とある看護師の迷宮組曲

とある救命看護師。迷宮を彷徨い、雑記を綴ります。
管理者:T-okayama、TakoShun

先生と臨床

2007年04月19日 17時27分57秒 | 医療・職場
ワタシが10年後何をしているか。
そんな明確なヴィジョンがあるわけではないのかもしれないが、
なんとなくあるいくつかの道は舗装されかけている。(表現意味不明)

まぁぶっちゃければ、このまま救急の現場にいるか、
看護や医療の先生になっているか、他の病院に行っているか、、、
このどれかで7・8割がた決まりの気がする。
自分思うに10年後ってのはやっと救命で一人前になるのかなぁと。
だからこれからどうするかって時期は10年後なのかもしれない。

さて、ちょろっと出てきた看護や医療の教員なのだが、
よく言われているもののこの教員、特に看護教員に思うところがある。

もちろんワタシの卒業した短大の先生の中には尊敬できる人は何人もいるし、
たくさんのことを学ばせていただいたが、それは少し置いて制度そのもののことに物言いをつけたい。

看護教員というのはかなり特殊な職種だ。
その多くが看護師でありながら、看護の臨床から離れた人たちである。
年をとれば取るほど臨床から離れた年月も積み重なってゆく。
大学なんかでは臨床でバリバリやりながら教壇に立つ機会がある人もいるかもしれないが、
それはごく少数のしかも常勤の教員ではないのがほとんどである。

以上の一点において、医師との違いは明白だ。
医師は臨床のノウハウを直接教育に生かす機会がままにある。
ここがよく言われている看護教育の最大の弱点なのだ。
看護を理論的に学ぶことには恵まれていても、
臨床と重ね合わせて体系的に学ぶのは実習期間に限られる。
なんだかんだ言って結局座学の時間のほうが多いのだから、
もったいないと言わざるを得ない。

もちろん、看護師をしながら教員をするのは時間的にもきついのかもしれない。
だがその点は医師の見習えるべきところは見習えば良いのではないか。

ワタシは何も医学教育を肯定しているわけではない。
だが、現代において過去何十年も同じ教育法で発展する医療に追いつけるかと
いえばそれはNoだろう。

看護師として臨床に出て、特に思うのがこの看護教育の立ち遅れだ。
まーだからワタシがなんとかしたいってワケではないんだけど。
だって、臨床を知るのもこれからだからね。。。
臨床を知ったとき、ワタシがどう行動するかではないか。

だから、10年後のことなんてペーペーの自分にはまだまだ分からないのが本音だろう。

はぁ~夜勤明けは文章がまとまらない。。。