82歳からの旅

私の記録

 ~ 襤褸は着てても心は錦 ~

2013年02月23日 08時26分06秒 | 随筆
         2月23日土曜日  
 NPO法人で活動されている、グループの皆さんに何かお話を?と言われて…
 始めまして皆さん今日は、私は紹介されました田 武義と申します。
皆さんはNPO法人百瀬ミュージックで、ボランテイア活動をされています。
 社会的な弱者である老人福祉施設や、障碍者等を中心に根気よく熱心に
音楽活動をされています。
 その生活を法人の活動の為に、力を合わせてされている姿を見て私は驚
きました。
 特に障碍者や家族の気持ちになって、音楽を通じて一緒に活動されてい
る姿には只々頭が下がるおもいです。

 普通の人であればパートで働いて、自分の楽しみの為に稼ぐのに。諺に
「襤褸は着てても心は錦・どんな花より綺麗だネ」とありますが、いまの
皆さんに最もふさわしい言葉です。

 皆さんは自分の為の時間を、弱者の為に働いているのです。其の為に
美味しい食べ物や、欲しい者も買わずに頑張る姿こそ「心は将ににしき」
ですよ………。
 「むしろ千金を失うとも、一人の心を失うなかれ。」 あります。
……袁黄・(中国の明代の人)のことばです。
 社会的な弱者と其の家族の心を、皆さんが支えて守り育てているのです。
 「皆さんの心は どんな花より・綺麗だネ」本当にふさわしい言葉です」

  百瀬先生を中心にして本会の、今後ますますのご発展を期待致します。
  非常に拙いあいさつですが此れで私の挨拶と致します。
















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  長谷川 伸作 ~ 瞼の母 ~ と 戦後の母 

2013年02月22日 20時30分34秒 | 読書
       2月22日木曜日  
 「瞼の上下をぴったり合わせ、思い出しゃあ絵で描くように
見えていた。」
 産みの母を恋い慕う番場の忠太郎 しかし忠太郎が幼い時
に、生き別れてようやく出会うことの出来た母おはまは
 現実の生活を失いたくないあまりに 心ならずも冷たく息子
を斥けてしまう。 

 幼い時から抱き続けた理想の母を「わざわざ骨を折って消し
てしまった。」嘆きが、ひいては 母の怨みが忠太郎を襲う
 「これ程慕う子の心が親の心には通じねえのだ」「おっかさん
そりゃあ恨みだ あっしは怨みますよ。」

 しかし乍ら怨みを抱いて去っていく忠太郎に、未練が生じ涙に
くれつつ息子の後を追う母は、まことの母である。

 
  闇夜に向かって「忠太郎ヤーイ」と叫ぶ母の哀しみ「やっぱり
お母さんだ」
 この母の叫びに、忠太郎の怨みもはれ
 ① 理想化された 母への一体感     甘え
 ② 母による その裏切り        怨み 
 ③ 怨みを超えた 許し 通じ合い 

 忠太郎 
 「こう上下の瞼を合わせじいっと考えりゃ逢わねえおっかさん
のすがたがでてくる それでいいんだ。「逢いたくなった俺あ瞼
をつぶろうよ。」本物の母の姿を瞼に刻み込んで去っていく忠太郎
 
 戦後 森村 誠一氏の「 人間の証明 」 の中の母は あらすじ……
 
敗戦…米軍進駐…米国文化の圧倒的進入によって踏みにじられた
日本の母の悲劇を主題
 黒人の夫、混血の息子と生別した母、
  はるばるニュウヨークから母を恋慕って訪れたジョニーを、現在の
 幸せの為に刺そうとする。
  
  その母への怨みを、母の哀しみを察して許そうとするジョニー
 息子への愛に目覚めて全てを告白する母   
  
  ジョニーは死に、母は破滅していく。子殺しまで犯そうとした母
 のエゴイズムと母への思慕の空しさが強調される…

  『人間の証明』は日本的瞼の母はもはや生きてはいけない事を…
 いや既に破滅してしまったことを訴えているドラマではないか
 
           ~ 小此木 啓吾氏 ~ の文章を読んでの
 古い記録の中から………探し出して……… 
  
 
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 ~ 節約と浪費 ~ 「ハレとケ」 の生活

2013年02月21日 20時44分40秒 | 随筆
          2月21日木曜日 

           古い西日本新聞の切り抜きより抜粋要約
 ……一年の祭りは年々盛大化し、遠方より観光客を集めて華やかに行われる。
 祭りの持つ性格も変質する……博多ドンタクが長い間に維持してきた機能が
 失はれてしまった。……二つの方法を発展させていた。

  其の一つは博多にわかであり、今一つは博多の物質文化を向上させ庶民
 の贅沢ざんまいであった。

  現在では、せんべいのトレード・マークとしてしか知られなくなった。
 面は、素顔を隠して社会批判をする為の覆面であった。……今の若者や
 子供達が……「なーんちゃって」と言って、それまで述べてきた事を覆し
 てしまい、冗談ごとにしてしまうのと同じ効果をもっていた。
      …………中略…………
  ………一年365日の大部分を切り詰めて暮らし、節約して貯めた金を
 ほんの一日か二日の為に使ってしまう処に、町人の文化の核となるものが
 あったと言えよう。
  大阪商人や近江商人と同じように、博多商人の日常生活は非常に質素な
 もので、滑稽噺の種になるくらい倹約するのが良いとされた。
  
  祭りにおける大消費は経済的な価値の逆転を意味した。日常生活(ケの生活)
 では質素や倹約が価値を持ち、無駄や贅沢は固く戒められた。 
  ところが祭りの場でのしみったれや節約は美徳でもなく、むしろ人並みの
 付き合いも心得ない者の行動とされた。

  現在ではドンタクの費用は企業単位のものが多く……

   大まかに文章をカットしていますので、ご了承宜しく。







    
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 ~ 孫の「亮君)期末試験で我が家に ~

2013年02月20日 10時45分40秒 | 日記
     2月20日 水曜日  

 昨晩は学校保健の反省会が終り、帰宅したのは10時すぎだった。
すぐに風呂を沸かして入浴した。12時過ぎに床に入ったが中々眠れ
なかった。2時過頃にやっと、眠れたようである。

 
 今朝6時過ぎに起きるも睡眠時間、少々不足気味である。でも妻の
和子を美容院に8時半までに、送って行かなければならない。

 
 何とか運転も無事に出来て、送って行く事が出来て一安心でした。
帰ってからはのんびりと、バイオリンの練習をした。弾いた曲は小学
唱歌の、汽車・茶摘み・他に船頭小唄・野崎小唄・赤城の子守唄・君
恋しなどである。あっという間に午前はすぎた。

 午後は長女の子で、孫の中一の亮が家に来て勉強した。学期末の試
験が有って、3科目で終わったので来たのです。明日も2教科の試験が
あるようです。頑張れ亮君………。









      
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春雨は 息吹を与え

2013年02月19日 08時34分11秒 | 心に栄養を
    2月19日火曜日      
 春は駆け足でやって来る、春羅万像悉く息吹く
 春雨が命の泉として 寒い冬を耐えてきた植物に
 生命の息吹を 注ぐ
 有難きかな 此の大自然の営みを

 自然の中に 浸っていれば
 老いた私でも 若々しい命が蘇るかも
 慌てるなかれ 騒ぐなかれ
 此の大自然に 浸っていれば

 夜は学校保健大会の反省会
 夜は チョッピリかしこまり
 会長さんの 挨拶を聞き
 可愛い事務員さんの傍で

 
 美味しいお酒を酌み交わし
 心と心を触れ合わせ
 素晴らしき 宝をお裾分け
 そうしてこころは お互い 肥えていく

 
 其の時私が上げるもの
 私の中にあるかしら
 有る・有るあるはず
 80年…も生きて来た……

今日の反省会 とても素晴らしい
 皆がそれぞれ思い思いに
 思いを語り合う
 それで良いのさ それでいいのさ 

 来年の保健大会は
 きっと素晴らしい 大会に
 皆のこころが 見つめてる
 新しく 変わった大会に……

 
 春雨の恵みを受けるこの私
 酒杯を幾度も酌み交わし
 至らぬ私の 乾いたこころに潤いを
 満たしてくれる 今日の夜 ……

  …… 反省会で帰った後に ……
 

 




















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