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匠三刻#(たくみつどきしゃーぷ)

平田匠と「TAKUMI DuO」応援ブログ。及び管理人の『僕の1日は、昨晩の反省を鼻で笑うことから始まる』

引越しは引越でも

2012年02月20日 | お引っ越し
パソコンのお引越し中です。
いやはや、まーた、液晶割れしたもんで。
残りディスク容量650Mだもんで。ギガじゃないよ、メガだよ。

ずっと前に買っておいた同型の中古のレッツノートにデータを移してます。
3まんえん。
まだまだXP。

ま、ネット徘徊してメールチェックして書類作るくらいだもんでコイツにさせることは。
あ!
すべてのことを
もっと直感的で革新的な手段でできたわ。
手の平の上で。

そう、アイフォーンならね(笑)









ごめん、ちょっと小さい。













いまメールの設定終わって、ネットのブックマーク移して、確認がてらブラウザ開いてるとこです。

ああ、中古だからかすでに画面が黄ばんでる…
IMEがしっくりこない…

あああ…。

壊れないパソコンってないかなー。




むっちゃ生っぽいわー。
ハットの刻みがすっごく近く聞こえる感じ、いいなー。
sのスネアの音なら今持ってるやつでだせるんだけどな…

だっ!ダンボールがなくならないっ!!

2011年02月03日 | お引っ越し
お久しぶりでございます。

なんだか定期的に

引っ越す引っ越したい引っ越せない引っ越した、

と言っているように感じますが

またまた引越しをしました。

別に更新料から逃げているつもりはないのですが、

つい先程まで住んでいたところはとてもよいところで、

特に更新料を設けることもなく、

大家さんもとてもいい人だったのですが、

保証会社や管理会社をかまさない、

夫婦で運営している

とてもアットホームなところで

トラブルへの対処は多少もっさりしていましたが

とてもいい大家さんだったのですけど、

諸事情ありまして、

引っ越しました。


あーもーダンボール片付けるのめんどくさいなー。

あけてもあけてもまだあるぜ。

人から「モノが多い」と言われることの多い僕ですが、

背負いたいものがいろいろあるのです。

世間では断捨離なんていってますが、

そんなキーワードひとつの効果で棄てられるようなものは

最初から持つ必要のないものです。

「『いつか使う』は『ずっと使わない』」になってしまうのは

どう使うかと検討しないからです。

いや、僕は思い出の品を思い出として取ってあるだけなんですけどね。

「写真をとって思い出を閉じ込める」なんて言いますが、

思い出をメモライズするのは、ビジュアルだけじゃないんですよ、と。

ハードカバーの手触り感を忘れるのかい?と。

まー団塊ジュニア世代の、おっさんの戯言だと思いなせぇ。


いろいろと追われてますが、

見たいもん観てるし
聴きたいもん聴いてるし
読みたいもん読んでます。

最近は『シューマンの指』がやっと中間を超えたところ。

まだまだ引っ張るみたい。

きっとシューマンの楽曲のように

表に現れてないだけで、ずっと主題は鳴っているのかもしれないが

まだ僕には聞き取れないようです。

え?ネタバレ?

しらねーよ。

ウソです、すみません。


ではでは。




みさこかわいい。

部屋を探したいです

2010年06月09日 | お引っ越し
前回記事

↑前にこんなことを書いたんですが。
決め手の一いたつになった、1階にあったコンビニがつぶれまして。

ここ2,3年のうちにすっかり趣味と化した不動産めぐり(但し賃貸に限る)のおかげで(所為で)、わかることなんですが、お店の退去告知は4ヶ月前だと記憶にあります。

つまり、僕が今年の正月夜中、実家から我が家に帰ってきて爽健美茶を買った時、
『ピッ』てやった瞬間さり気なく

「…お、おめでとうございます」

って言ってくれた店長(おそらく)は、その時既に潰すことを決意していたわけですね。
言われたその瞬間は、

「え?何が?爽健美茶なんかキャンペーンやってた?」

とか、KYなことを感じてしまった僕ですが。

だって店内に入ったときは普通に

「っっら…っさいますぇ~」

っだったんだもん。
言えよ、最初に(笑)初顔合わせのときに(笑)
でも、そんな不器用なとこが、…す…すき……すきだったぞっ!

とか、おんなのこにいってほしーなー(書いたことに責任は持ちません)。


少なくとも前に住んでたとこの、最寄のコンビニの兄ちゃんよりは安心できたぜ。

なにせその兄ちゃん、
僕が入店するやいなや、
すっげぇさりげなさを装って、
ノールックパスをくり出す、在りし日のロナウジーニョのように、
目線をわかりやすいくらいに外して(既にこの時点でさりげなくない)、
『サッ』っと、レジカウンタ前に
ラークマイルドを2箱、置いてたんだよ~。

いや、いわゆる『使える店員』さんです。間違いなく。
でもオレ、そのミッションに気づくようになってから、
できるだけそのコンビニ避けるようになっちゃった(笑)

だって、絶対アダナついてるっしょ。

「はい来たよ、『ラーク2箱』来たよ」
って、裏で言われてるっしょ。


いやもっと酷いアダナの可能性もあるよなー。
『ママチャリオヤジ』とか、
『午前2時マン』とか、
『時報』とか、
『ママチャリオヤジが、午前2時をお知らせします。』とか。

いやもっと酷い、…駄目だこれ以上はセンシティヴ・マイ・ハートが耐えられない…。


そんな『一体お前は何と戦ってるんだ?』と言いたい自意識過剰状態に比べれば、
随分、楽させてもらったんだけど。


もう、素敵な笑顔の留学生くんにも、
外の灰皿の蓋が逆になってるから、今日は彼だな、とシフトがわかってしまうあの子にも、
午前11時にパートが開けて、その灰皿の側で深く煙を吸い込んで、仕事終りの一息を楽しんでいる、かっけーおばちゃんにも、
音だけ聞けばよくある苗字だけど、漢字がすごいあの娘にも、
お釣りを渡すときに必要以上に上から落とす、潔癖症(いや?嫌われてたのか?)のあの子にも、
逆に必要以上に手を握り締めるあの娘にも、
毎回レシートを渡し忘れる前髪くんにも、
あえないんだなー。



午前2時、時報替わりにしてた、
商品入換用トラックがコンテナを開けるときのオイルダンパーの音も
もうきこえません。

これはこれで快適ですが、
何かを失ったような気がします。

だから標題なわけで。
いっそ環境そのものを一新したくなるわけで。
でも、ブログサブタイトルにあるように、
来年もまともな社会人生活が送れる保証はないわけなんです。

オチのない話。
つうか部屋じゃなくてコンビニの話。

それはまるで男と女のよう

2008年12月28日 | お引っ越し
「なんでだい?何であいつなんだ?」

「ごめんなさい。もう決めたことなの…」

「もう決めたからって…。いったい僕の何がだめなんだい?教えてくれよ」

「だめなところなんてない。あなたはすばらしかったわ」

「じゃあなぜ…。」

「…う~ん…あなた、下が飲み屋じゃない?わたし、ゴキブリ嫌いなの」

「あ、あいつの下だってコンビニじゃないか!食品扱う店舗が下にあるだけでゴキブリ出現率は100倍あがるんだぜ!似たようなもんさ!しかも24時間うるさいぜ!」

「確かにね。でも、コンビニは便利よ。 その利便性には私も恩恵受けるもの。差し引き0にしてもいいくらいよ」

「…う。僕だって隣がコンビニだよ!歩いて2秒先がコンビニだよ!」


「…そうね…じゃあもう少し言うわ。傷ついたらゴメン。しいて言えばあの人の方がきちんと1Kだってこと。あとは洋室がちょっとだけ広いってこと。つまり、あなたより器が大きいのよ…」

「器って…。…だってあいつの方が僕より6つも年上じゃないか!はっきり言って中古だよ!僕の方が若いだろう?」

「あなただってもう、若いことを武器にできる歳ではないでしょ?」

「…確かに歳はごまかしきれないかもしれない!でも見ろよ!スキンケアを怠ってないから壁だってまだまだこんなにきれいさ!トイレの壁だって張り替えたばっかりだし、エアコンだって最新のものに取り替えてあるんだぜ!」

「…モノは交換できるわ。何ならワタシが買い与えてもいいもの。でも元の体は変えようがないでしょう?あなたあそこで今以上にどうやって大きくなるの?…それに…言いたくなかったけど…あなた、あまり日が当たらないじゃない!」

「あ、あいつだって決して当たってるほうじゃないだろ!…それに…それに…あいつは3点ユニットバスじゃないか!僕はバストイレ別だ!!」

「…本当にごめんなさい。あなたは確かにすばらしいわ。フローリングはきれいだし、玄関のドアはジェラルミン製で重厚かつきれいでデザインも素敵。エレベーターはないけど、円筒状に造られた空洞のなかを螺旋状に巻く階段は幅が広くて段差も低くて昇りやすいし降りやすい。駐輪場はきちんとあるし、ゴミ捨て場の指定や捨てる日時もちゃんと指示してる。共通玄関は一応のオートロックよ。でもね…でも…

あの人の方が、家賃が安いのよ。」


「ちっくしょおおおおおぉぉぉぉぉ!!!結局、カネかよおおおぉぉぉぉぉ!!!!」




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というわけで、新しい部屋を決めました。
世知辛いね。


部屋をあきらめて

2008年10月16日 | お引っ越し
研ナオコは美人だと思うんだ。異論は認める。

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散々引っ越す引っ越すといっておきながら結局引っ越していないわけなんですが、引っ越したいと思った理由は相変わらずイキているわけで。当たり前ですね。

今まで気にならなかったのは夏だったから!と完全に把握したのは昨日のことでした。

陽が当たらない…。

それもそれだが、一番我慢できないのは「音」だったりします。
というか声。

聞こえるんです。

子供の笑い声が。

ケタケタと。

聞こえるんです。

中国語が。

メンタンピンドラドラと。

そうなんです。

オカルトでもホラーでもないんです。

実音(じつおん)です笑。


いやね、つい最近まで涼しかったじゃないですか。
で、窓あけるんスよ。
もう丸聞こえよ。

でもあけないと妙に湿度が高くて今度は暑いんよ。
で、窓開けるんスよ。
もう丸聞こえよ。

しまいには午前0時を過ぎるか過ぎないかになってくるとね、
ここで書くのもなんだがね。

書けねーよ。

いやぶっちゃけ自分のことならいいんだけどね、

とか書くと確定するようなモンだから
これ以上はよしとくね。

1年前は聞こえなかったんだけどなぁ。
とか考えると、大体、声の主がわかってしまうんですね。
わかりたくないんですね。


それはそれとして、
一番、文句が喉まで出掛かっているのが、
子供の声が0時過ぎて聞こえるのはおかしいだろう、やっぱり。
って言葉なんです。


僕なんかですね。
ガキの頃、「欽ドン!」観てたら怒られましたよ。(ふるい。そしてなにもかもが懐かしい。)

火曜サスペンス劇場観ててね、11時回っちゃうと、なんか怖かったですよ。
明日起きれなくなる…。
のもそうだけど、
ただただ、
夜が深くなっていく雰囲気が怖くて。
布団の中で一人反省しちゃったりしてましたよ。
(なんだ起きてんじゃねーか)

明日の用意とかがっちりしててね、
枕元にある、明日着る予定の服をもう一度確かめたりしてね、
「ああ明日の朝、俺は絶対無事にこの服着るんだ!」とか
自分励ましたりしてね。特攻隊かよ。


余談だけどね、
林間学校で同じように明日の服を枕もとに用意してたら
すっげぇバカにされてね、
しかも「ばーか!ばーか!」みたいなノーマルの馬鹿にされ方じゃなくてね

「さすが、ざるそばくん(プププ)」

だったりしたわけですよ。


だからね、
もし僕に子供ができて、
無事に成長して、
きちんと明日の用意してから
寝るような齢になったらね、
枕横においてある服見つめて、
その目で我が子に視線移して、
我が子の目を見つめて
言ってやるんだ。

「おめぇ、すっげぇカッコいいな」

って。


ちょっとキムタクのマネで笑。

台詞回し自然派のノリで笑

「おめぇ」と「すっげぇ~」の間に、
視線外して、
ほんのちょい間を開けて、
場合によってはハナすすって笑。

で、ヨメさんに突っ込まれるんだ。
「(ガキにゃ)わかんねーだろ」って。


どっからこんな恥ずかしい話になったんだ笑。


まーね、よそ様のことをぎゃあぎゃあ言うのもね、
なんだしね(散々書いておいてからに)
せめてノスタルジックに浸るためのスイッチとして使わせてもらうことにして、
眠るようにしています。


ちなみに「中国語~」ってのは
どっかの学生がマージャンやってるんじゃなくて、
本当の中国語で、なにやら外で相談してる声なのね。
音から察するに粗大ゴミみたいな大きさの「何か」を持ち寄って
何か話してるみたいなのね。
これ以上はしゃれにならないかも知れないからやめておきます…

部屋を探せません

2008年06月03日 | お引っ越し
正確に言えば決められません。
あちらをたてれば、こちらがたたず。違うか。
あっちはあれがあるけど、これがないし、
こっちはこれがあるけど、あれがないし。

いやね、何かをあきらめなきゃいけないことは分かってるんですよ。
できてないってことはわかってないんですよ。

100%は望めないことは分かってて普段から、ここまではムリだからここまで。
なんて判断は四六時中求められているんだから、自分が住むところぐらい、わがまま言わせてよ。言わせてよって言いながら卵生ませてよ。(ごっつコント妊娠より。あー恥ずかしい)

まったく気にしないか、とことんこだわるかどっちかなんだよな~。
昔、1R6.5 帖ベランダなし洗濯機置けず冷蔵庫ホテルのmini冷蔵庫みたいなやつで冷凍できずモチのロンでユニットバスの借家に7年、まったく問題なかった身としては、いつでもあきらめることはできるんだぜっぜっぜ!!!(ハナイキ)


でも、決められないので、全く別方向からの価値観を当ててみる。
3年前、何故か姉からもらった誕生日のプレゼント。
風水辞典(笑)

あのね、一応ガキの頃から孔雀王が流行ってたりとか、菊池成孔のアニキが書いた魔界都市ハンターとかで、陰陽道が新しい超能力の表現方法として確立されてきてて、且つ、古来の雅な文章を読むことが決して嫌いじゃなかった身としてはね……

ジョーシキよー。この程度の知識はよー。こちとらガキの頃の遊びが「方違えを理由に、学校からの帰り道を替える」だぜっぜっぜ!!!(ウソですすみません…)
なんせ行きは「分団登校」(なつかしー)だったから道順替えられねーからよー!!(ウソですすみません…)


今更こんな本を持ち出すとは、既に自分の中で風水ブームが去った姉貴にしてみればいい迷惑かもしれんがっ!!

曰く。
東に川、西に道、南に平野、北に山。
これで大地のパワー「竜脈」の恩恵をがっつり受けられる。とな。
この配置をのぞむ場所に住まうことできれば、将来安全発展人生お約束。


ねぇ?どの位の範囲で考えればいいの?

東に際限なく延ばせば利根川ぶつかるし、北には日本アルプスがそびえ立ってるし、西にでかい道路なんて山ほどあるし、南は海抜〇メートルの埋め立て地がどかーんとひろがってるぜぇ我が街はよお~。(すんませんシロートが吠え過ぎました。小学生みたいな突っ込みしてしまいました…)

えっとね。
方角にはそれぞれ守り神がいるよね。
東に青竜、西に白虎、南に朱雀、北に玄武。
それぞれテーマカラー決まってていいよね。
青白赤黒。
で、季節も司どるのね。
東が春、西が秋、南が夏、北が冬。
南にいくと暑かったり、北が寒かったり。
あってるあってる。
で、故に言葉遊びで、春宮を「とうぐう」とか読んだりするよね。
たのしーねー。

人生の季節にもリンクしたりして。
太陽が昇る東から、季節の春から始まって、冬で終わるンね。
故に若かりし頃の芽吹く季節を青春なんて言うんだね。
粋だねー。

こんなんでよろしいスか、風水先生。
(こーゆーのあつかうのこえーなー。)


あー、まー、

そーいや東にドブ川があって西に高速道路がガンガンに走ってる物件があったな。
少なくとも、そこにする気にはならんなー。

でも、あと月1万くらい払えるようになれればオールオッケーな物件に住むことができるかもだから、西に黄色いものでも置いておこう。

あ、バリの土産で買った金メッキのガネーシャ人形があったっ!これ。



ゴメンね、オイラ日本人(ステレオタイプ仕様)だからさ。

部屋を探しています4.5

2008年05月26日 | お引っ越し
ファンド系の出資者がとにかく資産を不動産に替えたがっている

おかげで名古屋は新築飽和状態

まだまだ建築予定はあるよ

まず何よりも利回りなんで100戸以上のマンションを平気でたてる

1戸1戸の平米数を抑えて入れる人数を増やす

最上階と若しくはその下2フロアは「富裕層」向けの1~2LDKで家賃10万以上

まーだからといって設備が悪いわけじゃないむしろ豪華

でも居住スペースが下手すると6帖きる

保証人を立てなくていいかわりに保障会社への加入が必須

おかげで誰でも入れるしオーナーも損しない

そのかわり家賃交渉・入居費用交渉は不可能

ばっちりきっかり線引きされた明瞭会計つまり完璧な「商品」

一方で不動産管理というものはそれなりに手間(賃)もかかるものらしく

「礼金もらえなきゃ、何のためにやってるか分からない」なんて嘆く大家さんもいる

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らしいスよ。


どうでもいいけど、内覧せずに部屋決めちゃう人ッてどうなの?
大丈夫なの?
あっちの7帖とこっちの7帖の広さがまるで違うなんてこと、よくあるよ?
(↑マンション単位でね。同じマンション内では当然同じ広さですけどね)


部屋を探しています4

2008年05月20日 | お引っ越し
いますヨン。

ベタだ。ベタ以下だ。

さて、名古屋市内フィールドワークの様相を呈してきましたこのコーナー。
今回は瑞穂区、妙音(みょうおん)通の紹介ですよ。
何やってん。部屋捜してんねん。

前回、道徳に住むと豪語しておりましたが、止めたもんね。
何故って名鉄(私鉄 名古屋鉄道)の運賃高すぎるんだもん。


賃料と要望の間の、冷静と情熱の間のバトルは未だ終わらないわけですが、いや、いいかげん終わらせたいのですが。
今日は仕事中、同僚にいきなり「焼けた?」なんて言われてしまいました。
そりゃ、仕事の合間ヌって、ここ数日のお天気最高の中、ダラダラ自転車走らせてりゃ焼けるよ、キミィ。

さてさて道徳からやや北に上がりまして、堀田という土地から東へ向かうとですね。
桜の景観で有名な山崎川に沿って進むことになりまする。
ああ、平和。

そこから新瑞橋という土地までを結ぶ道を妙音通といいまして。
なにゆえ、妙音かと言いますと、実は妙音院と呼ばれた、平安時代の太政大臣が昔々、このあたりに住んでたんだとさ。

その名は藤原師長(ふじわら の もろなが)。
平清盛がクーデタを起こして後、敵側の重要人物だった彼は流刑にあい(しかも二度目の!)、この尾張の地に流されてきたというのです。

師長は、モノの本によれば日本音楽史を語る上で欠かせない人物であるとのこと。
武器は琵琶。
類い稀な才と実力を持つ、琵琶の奏者だったそうな。故に。
その彼が出家したときに名乗った名前が妙音院。
(彼が弁財天を崇拝してたとかしてないとか、名の由来にはそういうところも関係してるらしいです)。妙音院流なんて流派もあるらしい。

熱田神宮でも演奏したんだってよ。
ちなみに熱田神宮は先ほど触れた堀田から北西に自転車で15分ぐらいのところにありますよ。草薙の剣が奉納してあるところですね。僕が毎年参拝するところですね。子供押し倒し疑惑をかけられたところですね。08年1月3日の記事を参照されたし。
(押し倒しって…。なんて誤解を生む表現…してないどっちもしてない。どっちもって笑)

その熱田神宮で演奏したとき、天がどよめいて霊験があったらしいですが。
師長の不遇を嘆いたとかなんとか。
まーそれくらい、すごい琵琶使いってことです。

さらにこの妙音通の地での悲恋話もあるのです。
この地にあった村の村長の娘が、師長の世話係だったらしいのですが、彼女と案の定、恋仲に。情のつながりは案外ベタナンダじょー。
(って流罪だとはいえ、当然貴族ですから住む家も用意してあれば、村に手厚くもてなされたりもするわけで…そして僕は住む家を自分で捜しつつこの地に来たのですが、こんな話をダラダラとしてるわけで…それは、また、別の話。)

一年後、京へ戻ることを赦された師長を、彼女は追いかけようとするのですがその想いかなわず。
師長も形見の品を渡して泣く泣く別れるのですが、彼女は結局その後、亡き人になってしまうのでした。

妙音とは、そんな悲恋の音色のことでもあるようで。
決して妙な音ってことではないのです。絶妙の妙。言いえて妙の妙。

さらにさらに。
村上帝社という神社が神戸の須磨区にあることはご存知でしょうか。
この神社の創建については以下のような伝承があるとのこと。

<琵琶の名人であった藤原師長は唐に渡って琵琶の奥義を極めたいと思い、都を出て、須磨まで来た。その夜、村上天皇と梨壺女御の霊が現れ琵琶の奥義を伝えたので、師長は入唐を思いとどまり、名器「獅子丸」を埋めて都に帰った。この伝承を題材として能の「絃上」(玄象)が作られた。この伝承に基づき、土地の人が村上天皇を祀ったのが当社であると伝えられる。>
(参照ーwikipedia)


そう、名古屋の土地に縁のある日本音楽史の重鎮は、神戸にもその足跡を残しているのです。
そしてそんな土地を、何も知らずにフラフラと自転車で訪れてしまった。
住みたいと思って。
キタよ、これ。またキチャったプチ奇跡。

さて、TAKUMI BANDの奏でる音の妙は、どんな妙なんでしょうね。



なんてキレイに終わらないよ。(キレイか?)

これがですね、妙音通を山崎川を見ながら下っておったらですね。
見つけちゃいました。通り沿いに。ぽつんと。新瑞橋バッティングセンターの並びに。




エロDVD屋。



しかも「桃◯郎レーベル」専門店。



エロ過ぎだ、バカ(笑)
レーベル限定ってどんなだ(笑)

まー、まーな。音楽もこれも本能に訴えるモノっちゃモノってことで否定するわけにもいくまい……って、バカァ!
折角、せっかく、

『桜の名所、山崎川を眺めながら、5月の涼やかな風に吹かれて自転車を走らせる。その風が、太古の昔から悲しい音色を運んでくるような気がして、僕は思わずペダルを漕ぐ足を止めた。まだしばらく、この風に吹かれていたかったからだ』

なんて叙情的にしめようと、自転車走らせながら必死に言葉組み立ててたのに!

エロノイズ!(笑)聞こえちゃったエロノイズ!

来週からバンド名『エロノイズ』!
Mステ出演、タモリが紹介、「次は『エロノイズ』のみなさんで~す」

ほらもうアタマが違う方向にいっちゃったじゃないかよ!バカァ!(笑)

ごめん、深夜のテンション…。






蛇足。

あーもー、ここでホントは琵琶からリュートにいってシルクロード渡ってササン朝ペルシアの話からインドに戻ってシタールにいって、シタールと言えばジョージ=ハリスンで、ジョージとエリック=クラプトンの因縁話して、ハリスンからハリソン=フォードにいって、スターウォーズ→隠し砦の三悪人にいって長澤まさみからタッチにいって、あだち充最高ってセンもあったなー。

いや、仕事しろ、自分。
やんなきゃいけないこともたくさんあるだろう。
なんでこんなテスト前にマンガ熟読みたいな逃げ方をいつまでも。
いや、いい加減住み家決めろ、自分。

あーそーだね。
ってことで、僕、この土地に住んじゃうかも!
すまないかも!
もーどーでもいーかもっ!!
来週も物件を捜してくれるかな?
いいとも!!!
よくねーよ…

部屋を探していま3

2008年05月09日 | お引っ越し
いますりー。

いぇい。

ベタだ。ベタ以下だ。


というわけで部屋を探して三千里。さあ出発だっ今っ陽が昇るっ。母さんの住むぅあの空のしたぁ~~、
って独りよがりの懐かしアニメ話はこれくらいにってもうちょっとだけすると、この歌詞から始まる転調したサビが最高で最高で音源捜したくって仕方がありません。はい、終わり。


で、部屋を探して捜して結構今までの活動範囲より、かなり南下したところまでやってきましたよ。
まあ土地も安くなるんで、比較的家賃も下がって広くて設備もよくなったりして、うん、いい感じですね。
さらには、これから住む「街」ってやつにこだわってみたくて、周辺あまり知らないから、その辺、歩き回ってみました。

知っている人は知っているこの町。
若干、時が止まったような、最近で言うと昭和の匂いを感じる的な表現が似合うような、でもそこそこ商店街はきちんと成立してたりして(シャッター街じゃなくて、ちゃんと機能してる)。
昔はもっとにぎやかだったろうな~という感じ。
でも、まだ寂れてない。廃れきってない。

あー、あー、イイね。イイです、この感じ。

天気も良くて、駅の近くに大きめの公園もあって、野球場があって、近くの中学生が部活練習中で、公園の周りランニングしてたりして、公園の中に池があって、その傍の遊具があつまってるところに、何故だかクジラの模型がどっかりと腰を据えてて、そいつの表情がまたなんとも憎たらしい(笑)。すげぇニヤぁ~ってしてる。エロ目で。

後で少し調べましたが、決して中心街へのアクセスがよい訳でもなく、人口が多いと言えるわけでもないこの街が、それでも街としてそこそこ栄えていた気配があるのは、かつて名古屋で初の映画撮影所が立っていたらしくて、当時は映画が一番の娯楽であるわけですから、当然、撮影所の周りはお盛んになるわけで、映画が勢いのあった頃には相当栄えていたらしいです。
ちなみにそこに撮影所をたてたのは、日本映画の父である牧野省三。マキノ中部撮影所というところで、主に現代劇を撮影するときに使われていたそうです。時代劇は京都の方。

ちなみに、僕の母ちゃんの旧姓は、牧野だ。
いや、ごめんそんだけ。



ああもう言ってしまおう、そんな街で、すごいもんを見てしまった。
分かっちゃう人は分かっちゃうけど、まあいいや。

君は信じられるか。

土地の名前は「道徳」。
その道徳という土地に、「正直屋」という看板を掲げる金物屋がある。
それだけでも「フッ」とトイレで笑っちゃうんだが、
その隣にあるのが、

エロDVD屋だ。

しかもインディーズレーベル盛りだくさんだ。

正直過ぎだ、バカ(笑)
ていうか、覗いたんか、俺(笑)
あー覗いたね。
だって正直だから。

道徳にある正直の隣にエロ。

なんだ、哲学的な匂いさえするぞ(笑)
気に入った!この街気に入った!


で、とどめ。



いや、モザイクかかってんのは、あくまで配慮ってヤツであって、前述のエロとはなんら繋がるものではないのですよ。
(…しかし、逆に卑猥だ…)


つーことで、オイラ、この街に住んじゃうかも!


部屋を探していま2

2008年05月03日 | お引っ越し
いまつー。

苦しい。

誕生日おめでとう、俺。

いやマヂでどーでもいい。
なら何故書く?

生んでくれた人と祝ってくれる人がいるからさ。(コートの襟を立てて、葉巻きをくわえ遠くを見るシルエット)



んなことはどーでもよくて標題なんですが引き続き部屋を探しています。前々回確か、天井に虫眼鏡で見ると「yes!」と書いてある部屋を募集なんてこと言ってたと思いますが、そんなんあるわけないので、現実的に捜しております。

今より、安くて、広くて、日当たりのよい部屋。

見つけました。

ただ、交通の便が悪いです。

内覧の帰り道、20分ほど歩いてでかい駅にたどり着きました。
もう少し近くに最寄りの駅はあるんだけど、15分に1本ぐらいしか来ないし、どうせ一駅で乗り換えだし、なにより土地勘があったというか、昔の想い出の地でもあったので、てくてく歩くことに。

その想い出の地だということに気付くのに、現地に行ってやっと気付いたという有り様。

ぶっちゃけ団地なんですが、そこに昔、家庭教師をしに通っていたのでありました。

忘れすぎだろ、自分。
いや、だってゆ~あ~るだとかなんとか言い出す前のお話で、なんか団地名も若干変わってたりしたんだもん。

地図観て気付け、自分。
いや、だって通ってた頃と比べてなんか再開発進んでて、近所だなと思ったけど、そのものずばりだとは全然夢にも思わず、いや正直に言うと家庭教師をしていたことも忘れかけてた。あと、なんせ、地図でこの場所、確認したことない。

記憶力だけが取り柄じゃなかったか?自分。
僕はね、新しい知識を入れるために、古い知識を追い出すのだよ、ワトソン君。(参考ホームズ)
いや、減ったね。ニューロン。確実に減ったね。そのうち、君の名前も思い出せなくなるよ。(誰?)


さて、団地の入り口に入った途端、走馬灯のようによみがえる想い出の数々。
帰る頃には全部閉まっていた、1階ピロティ(ピロティ!)の薬屋、雑貨屋。
敷地内にある公園で、なんとはなしに、一人ぼうっとしていたこと。
目の前のバス停、乗り遅れて、奮発してタクシー拾ったこと。
自宅最寄りの駅に着いて、原チャリ乗ろうと思ったら鍵が壊されていたこと。
目の前の交番に飛び込んで、「お前ら、こーゆーことが起きない為にここに詰めとんじゃねーのかい!」と怒鳴ったこと。
名古屋駅から直通で出るバスを待っている間、駅内の喫茶店で時間を潰していたこと。
そこでレポート片づけたり、コーヒーに入れる砂糖の分量を少しずつ変える遊びをしていたこと。
この時見つけたベスト分量を今でも守っていること。(一番は入れない笑)

仮に「よっくん」としよう。
よっくんのやたら発達した、体全体のバランスにしてはやけに逞しい太股(エロいな俺)。
インターホンを押すと最初に必ず出てくる弟くん。
机に無造作に置いてあった、金賞を取ったという絵。
やたら色の使い方がエキサイティングだった絵。
弟くんも負けずに絵が上手かったこと。
休憩中に出てくるお菓子を競い合って食べまくったこと。

「センセー、推薦に受かっちゃった…」
別にそんな、申し訳なさそうな顔すんなよ。


いろいろとおかしな会話をしました。
ある日、突然言い出すよっくん。

「センセー!パンクってなに?音楽の。どーゆーもの?」
「パンクってのはな、よっくん。ジャンルじゃねぇ。タマシイのことだ」
「わかんねー!」


泣かしたこともありました。

「いいか、よっくん。英語は言葉だ。オマエ何で日本語しゃべれる?これそれあれどれ、だけで会話できると思う?最低限の単語は覚えてないと理解できねーじゃん。今ここで10個だけでも覚えようぜ?」
「…無理」
「じゃあ5個」
「…ムリ!」
「じゃあ1個…ってそんなんで進むか!」
「…すいやせん…」


中学生を相手にしていることを忘れることもありました。

「センセー、√2が二乗で2はわかるんだけどさー。ルートってなに?」
「そりゃあオメー、都合よくある数を分けるための理屈だよ、とりあえず」
「わかんねー、√5とか全然わかんねー」
「いや、だからかけると5じゃん」
「じゃー√5ってなに?なんなの?」
「それはバービーボーイズの5th…違った、あーよくいうじゃん、ふじさんろくにおーむなく…」
「だから普通の数にはできるんでしょ」
「うーん…できるけどできない」
「なにそれー?」
「だから記号をつかうんだよ」
「でも、できないものをわけることないじゃん。分けられないんだったらわけなきゃいいじゃん」
「いやいや、わけられなくても別れなきゃいけないときもあるんだよ。だからせめて雨露をしのげるように傘だけは差してあげないと。√ってね。」
「アメツユってなに?」
「…えーと、それはね、むしろこう、アメツユそのものというよりは比喩的にレトリックを駆使した…」
「センセー。日本語でしゃべってよ。今数学だよ」
「…すいやせん…いや更にだね、負の数の平方根というのがあってだね、これも本来成り立たないはずなんだがある数を持ってして成り立たせてしまうという…それをアイっていうんだけど…アイに依存することで1つであることを無理やり成立させるっていう…」
「センセー、今数学だよ」
「…すいやせん…」

あまりいい家庭教師じゃなかったな。
正直、高校に無事合格してくれてほっとした。
推薦だろうが、なんだろうが。
たいしたもんだ。
なにせオイラ、あの絵を見たときに、

「よっくん、すげーな。これすげーよ。こっちの道に行ってもいいんじゃないの?」
なんていってたクチだ。それに応えてよっくん、
「いや、センセー、こんなんで将来やってけないよ。」
なんて言ってた。
今、何してる?


よっくんのお母さんに車で送ってもらったことがあって、そこでの会話を思い出す。

「知り合いに22過ぎてまだバンドやってる子がいるんだけどさー。いい加減就職しなさいって言われてるらしいの。もう、芽はないでしょ、って。親に言われてるらしくて」

「はあ。」

「…べっつに、いいじゃんねー。」


別にいいじゃんねー。
そう言えば、強烈。
僕がまだ、こんな風にだらだらといろんなことを続けているのも、この一言があったからかも知れない。

別にいいじゃんねー。
ドラマや映画じゃ何度か聞いたことがあるがドラマや映画だけに絵空事だと思ってた学生時代。
就職活動をそろそろ始めなきゃいけない頃だった。

別にいいじゃんねー。
現実に、そんな言葉を吐く人がいて、それに騙されて(笑)ダラダラしながら、また、その人が住んでいたところに偶然、帰ってきちゃいましたよ。

まだ言ってくれますか?
別にいいじゃんねー。
あなたのお子さんは妙に現実的で、それでも自分の描いた絵を誇らしげに僕に見せてくれましたよ。
寸前まで机にほかってあったくせして。
なんだろう、中学生らしい背伸びだったんですかね。

この期に及んでまだ言ってくれますか?
別にいいじゃんねー。

今、聞いたら、とんでもないことになりそうだから、
ちょっとこの団地に住むのは保留とします。


(本当は、エアコンがついてないので、そして買う金がないからです…はっはっは)




ベッドを捜しています

2008年04月15日 | お引っ越し
前にちょっと書いたと思いますが、ベッドが壊れて幾年月(1ヶ月ぐらい)。
無理やり寝ていましたが、この間夜中にどがごんばたこんとマット(を置く)板が外れまして。僕はその下にクリアケース(大)を4つ程並べてるんで、板が外れてもクリアケースの上に布団は敷けているわけで、そのまま何事もなかったかのように熟睡。したと思ったが思いの他体にダメージは残っていたようで。朝、ガッチガチやぞ、カラダガッチガチやぞ、なザ・ブングル状態(サンライズは懐が深いね)。

昨年、仕事がピークの時に、同僚が仮眠するため(僕のうちが一番会社に近いので)自宅を貸したことがあったが、3時間後に戻ってきた同僚の一言目が「固すぎだ、バカ」でした。何せマットレスも無くて直接布団を載せてるわけで固いどころの騒ぎじゃないのよね。

でも、知るかい、おらぁずっと其れで寝続けてきたんだ、全然不具合ねぇぜって思ってたんですが、無知は恐怖。昨年二ヶ月ほど住んだ東京マンスリーマンションがちゃんとしたベッドだったもんでもう毎日熟睡の極み。一度覚えた快楽は忘れられないのが人間いやさ猿だもんで。あーこれ以上金持ちの生活を知りたくない(金持ち?)。

でもでももともとフットワークの重い僕のこと。ごまかしごまかし、いやごまかしきれてもいないのに、どんなに寝づらくてもそのまま華麗にスルーでここまで来ましたが、如何ともし難いベッドの壊れっぷりにさすがに動かざるを得ない。

でもさ、じゃあさ、普通に布団かって敷けばいいじゃない。いやいや、部屋のスペース確保のためには、この、ベッド下ってスペースが異常に貴重。純情愛情感情に異常。三分の一の純情な感情。でもな、生活費のこと考えると勘定あわへんねん(しつこい)。

で、夜中にネットネットで激安マットレス付き引き出し付きベッドなんて捜してるんですが、あれだね、無い物ねだりのあい・うぉん・ちゅーだね(何人解る?)。

最近起こした某事件のため(近々の皆さん本当にすみません)、この暖かい日が続くというに懐は寒い。予期せぬ出費で財布に痛い。心も痛い、セーフティー価格で4万円。電話もベッドも高いです。財布のヒモもベッドも固いです。こんにちは高井です。今から他界します。

あ、段ボールがあるじゃないか。組み立てるもよし。カラダに捲くもよし。新聞紙と一緒に、まるでサンドイッチマンのように、僕・新聞紙・段ボールみたいな。ハム・レタス・パンみたいな。

あ、その前に肉まんにしちゃうか。

腹減った(オチなし)。

部屋を探しています

2008年04月14日 | お引っ越し
本当は今住んでいるところが立地条件にしても家賃にしても設備にしてもなかなか良いところなのだと確認する作業だったりするのです。不動産屋さんにしてみればたまったもんじゃないすね。でもいまよりいいところがあればそこに行こうと考えているのは事実です。

いまのところは設備の充実さにしては家賃が安いのでそのあたりとってもお得感があるのですが、唯一日当たりがあまりよろしくないというのが欠点です。また、窓を開けると一面ビルの壁であり、その向こうは工事中であったりするのがやはり少し気になるのです。

その対策のためにおそらくは室内乾燥機もついていたりするのですが、あーなんだかあまりきっちり乾かない。昔はコインランドリーで全て済ませていました。後輩に「毎週コインランドリーで洗濯、ですか?よくできますね…」と絶句されるくらいでしたが、そんなにキツイかなぁ、なんて思っていました。乾燥機を使えばその日のうちにしっかり乾くし。最新の設備が入っているキレイなランドリーだったんで洗濯物もあんまり痛まなかったし(あくまで比較だけど)、その日のうちにしっかり乾く、というのが魅力でしたね今思えば。高くつく、かもしれないけど、今のところで室内(浴室)乾燥機使うと、ガスで温風つくってるみたいなので、とにかくガス代が洒落になりません。電気代も併せるとトータルで損してると思われます。

何より休日に、ほどよいお昼前の、柔らかい光で目覚めたい。(休日無いけど)

今はお昼1時~3時くらいの間だけ、天気の良い日は光が差します。それがなんだかとても切ない。4時頃にはもう光が入らなくなり、その時間に家にいるとやんなっちゃうので無理やり出かけるようにしてます。

どうせ日の光のあるうちには家には帰らないだろうと思って日当たりはあまり気にせず、布団乾燥機なんかも買って準備を整えたつもりですが、意外と家にもいて(家でもできる仕事もあったりして、週末とか割と家の中でやっちゃったりするんで)悶々とPCの前で原稿打ってたりすると、げんなりしてきます。

とはいえ、光が入ったら入ったで、「こんな天気のいい日に何やってんだ俺?」な気分になったりもするのでやっかいです。


今日は夕方に1件、物件を見てきました。メゾネットタイプ、というか隣で事務所やってる家主さんが自分が住んでいた場所を借家として提供する予定らしいところ。1階が水周りで2階が和室と洋室(8帖・4帖)。ぶっちゃけすんげぇお得な値段で、しかも自分が高校時代、名古屋駅へ向かうときに自転車で疾走していた界隈で(後で気付いたのですが)3ヶ月だけ通っていた保育園のほぼ隣という、因縁めいた(笑)物件。まあでもちょっと、隣で大家さんが普通に事務所開いていて、妙に人懐っこい人みたいで、それがなんだか逆に気になったりして。変にリラックスできないんじゃないかとか考えたりして。微妙。う~ん微妙。

で、トータルで考えると、やっぱり今の場所の方がいいんじゃないかと思っちゃったりするんですよ。

ぶっちゃけ(←使いすぎ)月収があと3万程上がれば、一気に選択肢が拡がるんですけどね。
まーそこが勝負のしどころ。面白いところでもあったりすると思うことで現状とケリをつけてみたりするのです。

お引っ越し2

2007年06月09日 | お引っ越し
あれ?2ってやったっけ?

すみません。

とにもかくにも、ワタクシ再び引っ越しを敢行いたします。
その間に新しい仕事での面通し!だったり、
古い友人の一大イベントのネタを考えるのに知恵を絞ったり、
部屋のコバエを退治したり、

そこそこ忙しかったりします(笑)。
つーか旧借家の管理会社からの連絡が一向にこない。
こちらから連絡入れて今日には連絡あるはずなのにまだこない。
コノヤロー、本気で糾弾しちゃうぞ。
てめぇら、対応がそば屋の出前の「すいません、今出ましたんで!」状態だってこと、
バレてんぞ。ちっちゃくなりすぎだぞ!(ふぅ~ギリだぜ)

とか言ってたら、今日が昨日になってました。
マズイ。この生活リズムはまずい。


ということで、明日(今日)より片づけに入りますので、
お家のPCいや違ったMacって言わなきゃ、ラーメンズのためにも。
Macはしばらく使えませン。
(ネットカフェで時々覗くけどね。近くのねっとカフェが高くって。
カフェラテ頼むと¥600するですよ。ちょっとご飯もついでに、なんて思ったら
ゆうに¥1,000越えますよ。びっくりよ。貧乏人には辛いッスよ。でも宝くじ当たるから
大丈夫なのら)

これからしばらくまた段ボールに囲まれます。

会いたい人は一杯いるのに、
会わなきゃならない人の方が多くって、
なんだかどうにも元気なブロークンハートです。

殺虫剤をかけた虫をティッシュで包む際、
(気持ち悪いから→)力を入れすぎて、
上腕二頭筋を痛めました。
千代の富士並みに「体力の限界!」と叫びたいです。

プリズン・ブエイクのシーズン2は観る気がありません。。。

でした。


ざるそば返し返し返し

2007年05月16日 | お引っ越し
大須の味噌煮込みうどん屋で頼んだざるそばがようやく僕の前に現れて、割りばしを割るとまたもや後ろから声が聞こえてくる。

「すいません、すいません!」
「はいはい」

既に腰が随分曲がったおばあさんが自分を呼んだ二人連れの客の前によたよたと足を運ぶ。

「お水下さい。」

ウォータークーラーが目の前にあるテーブルで、二人連れの客は腰の曲がったおばあさんにそう頼んだ。

「はいはい」

おばあさんは殻になったコップをふたつ持つと、目の前のウォータークーラーから水を汲み二人に渡した。

「はい、どうぞ」

二人連れの客は声を合わせて言った。

「どうも、ありがとう!」

おばあさんは答えた。

「い~え~どういたしまして」

そうか、そういうことか。ざるそばをすすりながら、マンウォッチング・ゲームと呼ぶにはちょおっと大仰で格好つけすぎと思われる、浅はかな行為をしていた僕は、妙に恥ずかしくなって、そばに集中することにした。

愛読している『MASTERキートン』という漫画の中に、僕がこの漫画を購読しようと決めた決定的な話に『背中の裏街』という話がある。その1シーンを少し思い出した。またその話の別の1シーンで、主人公の父親が主人公とソバをすすりながら言う台詞を思い出した。

「人生は短くはかないものだ。この大盛り田舎ソバと同じだよ。」
(アトで確認のためという口実で読み返したら、この台詞は『背中の裏街』ではなくて、4巻収録の『家族の瞬間』からだった。記憶は当てにならない。どんどん自分の都合のいいように改変されていく。この文章を書いている間にも)

記憶というやつは実に厄介だ。其れが漫画だろうが、絵だろうがビデオだろうが匂いだろうが音だろうが、曲であろうが。どんなものにもまとわりついてくる。その時の僕はといえば、そばをすすりながら、大好きな漫画のソバをすするシーンを思い出し、それを読んでいた場所と、読んでいた時を思い出していた。



一人暮らしを始めるには収入がやや心細いのではないか、なんて随分前から解っていたけど意識しないように努めていた1998年、僕の毎日の食事はコンビニの弁当が主役。もともと昼食は会社の経費で落ちることが多かったし(そういう慣習の業界なのです)1ルームのキッチンで料理をする気も最初からないので、覚悟はしていた。不満はなかった。精神的には。只、肉体的には問題があったようだ。そしてその年の夏、僕は体を壊すことになる。当然の結果過ぎて、病院のベッドで「やっぱりね」なんてつぶやいて強がってみたりした。なんて素敵にナルシストだにゃ。まあ病院は好きだ。医者になりたかったぐらいだから(笑)。でかい病院の近くというのも、ハー◯◯ンい◯な◯に決めた理由のひとつだったし。救急車を呼んだ夜も、真夜中、海外ドラマの「ER」を観ていた途中だったりするのだから話が出来すぎている。というのはまた別の話。

退院してから、どこかの本で「自炊をする気が無いのならせめて定食を食べるようにしよう。どんぶり物やコンビニ弁当よりは品がそろっている分だけまだまし」と書いてあったのを思い出し、以後僕は定食屋か定食を出すところを意識して捜すことになる。

漫画喫茶「ガ◯バー」が漫画喫茶にしては重すぎない定食を出していると知ったのはその前後の話で、以後、僕は足しげく「ガ◯バー」に通うことになる。スタンプカードがすぐに一杯になって定期的に半額で食事できるくらいに。

ガ◯バーのおばちゃんはとてもきさくな人で、週3から4くらいの勢いで店に通う僕に毎日

「こんにちはありがとう」

と律義に繰り返す人だった。かといって

「今日はどの定食にする?」

なんてことは聞いてこない。ここでは随分穏やかな時間を過ごさせてもらった。新しいプロジェクトを進めている最中、一段落した後、ここでゆっくりアイスコーヒーをすすっていたことが、今でも思い出す貴重で素敵な時間だった。


2000年を過ぎたあたりで会社に向かう途中、ふと店を覗くと何やらスーツの人と懇々と話しているおばちゃんの背中を見ることが多くなった。その背中に小さな不安を感じていた。

何ヶ月後かに、漫画喫茶「ガ◯バー」は個人指導を売りにする塾へと姿を変えた。安住の地を一つ失ったその日、僕は引っ越しを考えた。漫画喫茶が一つつぶれたぐらいで。


その数ヶ月前、近所にもう一件大きな漫画喫茶(ビリヤードバーから麻雀卓からリラクゼーションDVD視聴ルーム、TVゲームまで揃えた24時間営業のゴーカな施設)が出来たことも要因のひとつだろうか。そこは、あんかけスパゲティーがメインの料理でどうにも塩辛くて決して好みの味ではなかったけれど、僕はそこを新たな逃げ場所に設定するしかなくなった。まあアイスコーヒーが水出しだったんで。そこだけが救い。

2001年9月11日。夜。10時半を廻っていたと思う。その漫画喫茶で僕は池上僚一作画の「スパイダーマン」を読んでいた。
そのころの僕は失敗が続いて何となく調子が悪かった。この頃以来、電話の着信音があまりスキじゃない。
その携帯電話が鳴った。
「やべぇ、何かまたしでかしちゃったかな」
と思って電話にでると予想もしない事実を先輩から告げられた。

「WTCに飛行機が突っ込んだ。燃えてる。何か解らないけど、電話しといた方がいいと思って」

何か解らないけど電話しておいた方がいい。その気持ちがすごく伝わって、すぐに家に帰ってテレビをつけると、2台目の飛行機が突っ込むシーンを何度もプレイバックしていた。
しばらくすると、ビルが上からつぶれるように崩壊して、モウモウと粉塵が巻き上がり何も見えなくなった。
僕は友達に電話をした。

「今すぐテレビつけろ」

その日は午前6時過ぎまでテレビから目が離せなかった。戦争開始はいつごろになるのかなとぼんやりと(仕方がない。ここまできてもぼんやりと、だ)考えたのが最後の記憶で、以後、僕は眠ってしまったらしい。

そしていつもの時間に目覚ましがなり、数時間しか寝ていない事実には慣れっこなので、普通に仕事に出かけ、こなし、夜また、例の漫画喫茶にいって池上僚一作画の「スパイダーマン」の続きを読んだ。読む前に一通り新聞に目を通したけど、そんな行為がウソ臭く感じて、すぐにスパイダーマンを取りにいった。それがやや軽率だったと反省し、家に帰ってからネットで血眼になって情報収集をして、PCに座り込んだままの姿勢で眠り、また会社に行って…。結局、

「トキが7羽になってしまったことよりも君は今日の夕食の献立が心配」

の境地にはまだまだ自分はなれないと自覚するのが精いっぱいだった。


後日、サム・ライミ監督の映画「スパイダーマン」のトレイラーが「WTCの二つの塔の間にクモの巣をはる」シーンがあるとかで放映を自粛した、という話を聞いて、少しゾっとした。


その漫画喫茶が、厨房からドリンクを出すスタイルから、フリードリンクに変わり、アイスコーヒーの質が落ち、あんかけスパゲティーの味が薄くなってしばらくして、2005年の1月。店長らしき人がなにやら仲のよさそうな人と話していたのを帰り際に聞いた。

「んま、潮時だね。」

時を経ずにその漫画喫茶は閉店した。黄色と黒の柵が張られてあっという間に更地になって、随分見晴らしがよくなった。「潮時」のその後の現実があまりにあっけなくて、おもわず笑ってしまいましたとさ。


付け加えれば、『キートン』のソバの話、キートンのお父さんは、かの台詞を言い終わった後、もう1枚田舎ソバを頼んでそのシーンは終わる。そこまで思い出していたので、例の大須の味噌煮込みうどん屋で頼んだざるそばを食べ終わった僕は思わず、

「もう1枚!」

と言おうとしたがうそ臭かったので、止めた。頼んじゃダメでしょ、やっぱ。そこは。