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匠三刻#(たくみつどきしゃーぷ)

平田匠と「TAKUMI DuO」応援ブログ。及び管理人の『僕の1日は、昨晩の反省を鼻で笑うことから始まる』

コピペ - ノスタルジック小学生編 -

2012年02月16日 | 雑記
今までの↓
めくるめく長文コピペの世界
めくるめく長文ココピペの世界2
2:50
たとえば今の僕の気持ちはこんな感じ
理系の人でもロマンサー
暑いんでコピペはっときます
コピペで学べる?文章術
そんな単純にはいかない話
歩いて帰ろうと思えばできる距離なんで。-コピペ集-
コピペ_下ネタ編
コピペ_会話編
ひさぶりコピペ -生と死の狭間編 -


僕の中では、ベスト・オブ・ノスタルジック・CHILDHOODコピペは、「ベンジャミンの話」(コピペで学べる?文章術 参照)なんですが、他にもいくつかお気に入りあるのでご紹介。

べ、別にネタがないからコピペでお茶にごしとこー、とか思ってないんだからねっ!

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俺が小5のときに誤って水道の蛇口に口を直接付けて飲んでしまい、
その蛇口はそれ以降「メンジャー」と呼ばれ、
(あだ名がブタメンだった俺が口付けて飲んだ蛇口→メン蛇→メンジャー)
そこを使用すると「うわっそこメンジャーだそ!キッタネー!」と言われる風習ができた
あれから9年経った。俺は近所を歩いてるとすれ違った小学生の会話が聞こえた
「今日ユウタがメンジャーで水飲んでたじゃん?あんときさぁ」

おい受け継がれ過ぎだろ


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受け継がれすぎだろ。
もう語源・元ネタがなんだかわからない内輪の流行り言葉って、あるよね。

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前を歩いていた小学生二人が突然片方が立ち止まり、
「あ!おれ、学校に忘れてきた!」
「え?何を?」
「将来の夢!」(たぶん宿題か何かの題名)
と言って戻って行ったのを見て、ちょうどその後ろを歩いていたおじさん二人が
「俺も忘れてきた気がするな~」
「気づいても取りに戻れないだろ~」
とか言ってて吹きそうだった。


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戻れないだろ~。

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小二病
・スーパーボールは壁に叩きつけると跳ね返ってくるからおもしろい!
・蟻の行列をストーキングしていたら知らない土地に
・扇風機のハネをとめる遊びで休日を過ごす
・扇風機のハネに向かって「あー」と言い声が変わるのを楽しむ
・中日ファンになった理由は「青いから」 
・トンネルでは大声で話す
・手提げカバンの主な用途は「振り回す」
・駄菓子は分解してから食べる ・カラーコーンを頭に被る
・遠足の途中で同じ苗字の家を見つけたら「ここ俺んち」
・鉄柵を見つけたら傘の先っぽで音を出す
・横断歩道は白い部分以外を踏むと死ぬ 
・プリンを皿に移したがる
・下校中「この石を家まで蹴り通せたら俺不老不死」
・答えが2通りあるなぞなぞを見つけて友達に出してみてからかう
・学校の黒板消しを奇麗にする機械をON・OFF・ON・OFF繰り返して、バイクのエンジンをふかしている疑似音を作り出して楽しむ
・普通の消しゴムで練り消しを作りたくなる
・好きなアイドルや女の子の名前に自分の名字をくっつけてニヤニヤ
・犬のウンコを踏んでもバリアしてたからセーフ
・アイスを買うときは出来るだけ安くて甘くて大きいほう
・とんがりコーンを指にはめて怪物の爪ごっこ
・ロケット鉛筆ブーム到来! ・給食リクエストの結果が毎年カレー。
・「ここ俺の陣地だから入るなよ」「空中だからセーフ」
・掃除用具入れに人を閉じ込め、箒やモップでガンガン叩く>開放されての一言「うぁあ、死ぬかと思ったよぉ」
・トイレで大便コーナーに人がいると、大声で「あー誰かウンコしてる」と大騒ぎする
・自転車の曲乗りが大好き、暴走行為に付随するサイレンやエンジン音はもちろん口頭による擬音炸裂
・匂い付き消しゴムを授業中、我慢できずにカジカジかじる
・妹に「バ、バリアーはった!」が「あ、もぅ入ってくるなよぉ」
・掃除の時間にはカーテンに巻きつく
・パワーウィンドウでテンションが上がる 
・手袋って逆から言ってみ?


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じゃ、6回ぶつからなー!

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大昔は「8月上旬は30度を超える」のが夏だったのだ 朝晩は涼しかった
8月の下旬にはもう夕方の風が寂しくて秋の気配だった

ドロドロになって遊びから帰ってくるとまず玄関入ったとこで台所のお母さんから叫ばれる
ハイハイしてお風呂場行きなさーい!
全部脱いでお風呂入ってる間に着替え(薄い綿の簡単ワンピとパンツ、以上)出してもらう
出るとテレビをお父さんが見てる。枝豆と汗かいた瓶ビールと首振ってる扇風機
食後にチューチューアイスを兄弟で半分こ
8時だョ!全員集合派だった
蚊帳を8畳間にお父さんが吊って、マンガ本を抱えて入る さっと入らないと蚊が入るので忍者のように
読み終わっちゃって次のを取ってきたいけどもう眠い
電気消すと網戸の外がほんのり明るい夏の夜で、蚊取り線香の先っちょが赤く光ってる
のそっとお父さんが入ってきて兄弟の向こう側に寝る 手を振ると振り返す
だいぶ経って扇風機が止められてお母さんが自分の隣に入ってくる うちわを持ってて扇いでくれる
お母さんの方が寝つきがよくてうちわがコトと落ちる
お父さんが起き上がってうちわを取って、扇いでくれる それが止まるのを起きて見られたことは一度もなかった

お父さんお母さんがいた頃の夏
兄弟とこの手の思い出話をしたことはまだない 泣いちゃうから
じいちゃんとばあちゃんになったら冷たい麦茶飲みながら話してみたい 夏は楽しかったね



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“それが止まるのを起きて見られたことは一度もなかった”

愛とは何だと言われれば、この一文だと答えます。

一方、一見、見えづらい愛情もあります。
超有名なコピペ↓

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小学生のとき、少し足し算、引き算の計算や、会話のテンポが少し遅いA君がいた。
でも、絵が上手な子だった。
彼は、よく空の絵を描いた。
抜けるような色遣いには、子供心に驚嘆した。

担任のN先生は算数の時間、解けないと分かっているのに答えをその子に聞く。
冷や汗をかきながら、指を使って、ええと・ええと・と答えを出そうとする姿を周りの子供は笑う。
N先生は答えが出るまで、しつこく何度も言わせた。
私はN先生が大嫌いだった。

クラスもいつしか代わり、私たちが小学6年生になる前、N先生は違う学校へ転任することになったので、
全校集会で先生のお別れ会をやることになった。
生徒代表でお別れの言葉を言う人が必要になった。
先生に一番世話をやかせたのだから、A君が言え、と言い出したお馬鹿さんがいた。
お別れ会で一人立たされて、どもる姿を期待したのだ。

私は、A君の言葉を忘れない。

「ぼくを、普通の子と一緒に勉強させてくれて、ありがとうございました」

A君の感謝の言葉は10分以上にも及ぶ。
水彩絵の具の色の使い方を教えてくれたこと。
放課後つきっきりでそろばんを勉強させてくれたこと。
その間、おしゃべりをする子供はいませんでした。
N先生がぶるぶる震えながら、嗚咽をくいしばる声が、体育館に響いただけでした。


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“私はN先生が大嫌いだった。”

子どもらしい正義感です。いや、コドモじゃなくても、か?
この一文がこの物語をひとつ深くさせていると思います。

最後の二文が丁寧語に変わっているところも、いい効果だと思いますね。
よく「文章の書き方」なんて指南書に「です・ます調か、で・ある調を統一しろ」っていうのをみますが、こと物語筆記の技法に関しては、そうともいえないこともある、とこの文章が証明しているように思います。

で、これ、またまた超有名な「続き」があるんですが。
“A君の絵は、ユトリロの絵に似ているんですよ。~”ってやつ。

付け足されたものなのか、もとからあったものなのかわかりませんが。
申し訳ない、僕には蛇足としか思えない。一気に余韻が冷めて、きれいに閉じられちゃったような気がするのです。


以上、ノスタルジック小学生編でしたー。



ピンクフロイドじゃないよーん。
おそらくSF小説の「幼年期の終わり」からの引用だと思われます。
SFフレーバーを意識したキャラ狙いが徹底してましたね。


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