いますヨン。
ベタだ。ベタ以下だ。
さて、名古屋市内フィールドワークの様相を呈してきましたこのコーナー。
今回は瑞穂区、妙音(みょうおん)通の紹介ですよ。
何やってん。部屋捜してんねん。
前回、道徳に住むと豪語しておりましたが、止めたもんね。
何故って名鉄(私鉄 名古屋鉄道)の運賃高すぎるんだもん。
賃料と要望の間の、冷静と情熱の間のバトルは未だ終わらないわけですが、いや、いいかげん終わらせたいのですが。
今日は仕事中、同僚にいきなり「焼けた?」なんて言われてしまいました。
そりゃ、仕事の合間ヌって、ここ数日のお天気最高の中、ダラダラ自転車走らせてりゃ焼けるよ、キミィ。
さてさて道徳からやや北に上がりまして、堀田という土地から東へ向かうとですね。
桜の景観で有名な山崎川に沿って進むことになりまする。
ああ、平和。
そこから新瑞橋という土地までを結ぶ道を妙音通といいまして。
なにゆえ、妙音かと言いますと、実は妙音院と呼ばれた、平安時代の太政大臣が昔々、このあたりに住んでたんだとさ。
その名は藤原師長(ふじわら の もろなが)。
平清盛がクーデタを起こして後、敵側の重要人物だった彼は流刑にあい(しかも二度目の!)、この尾張の地に流されてきたというのです。
師長は、モノの本によれば日本音楽史を語る上で欠かせない人物であるとのこと。
武器は琵琶。
類い稀な才と実力を持つ、琵琶の奏者だったそうな。故に。
その彼が出家したときに名乗った名前が妙音院。
(彼が弁財天を崇拝してたとかしてないとか、名の由来にはそういうところも関係してるらしいです)。妙音院流なんて流派もあるらしい。
熱田神宮でも演奏したんだってよ。
ちなみに熱田神宮は先ほど触れた堀田から北西に自転車で15分ぐらいのところにありますよ。草薙の剣が奉納してあるところですね。僕が毎年参拝するところですね。子供押し倒し疑惑をかけられたところですね。
08年1月3日の記事を参照されたし。
(押し倒しって…。なんて誤解を生む表現…してないどっちもしてない。どっちもって笑)
その熱田神宮で演奏したとき、天がどよめいて霊験があったらしいですが。
師長の不遇を嘆いたとかなんとか。
まーそれくらい、すごい琵琶使いってことです。
さらにこの妙音通の地での悲恋話もあるのです。
この地にあった村の村長の娘が、師長の世話係だったらしいのですが、彼女と案の定、恋仲に。情のつながりは案外ベタナンダじょー。
(って流罪だとはいえ、当然貴族ですから住む家も用意してあれば、村に手厚くもてなされたりもするわけで…そして僕は住む家を自分で捜しつつこの地に来たのですが、こんな話をダラダラとしてるわけで…それは、また、別の話。)
一年後、京へ戻ることを赦された師長を、彼女は追いかけようとするのですがその想いかなわず。
師長も形見の品を渡して泣く泣く別れるのですが、彼女は結局その後、亡き人になってしまうのでした。
妙音とは、そんな悲恋の音色のことでもあるようで。
決して妙な音ってことではないのです。絶妙の妙。言いえて妙の妙。
さらにさらに。
村上帝社という神社が神戸の須磨区にあることはご存知でしょうか。
この神社の創建については以下のような伝承があるとのこと。
<琵琶の名人であった藤原師長は唐に渡って琵琶の奥義を極めたいと思い、都を出て、須磨まで来た。その夜、村上天皇と梨壺女御の霊が現れ琵琶の奥義を伝えたので、師長は入唐を思いとどまり、名器「獅子丸」を埋めて都に帰った。この伝承を題材として能の「絃上」(玄象)が作られた。この伝承に基づき、土地の人が村上天皇を祀ったのが当社であると伝えられる。>
(参照ーwikipedia)
そう、名古屋の土地に縁のある日本音楽史の重鎮は、神戸にもその足跡を残しているのです。
そしてそんな土地を、何も知らずにフラフラと自転車で訪れてしまった。
住みたいと思って。
キタよ、これ。またキチャったプチ奇跡。
さて、TAKUMI BANDの奏でる音の妙は、どんな妙なんでしょうね。
なんてキレイに終わらないよ。(キレイか?)
これがですね、妙音通を山崎川を見ながら下っておったらですね。
見つけちゃいました。通り沿いに。ぽつんと。新瑞橋バッティングセンターの並びに。
エロDVD屋。
しかも「桃◯郎レーベル」専門店。
エロ過ぎだ、バカ(笑)
レーベル限定ってどんなだ(笑)
まー、まーな。音楽もこれも本能に訴えるモノっちゃモノってことで否定するわけにもいくまい……って、バカァ!
折角、せっかく、
『桜の名所、山崎川を眺めながら、5月の涼やかな風に吹かれて自転車を走らせる。その風が、太古の昔から悲しい音色を運んでくるような気がして、僕は思わずペダルを漕ぐ足を止めた。まだしばらく、この風に吹かれていたかったからだ』
なんて叙情的にしめようと、自転車走らせながら必死に言葉組み立ててたのに!
エロノイズ!(笑)聞こえちゃったエロノイズ!
来週からバンド名『エロノイズ』!
Mステ出演、タモリが紹介、「次は『エロノイズ』のみなさんで~す」
ほらもうアタマが違う方向にいっちゃったじゃないかよ!バカァ!(笑)
ごめん、深夜のテンション…。
蛇足。
あーもー、ここでホントは琵琶からリュートにいってシルクロード渡ってササン朝ペルシアの話からインドに戻ってシタールにいって、シタールと言えばジョージ=ハリスンで、ジョージとエリック=クラプトンの因縁話して、ハリスンからハリソン=フォードにいって、スターウォーズ→隠し砦の三悪人にいって長澤まさみからタッチにいって、あだち充最高ってセンもあったなー。
いや、仕事しろ、自分。
やんなきゃいけないこともたくさんあるだろう。
なんでこんなテスト前にマンガ熟読みたいな逃げ方をいつまでも。
いや、いい加減住み家決めろ、自分。
あーそーだね。
ってことで、僕、この土地に住んじゃうかも!
すまないかも!
もーどーでもいーかもっ!!
来週も物件を捜してくれるかな?
いいとも!!!
よくねーよ…