに情勢を分析できるよう、全国紙の調査よりもかなり詳細なものである。
その差はわずか1000~2000票
その結果にB陣営は危機感を募らせた。公示日の8月18日を挟んだ2度目の調査で、相手与党候補の追い上げが鮮明になっていたからだ。
「現在の情勢は、ほぼ互角。1000票から2000票の間で勝負が決まりそうな状況です」
Bの選挙区には40万人を超す有権者がいる。その200人に1人の投票次第で、勝敗が決するほどの接戦なのである。
しかもこの数日、自民党の有力議員が続々と相手候補の応援に詰め掛けている。「マニフェスト選挙」の時代だというのに、旧態依然とした運動手法と映るかもしれない。しかし、その効果は侮れない。
大物が選挙区に来るとなれば、候補者の支援者が集会に動員される。そこで支援者同士が顔を合わせることによって、運動自体が活気づくのだ。
急きょ、支援者を集めた会合を開催
一方、Bの選挙区には公示日以降、民主党幹部は入っていない。「民主党圧勝」の報道が溢れたことで、支援者の間でも緩みが出ている。
「厳しい情勢なんです」
Bのスタッフが訴えても、支援者に危機感を伝えるのは難しい。
「大丈夫だよ。どうせ民主党が勝つんだから」
こうした楽勝ムードこそ、選挙では最も危ない兆候だ。相手候補の勢いが続けば、小選挙区での当選はおろか、下手をすれば比例復活の道すら閉ざされかねない。
投票日の1週間前、B陣営は急きょ、支援者を集めての会合を開いた。午後6時、パイプ椅子が並ぶ小さな会場には60人ほどの支援者が詰めかけた。
報道されているが、この予測には大きな落とし穴が存在する。
それは、この予測に当日の天気が加味されていない点だ。
ご存知の様に、今回の選挙の勝敗を決定する最大の要因は無党派層の動向である。
そして同時に、投票日当日の天気に最も左右されるのが、無党派層の投票率である。
ちなみに本日、日本で最も人口が多く、無党派層が多い関東地方は雨の予報である。
(なおかつ東日本には台風が接近中)
最も流動的な無党派層が投票に行くかどうかによっては、
事前予測と全く違った結果が出る可能性があるのである。
天候が荒れれば荒れるほど、組織票を多く持った政党は有利になるのである。
我々国民の明日の生活を大きく左右する運命の一日、
あなたの一票を正確にそして確実に投票箱にぶち込んで下さい。
他人事ではありませんよっ。
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ふと、ブッシュ対ゴアの選挙を思い出す。
ブッシュ対ゴア事件(連邦最高裁が2000年12月12日に判決を下した訴訟事件)も、
あの時、ゴアの勝利なら、イラク戦争は行われたか?
数万人(最大で120万人)の命が失われずに済んだかも。
日本はどこへ向かうのか?
世界が注目している。
明日は我が身である。
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衆院選「候補者A」かく闘わんとす 特別編-2 運動員は若者、支援者は年金世代
2009年8月29日(土)07:00
選挙の投票日が3日後に迫った。マスコミは揃って民主党の地滑り的な勝利を予測する。
「しかし」と、民主党公認の新人候補Bの選挙対策幹部は言う。
「全国紙などの調査がどこまで信頼できるのか。全国で10万人規模を対象に行ったとしても、1選挙区に直せば300人程度から得た情報に過ぎないんですよ」
この幹部が、マスコミ報道に疑問を持つには根拠がある。
Bの事務所では民間業者に委託し、8月に入ってから選挙区内で2度の世論調査を行なった。自治体や地域ごとに情勢を分析できるよう、全国紙の調査よりもかなり詳細なものである。
その差はわずか1000~2000票
その結果にB陣営は危機感を募らせた。公示日の8月18日を挟んだ2度目の調査で、相手与党候補の追い上げが鮮明になっていたからだ。
「現在の情勢は、ほぼ互角。1000票から2000票の間で勝負が決まりそうな状況です」
Bの選挙区には40万人を超す有権者がいる。その200人に1人の投票次第で、勝敗が決するほどの接戦なのである。
しかもこの数日、自民党の有力議員が続々と相手候補の応援に詰め掛けている。「マニフェスト選挙」の時代だというのに、旧態依然とした運動手法と映るかもしれない。しかし、その効果は侮れない。
大物が選挙区に来るとなれば、候補者の支援者が集会に動員される。そこで支援者同士が顔を合わせることによって、運動自体が活気づくのだ。
急きょ、支援者を集めた会合を開催
一方、Bの選挙区には公示日以降、民主党幹部は入っていない。「民主党圧勝」の報道が溢れたことで、支援者の間でも緩みが出ている。
「厳しい情勢なんです」
Bのスタッフが訴えても、支援者に危機感を伝えるのは難しい。
「大丈夫だよ。どうせ民主党が勝つんだから」
こうした楽勝ムードこそ、選挙では最も危ない兆候だ。相手候補の勢いが続けば、小選挙区での当選はおろか、下手をすれば比例復活の道すら閉ざされかねない。
投票日の1週間前、B陣営は急きょ、支援者を集めての会合を開いた。午後6時、パイプ椅子が並ぶ小さな会場には60人ほどの支援者が詰めかけた。