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長靴を履いた開高健

小説家開高健が書かなかった釣師開高健の姿や言葉などあれこれ

Facebookページのご紹介

2013-09-03 14:49:37 | ■頁の背後(管理人の独り言)
当ブログ、ずっと開店休業中の状態ですが、決して「開高健」探求をサボっているわけではありません。実はだいぶ前から、Facebookで開高健がらみのことをを書くことが増え、結果としてブログの更新が滞っているしだいなのです。

ということで、一度Facebookのほうをのぞいてみていただければ幸いです。


■Facebookページ
https://www.facebook.com/TakitaSeiichiro?ref=hl


小学館 開高健電子全集配信決定!

2012-12-10 21:06:39 | ■頁の背後(管理人の独り言)
小学館から「開高健電子全集」が配信されることが決定し、今日マスコミ各社宛にプレスリリースが配られた。第1回配信は2013年5月。以後、毎月3~4冊のペースで開高健の全小説・エッセイ・釣り紀行・対談を配信する。毎回、特別付録もつける。

「開高健電子全集」の企画が突如浮かんだのは7月20日のこと。この日、楽天のkoboのローンチ・パーティーが六本木のグランドハイアットで開かれた。旧知の担当役員に誘われて訪れた会場で、これまた旧知の間柄である小学館の大家さんと会い、たまたま車だった私が大家さんを澁谷まで送ることになり、その車中で開高健の電子全集を出そう!という話になったのだった。それにはいろいろと経緯・背景があるのだが、それらを取っ払って結論だけ言うと、六本木から渋谷までの20分足らずの間にそういうことになったのである。

正直言って、その時点ではとてもその企画が実現するとは思わなかった。水面下で関係各方面と交渉を進めていても、「小学館は役員以下やる気満々です」という話を聞いても、しかし、予想されるハードルは高く、いくつもあったので、やはり企画が実現するとは思わなかったが、そんな私の想定を超えて現実がどんどん動き出し、11月9日の「開高健を偲ぶボジョレヌーボーの会」で先行発表したのに続き、今日、マスコミ各社向けにプレスリリースを送るところまで来た。

指揮官であると同時に一兵卒、ブレーンであると同時に手足としてこれからほぼ2年間、この企画の実現に向けて尽力していくことになる。これからが大変なのだが、同時にとても楽しみでもある。企画の進み具合については折に触れてここで紹介していこうと思う。

■特設ホームページ
http://ebook.shogakukan.co.jp/kaiko/


知人のお嬢さんがCDデビュー

2012-06-09 21:59:52 | ■頁の背後(管理人の独り言)
モデルとして活躍している知人のお嬢さんが、今度はCDデビューを果たした。歌詞も自分で書いているという。微力ながら応援してあげたくて4曲入りのマキシシングルを購入。

お母さんとお父さんのことを詩にした2曲目の「Something 4」という曲を聴きながら、高校時代の知人のことをあれこれ思い出してしまった。

ボーカリストとしてはまだ未完成だけど、可能性はあると感じた。


Photo



■「星屑の涙」渡香奈
http://www.amazon.co.jp/%E6%98%9F%E5%B1%91%E3%81%AE%E6%B6%99-%E6%B8%A1%E9%A6%99%E5%A5%88/dp/B007WUZFTC/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1339246542&sr=8-1




湿原の画家・佐々木栄松画伯逝く

2012-01-12 22:57:17 | ■頁の背後(管理人の独り言)
釧路湿原を描き続けた”湿原の画家”として知られる佐々木栄松画伯が1月11日に亡くなられた。1913年生まれ。享年98歳の大往生だ。
画伯はまた幻の魚イトウ釣りの名人としても知られ、開高健の「私の釣魚大全」にも登場する。矢口高雄作の「釣りキチ三平」にも、イトウ釣りの名人にしてルアーの研究家、魚拓の達人でもある湿原の画家「鳴鶴先生」として描かれている。
 2006年に出版された『長靴を履いた開高健』(小学館・朝日文庫)の取材でいの一番に声をおかけしたのが佐々木画伯だった。2002年2月に取材をさせていただきたい旨の手紙をしたためた。待ちわびた返事は3月半ばに届いた。《毛筆の、達筆で、神経痛のため全身激痛に襲われ、臥床の日々であり、はなはだ残念ながら取材には応じられない旨のことが書かれていた。このとき画伯88歳(大正2年10月31日生まれ)》(あとがきより)
 この手紙がすべてのはじまりだった。これをきっかけに以後3年近く私は釣り師・開高健の取材にのめり込んでいくのである。その結果完成したのが『長靴を履いた開高健』である。あのとき画伯から返事をもらっていなければ『長靴を履いた開高健』は構想だけで終わっていたかもしれないのである。

心からのご冥福をお祈り申し上げたい。合掌。

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常見忠さん死去

2011-12-04 21:59:57 | ■頁の背後(管理人の独り言)
釣り師・常見忠さんが亡くなった。日本におけるルアー・フィッシングの開祖の1人ともいうべき釣り師で、小説家・開高健の釣りの指南役を務めた人物だ。体調を崩しているということは開高健記念会の吉澤さんから聞いていたが、先日BS-NHKで二夜連続で放送された開高健の番組に元気な姿が映っていたので、こんなに早く訃報に接することになるとは思ってもいなかった。

常見さんには、小学館の雑誌「ラピタ」に連載していた「長靴を履いた開高健」の取材で何かとお世話になった。新潟県小出町の自宅にも何度かお邪魔したし、銀山湖で一緒に釣りを楽しんだこともある。アラスカまで一緒にキングサーモンを釣りに行ったこともある。常見さんのホームページに使われている常見さんの後ろ姿は、そのときに私が撮影したものだ。

小出のご自宅にお伺いしたときに、貴重なビデオをいただいた。「河は眠らない」のバージョン・ゼロである。製品化された「河は眠らない」と映像もナレーションも同じだが、BGMが異なる。バージョン・ゼロではシューベルトの「鱒」が使われているのだ。

改めて映像を見るのは辛いので、「鱒」を聞きながら常見さんとの思い出に浸ることにしようか。

■常見忠さん
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■アラスカ・ヌシャガク河に立ち込むチューさん

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■常見さんのホームページ
http://www12.plala.or.jp/spoonclub/