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ケイシロウとトークアバウト

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メダカの学校は腹の中

2019-10-20 20:40:00 | 日記



今は亡き、ぬりかべ君の思い出。
ぬりかべ君は、130キロもある巨漢で、
日に五度、
どんぶり飯を喰っていた。
家の中には、
四つのジャーがふる稼働。
そして、
ぬりかべ君は、
世の中の珍味を求め、喰いまくる、
食道楽者やった。

ある日、
近くのデパートで、
地域振興を目的とした、物産品展が催され、
ぬりかべ君は、
信州のゆずしょう油を手に入れた。
ラッピングされて、
持ち帰る際、
中身が気になって仕方がない。

そんな時に、
小学校時代の幼なじみと出会い、
家に誘われた。
幼なじみは、
メダカの飼育に凝っていて、
内庭の小さな池に、
たくさんのメダカを飼っていた。
池は、
訳ありに、
二つに仕切られていて、
メダカの入れ替えをする為か、
小さな網が置いてあった。
そして、
この二つに仕切られた池に、
[メダカの学校]と書かれた板が付けられていた。

ぬりかべ君と幼なじみが、
メダカを見ながら、
思い出話に浸っていた時、
幼なじみの携帯が鳴って、
30分程、外出するから、待っててと言って、出て行った。

ひとりポツンとメダカを見ていたぬりかべ君のお腹が鳴った。
それで、
網を拾って、メダカをすくい、
先のゆずしょう油を振りかけて、食べた。
十匹程が犠牲になった。

しばらくして、
幼なじみが帰って来た。
そして、
池を眺めた際、
次第に顔色が曇って来た。
そして、ぬりかべ君に、
「何かメダカが減ったように思う。あれは一匹、二万円するから、心配や」と言った。
ぬりかべ君にガク(愕)が入った😱😱😱
一匹二万円🙀🙀
十匹喰ったら、二十万円🙀🙀😱😱
ぬりかべ君は、力なく笑い、
「眠くなったから、潜ってるんだよ」言うて、
急用思い出したと言い残し、
急ぎ足で出て行った!!