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長靴を履いた開高健

小説家開高健が書かなかった釣師開高健の姿や言葉などあれこれ

「長靴を履いた開高健」(文庫本)出版のお知らせ

2010-04-25 11:39:47 | ■単行本「長靴を履いた開高健」書評他

長靴を履いた開高健 (ラピタ・ブックス) 長靴を履いた開高健 (ラピタ・ブックス)
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2006-05
長靴を履いた開高健 長靴を履いた開高健
価格:¥ 735(税込)
発売日:2010-05-07
2006年に小学館から出した「長靴を履いた開高健」がこのほど文庫本になり、朝日文庫(朝日新聞出版)から出版されることになりました。5月の連休明けくらいには書店に並んでいると思います。

一家に一冊常備すれば必ずや貴家に虹と繁栄をもたらすでしょう・・・と開高さん流のセールストーク。

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書評

2006-08-04 11:42:47 | ■単行本「長靴を履いた開高健」書評他

■週刊現代7月15日号
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■週刊新潮7月6日号
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■サンデー毎日7月30日号
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■THE NIKKEI MAGAZINE7月号
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■ダ・カーポ588号
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■日刊ゲンダイ
http://www.modernoyaji.com/shop/goods/goods.aspx?goods=bk060729a

■週刊エコノミスト
http://www.4mo4.com/biz/2005/02/200666613.php

■S-BOOKドットコム
http://www.s-book.com/plsql/com2_detail?isbn=4093411220

☆今月のおすすめ
アラスカ、アマゾン、モンゴルなどに釣行取材班を結成して長期滞在するというお金のかかる冒険を、新聞社、大出版社を口説いて実現させた小説化・開高健は、行動する作家でもあった。氏の、「釣り師」の部分だけにスポットをあて、その釣りに同行した人びとの証言と新資料を、ジャーナリストの滝田誠一郎氏が集めたヒューマンドキュメント。釣行では、人徳のある班長振りを発揮しながら大物を狙うが、ちっとも釣れずに雨中を立ち尽くすこともある。そんな時のエピソードなど、開高健が書かなかった新事実がふんだんに証言される。従って、豪快怪魚写真集とは一味も、二味も違う。開高ファンはもちろん、釣り師、人生の転機にある団塊の世代など幅広い読者にオススメの1冊です。

■本やタウン
http://www.honya-town.co.jp/hst/HT/junle/yomimono/y_11.html

“人間らしくやった”男のドキュメンタリー。今だおとろえぬ人気です。
『長靴を履いた開高健』
滝田誠一郎 著 小学館 税込 1,680円
小説家・開高健が書かなかった釣師・開高健。アラスカ、アマゾン、モンゴルなどに釣行取材班を結成して長期滞在するというお金のかかる冒険を、新聞社、大出版社を口説いて実現させた小説化・開高健は、行動する作家でもあった。氏の、「釣り師」の部分だけにスポットをあて、その釣りに同行した人びとの証言と新資料を、ジャーナリストの滝田誠一郎氏が集めたヒューマンドキュメント。開高ファンはもちろん、釣り師、人生の転機にある団塊の世代など幅広い読者にオススメの1冊。 

■世界日報
http://www.worldtimes.co.jp/syohyou/bk060813-2.html

釣り師としての姿を浮き彫り

 『私の釣魚大全』『フィッシュ・オン』そして『オーパ!』など、名作釣り紀行を残した作家・開高健。本書は開高の釣友の常見忠氏や『オーパ!』で開高とコンビを組んだカメラマンの高橋健氏、編集者の菊池治男氏など小説家の釣りに関係した三十三人に取材して、釣り師としての開高健の姿をさまざまな角度から浮かび上がらせている。

 一九六八年六月のある日、小説家は釧路湿原で七五センチもする幻の魚イトウを釣り上げる。いわゆるビギナーズ・ラックだったが、小説家は、この時、全身全霊をもって感得した感動体験を出発点として、以後、遠くアマゾンやアラスカ、そしてモンゴルまで巨魚を求め竿を担いで行った。作家最後の釣りがモンゴルでのイトウ釣りだったというのも偶然のように思えない。

 このような、開高の釣りの足跡を、その舞台裏を含めてたどっている。そして、彼の釣りを多くの人々がサポートしたことや、「ここぞと思い定めたポイントを徹底的に攻め続ける粘り一徹のスタイル」や「そして不思議と最後の最後に劇的なさよならヒットを呼び込む釣り運」の持ち主であったことを知ることができる。

 それにしても、開高健にとって釣りとは何だったのか。ベトナムで従軍取材中にベトコンに包囲され一時は死を覚悟し、あとの人生は「おまけ」とまで思ったことと関係があるのか。モンゴルで一二〇センチのイトウを釣り上げ宿願を果たした後、「またわたしは少し生き延びられます。ありがとう」と言ったのはどういう意味か、など、読みながら疑問もわいてきた。

 享年五十八で没した彼の晩年の活動の中で、釣りは大きな位置を占めている。開高健が遺した釣り紀行は、人知れぬ鬱屈(うっくつ)と倦怠(けんたい)を抱いたダンディーな現代作家が、生の自然とぶつかる中で生まれた希有(けう)な文学作品といえる。しかし、その開高文学における位置付け、現代文学における位置付けはまだなされていない。本書は、そういう開高釣り文学の評価、研究への一歩となるかもしれない。

 藤橋 進

(本紙掲載:8月13日)


読者のコメント

2006-07-04 11:21:34 | ■単行本「長靴を履いた開高健」書評他

『長靴を履いた開高健』に関する書き込みをしていただいたブログ&HPを集めてみました。

■旅は続くよどこまでも。
http://blog.goo.ne.jp/korokuro-nyan/e/41339a8f04da7c3402e8903406262c8f

■38g
http://trademark2.exblog.jp/4065849

■T・Kとの邂逅
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/9849/kanren.html

■T.kanno's blog
http://kanno.blogs.com/blog/2006/07/amanda_.html


6月20日付けAmazonランキング

2006-06-20 11:48:27 | ■単行本「長靴を履いた開高健」書評他

「長靴を履いた開高健」がAmazonの《作家研究》および《日本の著者》で1位になりました(6月20日11時現在)。他のランキングでも健闘しています。もっともAmazonのランキングはコロコロ変わるので、これはあくまでも瞬間風速的結果ではありますが。

《作家研究》1位
《日本の著者》1位〉
《作家論・作品論》2418件中6位
《作家の個人伝記》6390件中15位

《作家研究ランキング》
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/new-for-you/top-sellers/-/books/507446/ref=br_b_ts_mor/503-3401910-0421538
《作家論・作品論ランキング》
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/ref=pd_rhf_s_3/503-3401910-0421538?%5Fencoding=UTF8&index=books-jp&field-keywords=%E4%BD%9C%E5%AE%B6%E8%AB%96%E3%83%BB%E4%BD%9C%E5%93%81%E8%AB%96


日本図書館協会選定図書に!

2006-06-15 15:52:48 | ■単行本「長靴を履いた開高健」書評他

「長靴を履いた開高健」が、日本図書館協会選定図書に選ばれたそうです。 日本図書館協会より任命された各専門分野の選定委員約 50 名が、1冊1冊に必ず目を通し、公共図書館に適している本として選択されたものがすなわち選定図書です。年間6万点以上の新刊本のなかから平均16パーセントの書籍が選定図書に選ばれているそうです。
 担当編集者が「おめでとうございます」の言葉と共にメールで連絡がありましたので、おめでたいことなのだろうと思っているしだいです。