えつこのマンマダイアリー

♪東京の田舎でのスローライフ...病気とも仲良く...ありのままに、ユーモラスに......♪

野草を暮らしに ~たいがいはエディブル!?~ 

2015年06月24日 | ハーブ&アロマ

 園芸種の華やかな花々も好きですが、野趣溢れる可憐な野草も大好きな私...何度もその画像を紹介してきましたが、写真に撮るばかりで、積極的に食べようとはしてきませんでした。ツクシとスギナ葛の花むかごくらいでしょうか...。何が有毒なのか、どれが美味しく食せるのか、よく知らないからです。

 でも、手許にある大海勝子著 『道草料理入門 ―野山は自然の菜園だ』をめくっていると、大抵の野草や野の花は食べられる(エディブル)ようですよ。そりゃそうですよねぇ、日本人は、家畜や栽培された野菜を食すようになる以前は、野の草・木の実・キノコなどを精進料理として、薬用として、長いこと摂ってきたのですから。

 目次から季節ごとに、一般的によく食されているもの以外を拾ってみると......(★表記はくだんの著書に倣い、リンク資料は「薬用植物一覧表」とWikipediaから選びました。)
   :      つくしたんぽぽすみれのびるからすのえんどうはるじおん紫花菜
           杏仁子(あんにんご)(うわみずざくら)・ニセアカシア(ハリエンジュ)・えんごさく
           二輪草いかりそうれんげそうかたばみすいば(すかんぽ)・にわとこしろつめくさ
           あまどころ
   初夏: つつじ木いちご(モミジイチゴ)・すべりひゅあかざ/しろざ・つゆくさやぶかんぞう
           またたび待宵草うどほたるぶくろぎぼうし母子草ゆきのしたどくだみ
           昼顔あざみ山もも
   :      やまぼうし(実)・つのはしばみ(実)・さるなし(実)・むかご(実)・秋ぐみ(実)・
           山ぶどう(実)・がまずみ(実)・
           ぶな(実)・すだじい(実)・くさぼけ(実)・みぞそばきんもくせいひし(実)

 藤もニセアカシアも葛と同じマメ科ですし、藤の花は葛の花と香りがよく似ています。ニセアカシアも同様かな? 葛の花が食べられるなら、藤もニセアカシアも食べられて不思議はないですよね。

 西洋ニワトコ(エルダーフラワー)は、風邪や花粉症にもよいし、細胞に潤いを与えるので肌にもよいということで、イギリスではコーディアルとして親しまれています(現在ではノンアルコール飲料。薄めてティーとして楽しめる他、ゼリーやフローズンヨーグルトにしたり、ジェルとしてヨーグルトやアイスクリームのトッピングにもできます)。日本でも、最近はよく目にするようになりましたね。

 

                                        

 早速、身近な野草を物色してみました。

  シロツメクサが食べられるなら、アカツメクサ(ムラサキツメクサ)も食べられるのではないかと思って調べたところ、くだんの「薬用植物一覧表」には「エストロゲン効果により更年期障害が軽減する」とあるではありませんか。また、「かつて、ヨーロッパでは、乳がん治療に濃縮した液を患部に塗布したという」とあります。へぇぇぇw(☆o◎)w

             
 というわけで、近所の親水公園で摘んできました(2週間前のことです)。シロツメクサはすでに旬を過ぎていましたが、アカツメクサはちょうど旬だったので。
 くだんの著書のシロツメクサ(アカツメクサはないので)の解説には、「若菜、咲き始めの花を食べる」とあるので、開き切っていないものを選びました。

  
 ハーブティーとして飲んでみました。ほんの少し豆っぽい匂いがしますが、癖のない味でしたよ。効き目は...これだけじゃわかりませんね(^_^;
 来年は、シロツメクサとともに、若葉をおひたしにして食べてみたいと思います。

  

  ホタルブクロは我が家にありまして、今まさに旬! この家に越してきてまもない頃、当時存命だった父がタネを持ってきて庭に植えたものです。十数年経った今では敷地の至る所に生え、この時季に赤紫色の花を咲かせるのはよいのですが、あまりに繁茂し過ぎてありがたみが薄れてきていたところ...食用になると知ってびっくりw(☆o◎)w

  
 レモン汁を少々たらしてゆでてみたところ、たったこれだけの量に...(^_^; そのままサラダに入れればよかったかな。でも、色はきれいですね。酢の物にして食べてみました。歯ごたえは、菊の花のような、しこしこちゃきしゃきした感じで、臭みはほとんどありません。
 ゆで汁もティーとして飲みました。やはりほとんど癖がありません。先日紹介したアロマソルトの色づけなどにも使えそうです(#^.^#)

 

 その他、我が家にある食用植物を探してみると...

  鳥の落とし物(糞ともいう(^_^;)から実生で育った*山椒があります。山椒は用途が広いですね。来春の一番芽?で、山椒味噌を作りたいと思っています。春の若芽は、シャープな香りに独特の甘さが加わって、抜群の芳香なのです。

  ウコギも鳥の落とし物から育ちました。トゲが大きく鋭くて持て余していたのですが、食用になると知って態度が変わりました(#^.^#)  いつか若芽をティーや天ぷらにしてみたいと思います。

  やまぼうしもあるのですが、実が落ちる前に鳥に食べられてしまうようで、秋に2~3個落ちているのを見かける程度なのです。沢山採れたら、ジャムにでもしてみたいものです。

  千両も同じく鳥の恵みから出てきたので、お節料理の彩りに添えたりしていますが、まさか実が食用になるとは...w(☆o◎)w

  ツツジもありますよ。子どもの頃、蜜を吸って楽しんだことのある人は少なくないのではないかと思いますが、花自体も食べられるとは...。くだんの著書によると、一番美味しいのは濃いピンク色のヤマツツジだそうです。
   但し、レンゲツツジは有毒なので注意! 
   来年沢山収穫できたら、いろいろ楽しんでみましょう。甘い香りのするピンク色のゼリーなんて、素敵でしょうね(*^_^*)

 *山椒・ウコギ・千両全部がなぜ鳥の落とし物から育ったとわかるかと申しますと...全部隣家との境界にあるフェンスの際に出てきているからです。

 

 これからも、身近な食用植物を暮らしに取り入れていきたいと思うブログ管理人でした(#^.^#)

 


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