とある看護師の迷宮組曲

とある救命看護師。迷宮を彷徨い、雑記を綴ります。
管理者:T-okayama、TakoShun

さてと、山ピー、ドクヘリ

2008年07月07日 14時35分30秒 | 医療・職場
就職してから、基本的に医療系ドラマは見ない。

あまりの現実感のなさ、あまりの想像美化に辟易としてしまうからだ。
もちろん、医療に関しては置いておき、ドラマとしてみれば面白くも
見れるのだろうが、見ない。
米の"ER"くらいであればいいのかなぁと思うが。

山ピーのドクヘリのドラマが始まったそうな。
例によって、見ていない。
見ていないから、ドラマ自体の批評は出来ない。

だが、ワタシの想像上、現実感たっぷりに制作すると視聴率が取れないはずなので
例に漏れずにある程度美化して作っているのかなぁと想像する。
救命現場なんて血とゲロとウ○コにまみれてなんぼのもんだからだ。

ワタシの働くセンターにもドクヘリが活躍している。
関東周辺でドクヘリが稼動している病院は、千葉、神奈川、伊豆、長野に4つだ。
ワタシはまだ経験が足りないのでヘリNsにはなれていないが、
先々月に病院のドクターヘリ認定試験を受けて受かった(^^)v
うちの場合はヘリの出動要請が入ると
救命のスタッフDr1名、研修医1名、救命Ns1名の計3人の医療スタッフと、
操縦関係の方が2名搭乗する。
定員が6名なので基本的に患者1名が乗れる。
患者が2名いる場合もある。
そういう場合はなんと研修医が現場に置いていかれるのだ。(ひどい(笑))

このブログでも前に書いた記憶があるが、
運ばれる患者はヘリで、家族は車で病院に向かう。
その車が、ヘリより先に病院に着くこともある。
じゃーヘリの意味ないじゃん、と思う人は素人。
ヘリは救急車で病院に来るよりもはるかに早く現場で医師による救命処置を受けることが出来る。
1分1秒を争う段階で、救急車の半分以下の時間で
点滴や投薬、気管内挿管が行われるメリットは想像以上だ。

うちのヘリの出動範囲は神奈川県西部と静岡東部、山梨の一部だが、
神奈川の県央部から山梨県の大月までヘリで20分だ。
山梨が実家の同僚は以前冗談で、ヘリに乗って帰ろうかと言っていた。
不謹慎な話だ(笑

うーん。。。。
休みの日に仕事の話をするとめげてくる(笑
やめよ。。。