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82歳からの旅

私の記録

 ~ 父母を想う心が、孝行であり先祖の供養である ~

2013年02月12日 09時00分54秒 | 日記
          2月17日日曜日   

  応接間に飾っていた御鏡餅を、やっと下げて「酢餅をつくり」食べた。
 町で売っている正月の御鏡餅は、中に小餅が10個ばかりはいっている。
 それをゆでてから、酢醤油に付けて食べるのです。
  食べながら子供の頃、お正月前に餅つきをしていたことを思い出して懐か
 しかった。
  我が家では朝の5時ごろから、餅つきを始めて6時半~7時位に子供が皆
 揃ったころに酢餅を食べるのです。搗きたての餅を母が、小さくして酢醤油
 の中に入れてくれるのです。大人も子供も皆で酢餅を食べるのです。
  これがとてもおいしいので、年老いた今でも恋しく食べたいのです。
 
  其の時の母の姿を思い出し、母恋しさに酢餅食べ、一家団欒思い出す。
     母・ 泥棒を とらえて見ると 我が子なり 
      ・ 風呂の湯が 冷めているのを 知っている母
   勤め始めの頃・町で遊んで遅く帰り入浴していると、足の悪い母が寝床
  から這い出してきて風呂の追い炊きをし……私が風呂の湯は冷めてないよ
  と言って……固く断るのに……ははは
     父・ 父恋し 何時も額に 玉の汗して
        目覚めどき 父のすがたを 見たおぼえなく
        よるおそく つくえにむかい 一りなにか 
   私の両親は、ただ只管子供の為に、朝は朝星・夜は夜星で働いた。
    夏の暑さ 泥田にまみれ はたらあ苦
    よるおそく 筵おりおり 夜もすがら

   どんな思いで働いていたのでしょう、腰の痛さや働く苦労に耐えて……
      
   私達兄弟四人が、いなくなると・・・こんな「良かった父母を想う人が」
  いなくなると思うと私は胸が割けそうになる思いになるのです。
   何とかして、永遠に生きるすべはないものかと思う此の頃です。
 
   人間と言う動物はもっと賢く、生まれる事は出来ないものかと嘆息するの
  です。両親の生きている中に、気づかなかった事がとても残念です。
   
   繰り返し 繰り返し思う 無知の愚かさよ 
   生きているかぎり 繰り返し 繰り返し 思う人の ………
   親孝行 したい時には 親はなし

   此のことを子供達に、是非知らせたいのです。 凡人の父より