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長靴を履いた開高健

小説家開高健が書かなかった釣師開高健の姿や言葉などあれこれ

NHK-BS3「釣って、食べて、生きた!作家 開高健の世界」

2011-09-22 20:30:36 | ■頁の背後(管理人の独り言)
NHK-BS3で今日と明日「釣って、食べて、生きた!作家 開高健の世界」が放送される。第一夜の今日は「巨大オヒョウを食らう~アラスカ ベーリング海~」、明日の第二夜は「最後の冒険 カナダで吠(ほ)える」。

第一夜の放送を見てみたが、途中で辞めてしまった。まるで開高健のイメージビデオのような作りであり、残念ながら見るに値するだけの内容がないと判断したからだ。

途中で、作家の好きな中国の古いことわざが紹介された。開校ファンの間ではつとに有名な諺だ。
一時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい。
三日間、幸せになりたかったら結婚しなさい。
八日間、幸せになりたかったら豚を殺して食べなさい。
永遠に、幸せになりたかったら釣りを覚えなさい。
何の断りもないままこの諺が紹介された段階で、作り手の底の浅さが見えてしまった。というのもこの諺は作家の記憶違いで、中国では「一時間、幸せになりたかったら釣りを覚えなさい」というのが正しいのである。

作家・阿川弘之氏に紹介してもらった船坂真一氏(元三井物産香港支店長)が香港人脈を総動員して調べた結果、そのことが判明する。その知らせを船坂氏からもらった小説家は、折り返しの返信のなかで《私が中国古諺として十九世紀のイギリスの本で読んだときは、永遠に幸せになりたかったら釣りをおぼえろ、となっていたのだが、本場では一時間幸せになりたかったら、となっているのを知って、オドロキと微苦笑。》と書いているのである。

NHKらしく時間と金をかけて作っているので、その意味ではイメージビデオとしては良質なものに仕上がっているというべきか。

■NHK-BS
http://www.nhk.or.jp/bs/t_nature/

■長靴を履いた開高健
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4093411220?ie=UTF8&tag=nagagutuwohai-22&linkCode=shr&camp=1207&creative=8411&creativeASIN=4093411220&ref_=sr_1_1&s=books&qid=1316690844&sr=1-1


麺屋開高?!

2011-09-17 09:17:23 | ■頁の背後(管理人の独り言)
朝の情報番組で、北海道に「麺屋開高」という名前のラーメン屋があることを知った。

当然のことながらすぐに開高健を思い出した。何か関係があるのだろうか?

小説家と同じ「開高」という名前の人物が経営している店なのか、だとしたらその人は小説家と血縁関係にあるのか、それとも開高健に浸水する読者がその名前を店名につけたのか?

ネットで調べてみたが残念ながら詳しいことはわからなかった。

どなたか、ご存じないですか?

■参考URL
http://blogs.yahoo.co.jp/men_no_nariyuki/59294536.html


電子書籍版「孫正義インターネット財閥経営」値下げで赤丸急上昇

2011-08-02 08:52:31 | ■頁の背後(管理人の独り言)
【本の宣伝】

この春に電子書籍化した「孫正義インターネット財閥経営」の定価を期間限定で600円から250円に値下げしたところ、とくに宣伝したわけでもないのにAppStoreのブックランキングで赤丸急上昇に転じ、「もしドラ」に肉薄!

■電脳のサムライたち(2)孫正義インターネット財閥経営
http://itunes.apple.com/jp/app/id430145200?mt=8

■電脳のサムライたち(1)日本のビル・ゲイツと呼ばれたアスキー西和彦とその時代
http://itunes.apple.com/jp/app/id452008881?mt=8

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「開高健の名言」を産経新聞に寄稿

2011-04-19 08:56:42 | ■頁の背後(管理人の独り言)
産経新聞(関西版/近畿二府四県)から開高健に関する原稿依頼があったのは三月中旬。
昨年生誕80年を迎え、地元大阪でも開高健文学が改めて見直されつつある中、開高健の人間力や精
神、魅力、残した言葉、さらには文壇に与えた影響などについて、ご論考願えませんでしょうか?・・というのが依頼の趣旨だった。
できれば東北関東大震災後の混乱にも結びつけられればというようなことだった。

ずいぶんと欲張った注文だ。

当初は「開高健はスタイル人だ」という書き出しで、上記のようなことを書こうと思った。開高健を一言で表現すると、誤解を恐れずに言えば"スタイルの人である”というのが私の持論なのだ。しかし、与えられた文量(1800字)ではとてもそれを書き尽くすことができず、しばらくはその彷徨で格闘したものの、今回は開高健のスタイルについて書くことを断念した。

テーマを変えて書きはじめたのが開高健の名言についてだった。これもまたかねてより温めていたテーマなので、すらすら書き上げることができた。原稿を送ると担当編集者から「大変読み応えがあり、感銘を受けました。この震災の中でこそ、心に響く言葉と受けとめました。」という返信が届いた。

原稿は「心に響く開高健の名言 命吹き込み生き続ける」というタイトルで4月16日付けの同紙に掲載された。

Photo



(PR)新刊のお知らせ

2011-01-13 21:12:49 | ■頁の背後(管理人の独り言)
1月6日に日経ビジネス人文庫から「孫正義インターネット財閥経営」が出版されました。

10年ほど前に実業之日本社から単行本として出版されたものが、昨今の孫正義ソフトバンク社長の人気にあやかって文庫化されたものです。

10年前に出版された単行本は8刷りまで版を重ね、中国語、韓国語にも翻訳されました。

内容的にやや古びてしまった箇所もありますが、孫正義社長の人となりはよく描けていると自負しています。


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価格:¥ 750(税込)
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