ケイシロウとトークアバウト

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荒れるや❗️

2024-09-01 23:29:00 | 日記




牧カオリが台風の悲惨さを典礼聖歌調に唄ったもの、
「🎤荒れるや!荒れるやあ!荒れるやーあー!すべてのものに大風がもたらされ、すべてのものに大雨がもたらされ、すべてを無くしてしまったとき、私たちは討たれたことを知る!荒れるや!荒れるやあ!荒れるやーあー!」

数年前の出来事。

ツバメちゃんとモミジちゃんは、
最強クラスの台風が来るとの知らせに恐れおののき、
平屋建てで1人住まいしている、
高校時代の友人フウコのもとに逃れて来た。
フウコが、
「あなたたちはご両親がいるじゃないの⁉️」と言うと、
モミジちゃんは、
「いっしょにクタばりたくないわ!」と答えた。
フウコはクスっと笑い🤭
「怖いと思えばすべて怖くなるのよ」と言うと、
ツバメちゃんが、
「あなたはそよ風と台風の区別がつかないからそういうことを言うのよ」と答えたので、
キレかけた😠が、
ツバメちゃんとモミジちゃんに、
「台風の怖さを吹き飛ばすおまじないがあるのよ!台風は自分の乱暴さを自慢したがるの。だから、そんな台風の性格に合わせて、荒れるや荒れるやって、口に出してスルーして自分の好きなことをしてたら台風はいつのまにか去るのよ」と、
デタラメさが際立つ説明をした。
が、
ツバメちゃんとモミジちゃんは勇気を得た!!

しばらくして、
風雨が強くなった。
3人は、
「荒れるや。荒れるや。荒れるや」と言いながら、
テレビを見ていた。

更に風雨が強くなった。
3人は室内から窓の外を見つめながら、
「荒れるや。荒れるや。荒れるや」と言った。
すると、
バケツが窓を突き破って、
ツバメちゃんの顔に直撃した❗️
ツバメちゃんは顔を押さえながら、
「荒れるや。荒れるや。あたしの100万ドルの顔が😢荒れるや」
と泣きながら言った。
モミジちゃんとフウコが、
ツバメちゃんの顔のあちこちに、
絆創膏🩹を貼りまくった。

風雨は強まり続けた。

3人は窓のない居間に逃れた。
すると、
あまりの風の強さに家が揺れた!
3人は、
「荒れるや。荒れるや。荒れるや」と呟いた。
すると、
蛍光灯が大きく揺れて、
ツバメちゃんの頭に落ちた!
ツバメちゃんは頭を押さえ、
「荒れるや。荒れるや。あたしの脳が死んだ😢荒れるや」と、
泣きながら言った。
心配するフウコをモミジちゃんは、
「大丈夫よ🙆‍♀️コイツにはもともと脳は無いわ」と安心させた。
ツバメちゃんはモミジちゃんを睨み、
「荒れるや!荒れるや!張り倒すぞワレ❗️荒れるや!」と怒鳴った。

しつこく吹き荒れる風雨にフウコは、
「寝ましょう。寝るのが一番!寝てたら台風はいつのまにか去っていくわ」と言った。
が、
ツバメちゃんとモミジちゃんは、
「やかましくて寝られないわ!!」と反論した!
フウコはニヤリとして、
ピンクの錠剤を出して、
「母が飲んでた眠剤なのよ。これで現実にどれだけ風が吹こうが夢の中ではそよ風よ」と言い、
錠剤をツバメちゃんとモミジちゃんに分けてあげた。
ツバメちゃんとモミジちゃんは、
「お母様いただきマンモス」と言って、
錠剤を飲んだ。
が、
それは眠剤やなくて下剤やった。
代わる代わる3人はトイレで腰を下ろすはめになり、
キバリ過ぎて疲れ果て、
熟睡した😴😴😴

翌朝。
あまりの太陽の眩しさに、
目を覚ました3人は、
布団に寝たまま青空を見つめた。
フウコは空を見上げたまま、
「お家が------」と言って涙ぐんだ🥹

家が吹き飛ばされて、
床だけ残されたかたちで、
3人は布団に入っていた。
そんな3人を多くの人々が眺めていた。
ツバメちゃんは、
「荒れるや!荒れるや!ジロジロ見る暇があるのなら消防署に電話せえ❗️荒れるや!」と大勢の見物人に怒鳴った!