
シゲオという、
派遣期間労働者がいた。
彼はかつて、
建設コンサルタントの営業やったが、
リストラされた。
それで、
食いつなぎの為に、
期間契約で、
日本全国を渡り歩く、
派遣労働者となった。
シゲオには、
ヒロキという一人息子がいた。
17歳やった。
ヒロキが中学を卒業すると同時に、
母親は、男をつくって逃げた。
そんなヒロキは、
正月の、
シゲオのお年玉🧧が、何にも増して、楽しみにしていた。
なぜなら、
むちゃ法外にいただける🤗から。
シゲオは無趣味の上に、
酒もタバコもしない。
やからこそ、
ヒロキのお年玉は、
豪華絢爛になるんやった。
ある日、
シゲオは、腕を複雑骨折して、
重労働が出来なくなった。
賃金や工場の慰謝料は、
様々な出費に底をついた。
金がない!
でも、
正月には、ヒロキを失望させたくない。
シゲオは、煩悶苦悶して、
心の内に、のたうちまわった!
「お年玉🧧や!お年玉🧧や!お年玉🧧や!」
この切迫した呟きは、
呪文と化した。
元旦。
シゲオの帰りを待っていたヒロキは、
玄関の開閉音に、心が踊った!
と、
そこに、
女装に暑化粧した、シゲオが入ってきた😱
そして、
内股で歩いて「おとし玉よ」と言って、
デカいドンキホーテの袋を差し出した。
袋には、
マジックで大きく[謹賀新年]と書かれていた。
ケイジロウ、
この袋の中身のことやけど、
はっきり書いたら、
ブログ凍結をいただくさかい、
シゲオの訳あり内股に答えがあるとしか言えない!
ただし、
どんなモノにしろ、
シゲオのヒロキに対する愛情以外には、
何も無いことを付け加えておく!
が、
そんなシゲオの心悲しく、
ヒロキは、
「いるか😡こんなおとし玉‼️」と、黙ギレした。