匠三刻#(たくみつどきしゃーぷ)

平田匠と「TAKUMI DuO」応援ブログ。及び管理人の『僕の1日は、昨晩の反省を鼻で笑うことから始まる』

愛と勇気「だけ」がともだちさ

2008年05月30日 | 漫画映画小説ドラマ

またかよ。

久しぶりだな。今度はこんなところにいたのか。

傍にいるのは、お前さん、ひょとして。
できたのか。愛と勇気以外にともだちが。
よかったな。これでオイラも安心だ。

なんだ。まさか横のそいつの名前、ジジっていうんじゃないだろうな。
で、あれか。お前さんがちょとオトナになると、もう会話できなくなっちゃうのかもしかして。
残念だな。
ところでお前さん、いくつ?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
というわけでまた、孤独のヒーローに出会ってしまったわけですが、
やっぱり改めて思うに、やなせたかしはひどいよね。
アタマ食べさせるわ、ともだちつくらせないわ。
アンパンマンは、ご存知の方もいらっしゃるとおもいますが、結構深いところあるらしいですよ。
メロンパンナちゃんの「業」とかね。(業って!?)
映画だと、ナニゲに当時の世界情勢をモチーフにしてたりしたそうです。
そういう、裏の設定を、なんとなく頭にイメージとしてすり込んだりすると、
そのうちオトナになってから、いかんともしがたい「情勢」を感覚的に理解することができたりしてね。

なんて言うのは、オトナの勝手な妄想なのね。

子供アニメの体を借りて、大人の世界を模倣する、あるいはちょいと普遍的なテーマをカリカチュアライズするって手は、クレヨンしんちゃんあたりが手法として用いていたりしますが、アンパンマンで既にやっていると。
まーな。やなせたかしは意外とひどい人だからな。


……でも正直あんまり好きではないのです。子供アニメに物語としてのカタルシスとは別個に、思想(?っていうと言いすぎ)めいたものをすり込ませるのは。よく褒め言葉として、特にこのジャンルが好きな人が「大人の観賞にも耐えられるアニメ」とかいってますが、なんなん、まずは子供が観て面白いって思われなきゃ意味ないだろう。最近のラ◯ダーとかウルトラ◯ンとかどうなんですかね……あー観てないもんを安易に批判してはいかんいかんでももうやっちゃった。

あーアンパンマンをはそのあたりキチンと成立してると思う。オモテを観てもちゃんとお話になってて、裏を観ると別のメッセージも読み取ろうと思えば読み取れる。のかな?もう大分昔だから覚えてネーや。

ゴジラが原爆のメタファーでどうたらこうたらっていうのもね。逆に萎えましたね僕は。アメリカリメイク版の方がその分、潔かったんではないかなと思います。(一個の物語として面白いかどうかは、また別の話)


オトナオトナと言えば、上述の黒猫ジジとしゃべれなくなった宅配便ですが、
随分昔、金曜の夜10時代に、会社で後輩とちらちら観ながら仕事してたわけなんですが、
例のシーンで、
「あー、これ、さびしいよねー」
なんて言ったら、

「え?どこがですか」
「え?だってもう人間の言葉では会話できないってことだろ?」
「え?どういう意味ですか?」
「いや、だから、大人になったってことなんじゃないの?」
「え?どういうことですか?」
「えっとつまり(解説。こっぱずかしいから省く)…ってことなんじゃないの?」
「あー。まだ調子が戻りきらないだけなんじゃないかって、僕、思ってました」

なんて会話がありました。

どうなんでしょうね。

おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。



(糸井重里すげー。)


部屋を探しています4.5

2008年05月26日 | お引っ越し
ファンド系の出資者がとにかく資産を不動産に替えたがっている

おかげで名古屋は新築飽和状態

まだまだ建築予定はあるよ

まず何よりも利回りなんで100戸以上のマンションを平気でたてる

1戸1戸の平米数を抑えて入れる人数を増やす

最上階と若しくはその下2フロアは「富裕層」向けの1~2LDKで家賃10万以上

まーだからといって設備が悪いわけじゃないむしろ豪華

でも居住スペースが下手すると6帖きる

保証人を立てなくていいかわりに保障会社への加入が必須

おかげで誰でも入れるしオーナーも損しない

そのかわり家賃交渉・入居費用交渉は不可能

ばっちりきっかり線引きされた明瞭会計つまり完璧な「商品」

一方で不動産管理というものはそれなりに手間(賃)もかかるものらしく

「礼金もらえなきゃ、何のためにやってるか分からない」なんて嘆く大家さんもいる

-------------------------------------------------------------

らしいスよ。


どうでもいいけど、内覧せずに部屋決めちゃう人ッてどうなの?
大丈夫なの?
あっちの7帖とこっちの7帖の広さがまるで違うなんてこと、よくあるよ?
(↑マンション単位でね。同じマンション内では当然同じ広さですけどね)


部屋を探しています4

2008年05月20日 | お引っ越し
いますヨン。

ベタだ。ベタ以下だ。

さて、名古屋市内フィールドワークの様相を呈してきましたこのコーナー。
今回は瑞穂区、妙音(みょうおん)通の紹介ですよ。
何やってん。部屋捜してんねん。

前回、道徳に住むと豪語しておりましたが、止めたもんね。
何故って名鉄(私鉄 名古屋鉄道)の運賃高すぎるんだもん。


賃料と要望の間の、冷静と情熱の間のバトルは未だ終わらないわけですが、いや、いいかげん終わらせたいのですが。
今日は仕事中、同僚にいきなり「焼けた?」なんて言われてしまいました。
そりゃ、仕事の合間ヌって、ここ数日のお天気最高の中、ダラダラ自転車走らせてりゃ焼けるよ、キミィ。

さてさて道徳からやや北に上がりまして、堀田という土地から東へ向かうとですね。
桜の景観で有名な山崎川に沿って進むことになりまする。
ああ、平和。

そこから新瑞橋という土地までを結ぶ道を妙音通といいまして。
なにゆえ、妙音かと言いますと、実は妙音院と呼ばれた、平安時代の太政大臣が昔々、このあたりに住んでたんだとさ。

その名は藤原師長(ふじわら の もろなが)。
平清盛がクーデタを起こして後、敵側の重要人物だった彼は流刑にあい(しかも二度目の!)、この尾張の地に流されてきたというのです。

師長は、モノの本によれば日本音楽史を語る上で欠かせない人物であるとのこと。
武器は琵琶。
類い稀な才と実力を持つ、琵琶の奏者だったそうな。故に。
その彼が出家したときに名乗った名前が妙音院。
(彼が弁財天を崇拝してたとかしてないとか、名の由来にはそういうところも関係してるらしいです)。妙音院流なんて流派もあるらしい。

熱田神宮でも演奏したんだってよ。
ちなみに熱田神宮は先ほど触れた堀田から北西に自転車で15分ぐらいのところにありますよ。草薙の剣が奉納してあるところですね。僕が毎年参拝するところですね。子供押し倒し疑惑をかけられたところですね。08年1月3日の記事を参照されたし。
(押し倒しって…。なんて誤解を生む表現…してないどっちもしてない。どっちもって笑)

その熱田神宮で演奏したとき、天がどよめいて霊験があったらしいですが。
師長の不遇を嘆いたとかなんとか。
まーそれくらい、すごい琵琶使いってことです。

さらにこの妙音通の地での悲恋話もあるのです。
この地にあった村の村長の娘が、師長の世話係だったらしいのですが、彼女と案の定、恋仲に。情のつながりは案外ベタナンダじょー。
(って流罪だとはいえ、当然貴族ですから住む家も用意してあれば、村に手厚くもてなされたりもするわけで…そして僕は住む家を自分で捜しつつこの地に来たのですが、こんな話をダラダラとしてるわけで…それは、また、別の話。)

一年後、京へ戻ることを赦された師長を、彼女は追いかけようとするのですがその想いかなわず。
師長も形見の品を渡して泣く泣く別れるのですが、彼女は結局その後、亡き人になってしまうのでした。

妙音とは、そんな悲恋の音色のことでもあるようで。
決して妙な音ってことではないのです。絶妙の妙。言いえて妙の妙。

さらにさらに。
村上帝社という神社が神戸の須磨区にあることはご存知でしょうか。
この神社の創建については以下のような伝承があるとのこと。

<琵琶の名人であった藤原師長は唐に渡って琵琶の奥義を極めたいと思い、都を出て、須磨まで来た。その夜、村上天皇と梨壺女御の霊が現れ琵琶の奥義を伝えたので、師長は入唐を思いとどまり、名器「獅子丸」を埋めて都に帰った。この伝承を題材として能の「絃上」(玄象)が作られた。この伝承に基づき、土地の人が村上天皇を祀ったのが当社であると伝えられる。>
(参照ーwikipedia)


そう、名古屋の土地に縁のある日本音楽史の重鎮は、神戸にもその足跡を残しているのです。
そしてそんな土地を、何も知らずにフラフラと自転車で訪れてしまった。
住みたいと思って。
キタよ、これ。またキチャったプチ奇跡。

さて、TAKUMI BANDの奏でる音の妙は、どんな妙なんでしょうね。



なんてキレイに終わらないよ。(キレイか?)

これがですね、妙音通を山崎川を見ながら下っておったらですね。
見つけちゃいました。通り沿いに。ぽつんと。新瑞橋バッティングセンターの並びに。




エロDVD屋。



しかも「桃◯郎レーベル」専門店。



エロ過ぎだ、バカ(笑)
レーベル限定ってどんなだ(笑)

まー、まーな。音楽もこれも本能に訴えるモノっちゃモノってことで否定するわけにもいくまい……って、バカァ!
折角、せっかく、

『桜の名所、山崎川を眺めながら、5月の涼やかな風に吹かれて自転車を走らせる。その風が、太古の昔から悲しい音色を運んでくるような気がして、僕は思わずペダルを漕ぐ足を止めた。まだしばらく、この風に吹かれていたかったからだ』

なんて叙情的にしめようと、自転車走らせながら必死に言葉組み立ててたのに!

エロノイズ!(笑)聞こえちゃったエロノイズ!

来週からバンド名『エロノイズ』!
Mステ出演、タモリが紹介、「次は『エロノイズ』のみなさんで~す」

ほらもうアタマが違う方向にいっちゃったじゃないかよ!バカァ!(笑)

ごめん、深夜のテンション…。






蛇足。

あーもー、ここでホントは琵琶からリュートにいってシルクロード渡ってササン朝ペルシアの話からインドに戻ってシタールにいって、シタールと言えばジョージ=ハリスンで、ジョージとエリック=クラプトンの因縁話して、ハリスンからハリソン=フォードにいって、スターウォーズ→隠し砦の三悪人にいって長澤まさみからタッチにいって、あだち充最高ってセンもあったなー。

いや、仕事しろ、自分。
やんなきゃいけないこともたくさんあるだろう。
なんでこんなテスト前にマンガ熟読みたいな逃げ方をいつまでも。
いや、いい加減住み家決めろ、自分。

あーそーだね。
ってことで、僕、この土地に住んじゃうかも!
すまないかも!
もーどーでもいーかもっ!!
来週も物件を捜してくれるかな?
いいとも!!!
よくねーよ…

BGMが「エレクトロ・ワールド」なのはベタ過ぎるから内緒にしとく

2008年05月13日 | 雑記
ブログというもんは非常に中途半端なもので、書いてる本人は当然のこととして、そもそもこのスペースを提供している主体が、あなたのプライベート日記を公開して下さい、なんてコンセプトがあるがために致し方ないことだとは思えるのですが。

でも、可能性として、全世界に配信できているということを考えれれば、当然ここは公の場だと認識すべきだとは思うのです。
大げさと言う人は笑いたければ笑って下さい。現実と可能性、確率と可能性はステージが違う。分けて考えるべきだと僕は思ってる。

ミクシィを始めとしたSNSにしても、顔を合わせたことも声を聴いたこともない人とコミュニケーションを取る、ということを考えれば、やっぱりそこは公の場なので、其れ故にここ2-3年のミクシィの一部異常ともとれる他人への気の使いようは、どうしようもない事態と感じると同時に、自分の立場というものを確立しないまま、だらだらと思慮の浅いことを吐けば、そりゃ問題にもなるだろうと思うわけです。書く本人はプライベート、読む人々はオフィシャルとしてその場を扱うキモチでいる、というイメージのズレは、当然起こる事態として考えられる。「炎上」って事態は、書いた本人以外にとっちゃ当然の成り行きなのですね。読んでくれる人が「友達」ばかりとは限らない、という可能性を想像できないのは怖いことです。

しかしながら、公の場に、自分のなんでもない話を立ち上げるという、至極矛盾したものを抱えつつ、それは新しい表現の場としての可能性でもあると思うわけで、この世に展開する多くのリリースされる「作品」が常にオフィシャルを意識したものではつまらない、と思う僕としては、このネットを経由して拡がる表現の可能性というものに少なからず期待しています。ですが上記のような事態を考えると、いわゆるホンネってヤツがどんどん聞こえなくなってしまうのではないか、という独りよがりな不安を抱きます。

自分の好きなモノのコミュニティに入って上機嫌だったのも数日で、其れほど時を経ないまま、当たり障りのない言葉のオンパレードで済ますことになってしまう。そんな上っ面の会話なんて、普段リアルの世界でさんざしてるだろう。どうしてわざわざネットの場でまで同じことをせなならんのか。折角の新しい「場」なのに。もっと濃い話がしたいから好きなモン同志で集まってるンちゃうん?

そりゃ、どういう経緯をたどっても行き着く先は「人それぞれですよね」って言うしかなくなるでしょうね。
その経緯がどんどん短くなってくる。
しまいにゃ、ふた言目に「人それぞれですよね」ってきて終わり。
それ「会話」か?


心無い発言とか、誹謗中傷とか、意見のあるヤツはきちんと身元を証明して言え、とか。
匿名であることのマイナス面ばかりが目立ち、それがさもネット社会(←なんだそれ)の問題であるかのように言われて久しいですが。口惜しいのは、では何故、そもそも匿名であることが前提として拡がってきたのか、という検証がなにもないということなのです。

なんてことを言うと「ともかく現状にどう対処するかの問題だから」なんて言われてしまいそうなんで、まーいーや。

でも、でもね。
匿名だからすることって、悪意に導かれた行為だけ?ってことだけは突っ込んでおきたい。
身分を明かすと恥ずかしいことでも、匿名だからできるってこと、ないですか。
単純に募金、とか。寄付とか。さりげない優しさとか。

「この子に優しくしたのはワタクシざるそばです。どーか、どーかざるぞばをよろしくお願いします!弱きものたちの味方、ざるそばをよろしくお願いします!」

白けるでしょ。

その人の周りの情報、それこそ性別から。知らないほうがいろいろ言えたり伝わったりすること、ないですか?

自分が何者か。知られてないから、言えることって悪口だけですか?

~余談だけど。
僕の知り合いが、あることについてブログのコメント欄上で結構、意見交換をしたことがあるらしく。
後日、その相手が中学生だと分かってがく然としたとか。
そいつが妙な偏見を持っているヤツではないことはここで断言しておくけど、それでも最初から相手が中学生だと分かっていたら、そこまでのやり取りって生まれなかったんじゃないかな、と思います。相手も同様に。年上だからって遠慮なんてしないぜ!とか思ってても、遠慮はしないけど重ねた年月の差を勝手に意識した下らない劣等感なんかが先に立っちゃったら、きっとまともな会話にはなりやせんぜ。


大げさにいうとですね、ってでっちあげないとこの文章意味なくなるんで笑、

タマシイだけの会話が出来るような気がするんだ。

いや、大げさ過ぎる。

まっぱだかの会話が出来るような気がするんだ。

ちょっと安心した。


とはいえ。
ここがメンドクサイところなんですが。
やっぱりこの「場」はオフィシャルなのです。
ここだけの内緒の話、はこの「場」では存在しない。


遠慮であったり、優しさであったり、気遣いであったり。
それを簡単に礼儀ってえ言葉で片づけると、これまた余分な先入観が絡みついて、「オレタチ、縛られたくない!」なんて言われても困るんですが。ここで、「黙れガキども!」って言わないってことなんだな要するに。そういうことじゃないってことを、きちんと説明する義務が、きっと発生するってことなんです。

言えるのは、結局のところ「他者」を意識するということ。
その上で、言いたいこと言うこと。
に、なるんだろうな、と言うのが結論です。




更に、とはいえ。ここから先は駄文。余分。お時間ある方は付き合ってくだチャイナタウン。


だからといって、一から十まで説明してるとキリがないんです。論旨ぼやけるボヤける。論文書いてるわけじゃないんだから。

例えば、このブログ『匠三刻#』なんてのは、一体何歳~何歳ぐらいの人が読んでくれているんだろう、とか考えだすと何も書けなくなっちゃうんですよ。世代ごとの共通知識ってどうしてもあるから。かといって使う単語単語に注釈を入れてったら、一本書くのに何日かかるやら。自分の本をだすつもりなら、その労力は必要で、厭わないかもしれないけども、それはこの「場」に適した行為ではないと思うのです。手軽さとスピード・同時性がウリだろ、と思うわけです。その割にゃ更新ペースが悪過ぎるが(笑)。仕方ないから、どうしても知りたかったらご自分でお調べなさってね、と割り切るしかなかったりする。ぼかぁ、団塊junior世代の共通認識のもとに、団塊juniorの名も無い、ある一人の男としてここでつぶやいてるよ、と。それか、言いたいことを架空の物語に仕上げるか。これもまた骨が折れる(笑)。そもそも趣旨はあくまでもBANDの宣伝活動であり…って、こんな感じでにっちもさっちもどうにもブルドーッグ、なんです。(フォーリーブス?さー分からない人はお父さんお母さんお姉さんお兄さん妹弟息子娘友達先生に聞いてね。こんなコネタに注釈を挟むのもどうかと思うキモチ、ご理解いただけますか?)


一つ、どうしても視野から外してはならんな、と思うのは、

よく言われることに、
「自分がやられてイヤなことは他人にするな」
って台詞がありますが、いやいや
「自分がやられても一向に気にしないことでも、他人にとっちゃイヤなことなんて腐るほどあんだろう」
ってことです。

それを意識しながら、それでも僕は僕でしかないからこうですわ、って言うしかないよね、って感じで今日もふらふらした文章を書くのです。
ですから、これはこうでこういうことになってるってことは一応知ってますけど僕はこう思います、って感じの文章に大体なっているかと思いますが、どうなんでしょう?かつて同僚に一言「わかりにくい、言いきれバカ。」と言われた身としてはなんとなくお尻のポジションがキモチ悪い思いをしておりますが(この比喩も意味不明ですかね?)。

まあでも今後はいくつか、言いきりの文章を書いていくんではなかろうかと思います。正直ちょっと疲れたから。

で、時によくある、更新がままならない、ままなってないときは、あーまたこんなことをグダグダ考えてるんだろーな、なんて思って頂ければ幸い。

第一、こう思っていたところで、どんどん矛盾したこともしていくだろうし。
だって他人の宇宙に入り込むなんてことできないんだもん。
きっと、「え?そこ?」ってことは、たくさんあるんだもん。

だからといって考えたってしょうがない、なんて言わないよ絶対。もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対。槙原敬之。
それだけが僕の矜持。
言いすぎ。

ええ。欲しい言葉は「ねぇ、あなた。ちょっと考えすぎじゃないかしら。こちらでお茶でもいかが?」っていう、優しい言葉です。



内緒だぞ。


戸田誠二を手に取ってみる

2008年05月11日 | 漫画映画小説ドラマ
初物を読むときは大抵デビュー作から手を付けるべきだろうと思いつつ、これ系、ようするに短編をネットにあげて評価を得てきた人が描くものの場合は、2冊目か3冊目の方が表現が洗練されるような気がして、2冊目「しあわせ」を読んでみた。そうした後の方が1冊目の表現がピュアでまっすぐに感じられて、少々のディティールの甘さが気にならなくなる場合もあるしね。

っていうのはカッコつけで、タイトルに惹かれた、って言いたくないからで、どこぞの自己啓発もんに手当たり次第手を出す輩と一緒にされたくないという馬鹿みたいなクソなプライドがこう書かせるわけで、ろくなもんじゃないですね。


結論言うと、オビに書いてある「大丈夫、ここに描かれているのはあなたのことではない」に、ようやく救われてる僕がいます。


やってらんねぇな。


割とSFチックなんね。
その割には丸い線を描く人だ。

さて、3冊目(4冊目?)には、男が妊娠できる世の中で起こることが描いてあるらしいス。
いやまあ楽しみ。

こういうものにこれから先も出会えるなら、生きててもいいかなって思える。
自分のクソな想像力じゃ考えられないことだし。
いつだって自分の想像の範疇を越える出来事に遭遇できるのは、楽しいんだ。


14歳のときに「あーもーどーでもいーや」って思っちゃってるときがあってですね、
(こんなことこんなこと書きたくないですね。じゃあ何故書く?暇だカラ。忙しいけど)
そんなときに出会ったマンガに以下のような台詞がありましてですね、
曰く、
「明日出会えるかもしれない人や、見ることが出来るかも知れない景色や、
そういう可能性を全部捨ててまで行ける、いいところなんて絶対ないよ」

なんてものでした。


イスラーム教のある過激派では、殉教すれば何人もの美女といつまでもセックスができ…(先があるらしいけど極端な拒否反応を示す人がいるかもしれないのでやめとく)…という、とにかく、えらく欲望に忠実な世界観の「極楽の世界」へ行ける、と教えるそうです。

で、だから爆弾を抱えろ、と。

僕の稚拙な知識を披露すれば、そもそもイスラーム教が生まれた背景には、当時の荒れた世の中があり、それを更生するために、教義の中に毎日の生活のあり方を事細かに指示した、らしいです。だからあんなに生活に密着した教えがあるんだな、と。だから受ける御利益も妙に具体的になるんだな、と。

日本でも終末思想が拡がった鎌倉末期に「いいことすれば極楽浄土に行けるぞ」なんて言葉で、人々を更生させようとしたことがあったと思うけど、そういった論理は、ちょっと方向を変えると、こういうことになるらしいです。


でもね、論理もツールなのね。そう思うよ。
要は使う人と使い方次第で。

だからね、昔出会ったマンガや、戸田誠二の作品で得た論理を、自分に都合のいいように適用しようと思うんです。
勿論、きちんと理解してからね。

(僕はイスラーム教信者ではないので、その教義やあり方に批判も賛成もするつもりはないです。でも、自分はどんな極楽浄土を約束されても爆弾は抱えないと思います。もともと想像力無いし、目の前のリアルと向き合っていたいもの。それがどんなに酷くても。ぐちゃぐちゃになるけど。周りに迷惑かけるけど。オイラわがままだからさ)

部屋を探していま3

2008年05月09日 | お引っ越し
いますりー。

いぇい。

ベタだ。ベタ以下だ。


というわけで部屋を探して三千里。さあ出発だっ今っ陽が昇るっ。母さんの住むぅあの空のしたぁ~~、
って独りよがりの懐かしアニメ話はこれくらいにってもうちょっとだけすると、この歌詞から始まる転調したサビが最高で最高で音源捜したくって仕方がありません。はい、終わり。


で、部屋を探して捜して結構今までの活動範囲より、かなり南下したところまでやってきましたよ。
まあ土地も安くなるんで、比較的家賃も下がって広くて設備もよくなったりして、うん、いい感じですね。
さらには、これから住む「街」ってやつにこだわってみたくて、周辺あまり知らないから、その辺、歩き回ってみました。

知っている人は知っているこの町。
若干、時が止まったような、最近で言うと昭和の匂いを感じる的な表現が似合うような、でもそこそこ商店街はきちんと成立してたりして(シャッター街じゃなくて、ちゃんと機能してる)。
昔はもっとにぎやかだったろうな~という感じ。
でも、まだ寂れてない。廃れきってない。

あー、あー、イイね。イイです、この感じ。

天気も良くて、駅の近くに大きめの公園もあって、野球場があって、近くの中学生が部活練習中で、公園の周りランニングしてたりして、公園の中に池があって、その傍の遊具があつまってるところに、何故だかクジラの模型がどっかりと腰を据えてて、そいつの表情がまたなんとも憎たらしい(笑)。すげぇニヤぁ~ってしてる。エロ目で。

後で少し調べましたが、決して中心街へのアクセスがよい訳でもなく、人口が多いと言えるわけでもないこの街が、それでも街としてそこそこ栄えていた気配があるのは、かつて名古屋で初の映画撮影所が立っていたらしくて、当時は映画が一番の娯楽であるわけですから、当然、撮影所の周りはお盛んになるわけで、映画が勢いのあった頃には相当栄えていたらしいです。
ちなみにそこに撮影所をたてたのは、日本映画の父である牧野省三。マキノ中部撮影所というところで、主に現代劇を撮影するときに使われていたそうです。時代劇は京都の方。

ちなみに、僕の母ちゃんの旧姓は、牧野だ。
いや、ごめんそんだけ。



ああもう言ってしまおう、そんな街で、すごいもんを見てしまった。
分かっちゃう人は分かっちゃうけど、まあいいや。

君は信じられるか。

土地の名前は「道徳」。
その道徳という土地に、「正直屋」という看板を掲げる金物屋がある。
それだけでも「フッ」とトイレで笑っちゃうんだが、
その隣にあるのが、

エロDVD屋だ。

しかもインディーズレーベル盛りだくさんだ。

正直過ぎだ、バカ(笑)
ていうか、覗いたんか、俺(笑)
あー覗いたね。
だって正直だから。

道徳にある正直の隣にエロ。

なんだ、哲学的な匂いさえするぞ(笑)
気に入った!この街気に入った!


で、とどめ。



いや、モザイクかかってんのは、あくまで配慮ってヤツであって、前述のエロとはなんら繋がるものではないのですよ。
(…しかし、逆に卑猥だ…)


つーことで、オイラ、この街に住んじゃうかも!


あーperfume売れてんね

2008年05月07日 | 音楽
またきちゃったねテクノポップ。

ずっとピコピコものを愛してる僕の同僚曰く、

「もーほっといてくれよ!どーせ来年の今ごろには『いたね~そ~ゆ~ヤツラ』って言ってんだろぉ~。ダメなんだよ表にでてきちゃ。ケガするだけだから。だって『アキハバラブ』とか歌ってたんだぜぇ~。隅っこで楽しんでるからぁ。そっとしといてよ~」

って言ってました。さもありなん。

でもさぁ、まーいーんじゃねぇのぉ?
メジャーになるのは悪いことばかりじゃないよ。
そんだけ好きだってモンがはっきりしてるなら、そんなに悲観しなくても好きで居続ければいいじゃんよ。
それはいいことだよ、多分。
来年の今ごろにBOOK OFFに並ぶ1枚100円のアルバムを全部買い占めちゃえよ。

それにな。普段、あまり抜きんでないように必死に調整しつつそれでも個性個性って頑張ってるところからみるとさぁ、処構わず状況考えず俺はこれが好きだぁって垂れ流すようなヤツラはそりゃムカつくよ。それこそ空気読め読めKYKYってなるよ。
わかってて「誰が読んでやるもんかそんな空気」って意気込むならまだしも大抵気付いてないっしょ。それはむかつくよ。多分。

詳しい人に言わせるとテクノじゃなくてハウスに近いらしいッスね。わかんね。
今のうちに稼いで、あとは好きにやってくれ中田ヤスタカ。
そしてそれが一番羨ましい。

シークレットシークレット最高。


部屋を探していま2

2008年05月03日 | お引っ越し
いまつー。

苦しい。

誕生日おめでとう、俺。

いやマヂでどーでもいい。
なら何故書く?

生んでくれた人と祝ってくれる人がいるからさ。(コートの襟を立てて、葉巻きをくわえ遠くを見るシルエット)



んなことはどーでもよくて標題なんですが引き続き部屋を探しています。前々回確か、天井に虫眼鏡で見ると「yes!」と書いてある部屋を募集なんてこと言ってたと思いますが、そんなんあるわけないので、現実的に捜しております。

今より、安くて、広くて、日当たりのよい部屋。

見つけました。

ただ、交通の便が悪いです。

内覧の帰り道、20分ほど歩いてでかい駅にたどり着きました。
もう少し近くに最寄りの駅はあるんだけど、15分に1本ぐらいしか来ないし、どうせ一駅で乗り換えだし、なにより土地勘があったというか、昔の想い出の地でもあったので、てくてく歩くことに。

その想い出の地だということに気付くのに、現地に行ってやっと気付いたという有り様。

ぶっちゃけ団地なんですが、そこに昔、家庭教師をしに通っていたのでありました。

忘れすぎだろ、自分。
いや、だってゆ~あ~るだとかなんとか言い出す前のお話で、なんか団地名も若干変わってたりしたんだもん。

地図観て気付け、自分。
いや、だって通ってた頃と比べてなんか再開発進んでて、近所だなと思ったけど、そのものずばりだとは全然夢にも思わず、いや正直に言うと家庭教師をしていたことも忘れかけてた。あと、なんせ、地図でこの場所、確認したことない。

記憶力だけが取り柄じゃなかったか?自分。
僕はね、新しい知識を入れるために、古い知識を追い出すのだよ、ワトソン君。(参考ホームズ)
いや、減ったね。ニューロン。確実に減ったね。そのうち、君の名前も思い出せなくなるよ。(誰?)


さて、団地の入り口に入った途端、走馬灯のようによみがえる想い出の数々。
帰る頃には全部閉まっていた、1階ピロティ(ピロティ!)の薬屋、雑貨屋。
敷地内にある公園で、なんとはなしに、一人ぼうっとしていたこと。
目の前のバス停、乗り遅れて、奮発してタクシー拾ったこと。
自宅最寄りの駅に着いて、原チャリ乗ろうと思ったら鍵が壊されていたこと。
目の前の交番に飛び込んで、「お前ら、こーゆーことが起きない為にここに詰めとんじゃねーのかい!」と怒鳴ったこと。
名古屋駅から直通で出るバスを待っている間、駅内の喫茶店で時間を潰していたこと。
そこでレポート片づけたり、コーヒーに入れる砂糖の分量を少しずつ変える遊びをしていたこと。
この時見つけたベスト分量を今でも守っていること。(一番は入れない笑)

仮に「よっくん」としよう。
よっくんのやたら発達した、体全体のバランスにしてはやけに逞しい太股(エロいな俺)。
インターホンを押すと最初に必ず出てくる弟くん。
机に無造作に置いてあった、金賞を取ったという絵。
やたら色の使い方がエキサイティングだった絵。
弟くんも負けずに絵が上手かったこと。
休憩中に出てくるお菓子を競い合って食べまくったこと。

「センセー、推薦に受かっちゃった…」
別にそんな、申し訳なさそうな顔すんなよ。


いろいろとおかしな会話をしました。
ある日、突然言い出すよっくん。

「センセー!パンクってなに?音楽の。どーゆーもの?」
「パンクってのはな、よっくん。ジャンルじゃねぇ。タマシイのことだ」
「わかんねー!」


泣かしたこともありました。

「いいか、よっくん。英語は言葉だ。オマエ何で日本語しゃべれる?これそれあれどれ、だけで会話できると思う?最低限の単語は覚えてないと理解できねーじゃん。今ここで10個だけでも覚えようぜ?」
「…無理」
「じゃあ5個」
「…ムリ!」
「じゃあ1個…ってそんなんで進むか!」
「…すいやせん…」


中学生を相手にしていることを忘れることもありました。

「センセー、√2が二乗で2はわかるんだけどさー。ルートってなに?」
「そりゃあオメー、都合よくある数を分けるための理屈だよ、とりあえず」
「わかんねー、√5とか全然わかんねー」
「いや、だからかけると5じゃん」
「じゃー√5ってなに?なんなの?」
「それはバービーボーイズの5th…違った、あーよくいうじゃん、ふじさんろくにおーむなく…」
「だから普通の数にはできるんでしょ」
「うーん…できるけどできない」
「なにそれー?」
「だから記号をつかうんだよ」
「でも、できないものをわけることないじゃん。分けられないんだったらわけなきゃいいじゃん」
「いやいや、わけられなくても別れなきゃいけないときもあるんだよ。だからせめて雨露をしのげるように傘だけは差してあげないと。√ってね。」
「アメツユってなに?」
「…えーと、それはね、むしろこう、アメツユそのものというよりは比喩的にレトリックを駆使した…」
「センセー。日本語でしゃべってよ。今数学だよ」
「…すいやせん…いや更にだね、負の数の平方根というのがあってだね、これも本来成り立たないはずなんだがある数を持ってして成り立たせてしまうという…それをアイっていうんだけど…アイに依存することで1つであることを無理やり成立させるっていう…」
「センセー、今数学だよ」
「…すいやせん…」

あまりいい家庭教師じゃなかったな。
正直、高校に無事合格してくれてほっとした。
推薦だろうが、なんだろうが。
たいしたもんだ。
なにせオイラ、あの絵を見たときに、

「よっくん、すげーな。これすげーよ。こっちの道に行ってもいいんじゃないの?」
なんていってたクチだ。それに応えてよっくん、
「いや、センセー、こんなんで将来やってけないよ。」
なんて言ってた。
今、何してる?


よっくんのお母さんに車で送ってもらったことがあって、そこでの会話を思い出す。

「知り合いに22過ぎてまだバンドやってる子がいるんだけどさー。いい加減就職しなさいって言われてるらしいの。もう、芽はないでしょ、って。親に言われてるらしくて」

「はあ。」

「…べっつに、いいじゃんねー。」


別にいいじゃんねー。
そう言えば、強烈。
僕がまだ、こんな風にだらだらといろんなことを続けているのも、この一言があったからかも知れない。

別にいいじゃんねー。
ドラマや映画じゃ何度か聞いたことがあるがドラマや映画だけに絵空事だと思ってた学生時代。
就職活動をそろそろ始めなきゃいけない頃だった。

別にいいじゃんねー。
現実に、そんな言葉を吐く人がいて、それに騙されて(笑)ダラダラしながら、また、その人が住んでいたところに偶然、帰ってきちゃいましたよ。

まだ言ってくれますか?
別にいいじゃんねー。
あなたのお子さんは妙に現実的で、それでも自分の描いた絵を誇らしげに僕に見せてくれましたよ。
寸前まで机にほかってあったくせして。
なんだろう、中学生らしい背伸びだったんですかね。

この期に及んでまだ言ってくれますか?
別にいいじゃんねー。

今、聞いたら、とんでもないことになりそうだから、
ちょっとこの団地に住むのは保留とします。


(本当は、エアコンがついてないので、そして買う金がないからです…はっはっは)