あれ?ベードラでっけーなー。22"くらいない?
なんだよきくりん、エリック・ドルフィー好きなんかー。
あ、こんばんは。
どうでもいい話をします。
●以前友人に、小学校の入学式の撮影をしたのだとかなんとか伝えていたので、「どうなったの」と言われまして。
偶然にもあいふぉーんの中にムービーデータを入れていたので(iPhoneの中に任意にムービーを仕込む、というのをやっておきたかったのと圧縮度合いを見たくてテスト的に仕込んでおいたのですよ。そんな自分で作ったものを当たり前のように入れておくものか白々しい。とか言ってみたり。)見せてみたら、ひとこと、
「こんなん、父親がビデオ持って回しとけばいいがー」
とか言われまして。
なぜわざわざ頼むのか、と。
自分でできるじゃーん、と。
ああ、まあ、そうですね。おっしゃる通りです。あなたはいつも正しい。
悪かったね、親がビデオ回してりゃ済むもんを、わざわざやらせて貰ってメシ食わせてもらってますよ、オイラ。
でも、本当に
【自分にしかできないこと】を仕事にしてお金を貰えている人は、案外少ないのではないかと思う今日この頃です。
いやいや今現在、毎日が日曜日のような生活をしてる僕がいうことではござんせん。失礼。
●だいぶ前の話ですが、DIY系のショップで働いている友人が、僕の家にあるドラム練習用パッドを一目見て、
「こんなん、ウチで全部材料揃うがー。自分でつくればいいじゃーん。原価3分の一やでー。金の使い方ヘタだなーオマエ」
なんて言われたことがありまして。
いやもーびっくりしまして。
こんなにわかりやすい自分の職場アピールも珍しいなと思いまして。
同時に、そんな原材料が揃う場に勤めていて、その材料の原価に利益を乗せて【商品】として売る、という現場にいる人間が、原価を引き合いに出して他人の金の使い方を否定する、ということに唖然としまして。
オマエ、自分の給料どこから捻出されてるか知ってんの?とか思うわけでして。
もっと言うなら、その練習パッド、きっとゴムと木材の材質とか、2つのペアリングとか、サイズとか、商品として出すまでにそこそこ手をかけていると思われるわけです。
実際の現場を知っているわけではないので、ひょっとしたら2秒ぐらいで決定されてるかもしれませんが(笑)、舶来品なんで実はかなりアバウトなのかもしれませんが(アメリカ産のこの手の品はときにあまりに大雑把であることも多いので)、本当のことは結局わからないので、どこかで一線を引いて自分の信じる度合いを決定しなければいけないのだと思います。加えて言うのなら、たとえ2秒で決定された大きさとバランスだとしても、僕はこの練習パッドの感触はかなり好きでお気に入りです。大雑把だろうがなんだろうが。
●まあ、以上2つの事例ともに、その場では言い始めたらキリがないというか、多分聞く耳持たないというか、ダラダラとしまらない話をしてしまいそうだったんで華麗にスルーしといたんですが、なんですね、こうも毎日が日曜日だと余計なことを考えてしまいますね(笑)。
なんでしょか。この「○○なんて(どんくさいこと)すんなら△△したほうが[速い・早い・上手い・安い・軽い・楽]じゃーん」という指摘が、時に[要領がいい・目利きがいい・物事の本質が見えている・最適化されている=アタマがいい]とされる風潮は?はやいうまいやすいは吉野家だけで十分です。
喫茶店でコーヒーが380円だと言われると、あのコーヒー、黒いお湯そのものの値段が380円だと思っているということでしょうか。
あれは、
屋外の、
自分の所有物(貸借物)ではない場所で、
腰を落ち着けて、
一言「ほっと」と頼めば、
人を介して、ホットコーヒーが自分の目の前に運ばれてくる
という現象・行為全てに対しての代価として支払っているものだと僕は思っています。
【手間】の削除を金で買う、というと少々露悪的かもしれませんが。
【時間を買う】のほうがいいですかね?
ウチでコーヒー入れたほうが、1杯・十分の一のお値段で3倍は美味しいわー(笑)
じゃ、ウチで飲んでろよ。
●【モノ】そのもの(笑)をやりとりする際に利益を乗っけることにはなんの抵抗もなく受け入れているはずなのに、それが、例えば【サービス】と呼ばれるよな目に見えない実体のないものになると途端に想像力が働かなくなるのはどうかと思います。
ま、でも、だがしかし、
それこそ原価率(コスト)なんてあってないようなモノ・算出できないモノ、と考えられている時点でいわゆる【サービス】を売り物にしている業界の人々は軽んじられ、また無駄に持ち上げられるんですけどね。イッテコイ、か。
同じ類の仕事でも広告代理店を通すがどうかで、ギャランティ、えらく違いますからね。それだけ【価値】を演出して商売する代理店が上手いのかもしれませんが。
それこそけっこう、大雑把だぜ。
だから日常のひょんなシーンで、余計に割食うんだよ。
●さて、そんな愚痴をキーボードに叩きこみながらカレンダーを見てみれば、いわゆるG.W、ゴエモンわっしょいですね。ぐれーと・わーきんぐの方もいらっさるのでしょうか。
僕はといえば、G.Wではない週からG.Wのようなモンでしたが、明日は他人の人生(おそらく)最高の瞬間を記録する仕事に行ってきます。
毎日が日曜日ですが暦の上での日曜日は仕事が入っております(笑)
ありがたいことですね。
参加者の誰かに撮ってもらえばいいじゃーん、と言われるかと思いますが、それなりに頼んだ甲斐があったと言われるような画を撮ってきたいと思います。
料金に見合う仕事は、するよ。
当たり前じゃん。
仕事が終わったら、駅裏のお店で美味しいコーヒー飲んで、帰りにグァテマラSHBの豆買って、家でまた飲むことにします。楽しみ。