くない鑑

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桜を観て思ふ

2011年04月24日 | 春夏秋冬
ソメイヨシノに非ずんば桜に非ず(笑)

近所の公園や学校など、日々の生活の中で中で観る桜から、世に“名所”と謳われる地に咲く桜まで。
その多くは、ソメイヨシノ。
天に向かって凛々しく伸びるその姿はとても力強く、また、可憐で淡い色の花は、とても美しくて観惚れてしまいます。
ゆえにか...
昭和初期に夭折した作家の梶井基次郎は、『櫻の木の下には』という作品を中で、“桜の木の下には屍体が埋まっている”と表現しています。
作中の表現より、言い知れぬ力強さや生命感があり、不思議と心惹き付けられる魅力がある・・・と言うことかと思いますが、私も、同じく思います。
ただ最近、ソメイヨシノが少しづつ眩しく感じ始めました。

ソメイヨシノが咲き乱れていている光景は、圧巻ではありますが、反面気圧されそうで(^^ゞ
ゆえに私は、最近枝垂れ桜に惹かれてます。

いや、パワーが欲しい時などには、ソメイヨシノはとても頼りになります。
ただ、人は常時、長期に渡って強心を張ってはいらません。
時には肩の力を抜き、心に余裕を欲します。
そんな時、私は枝垂桜を観たくなります。

ソメイヨシノの様に群を成しているとこを、残念ながら私は知りませんが、近所のお寺さんの境内に1本、枝垂れ桜があります。


また、自宅最寄駅近くのお宅にも1本あって、毎朝、通勤時に電車内から見ています。
この間、国立公文書館の春の特別展を見た帰り立ち寄った千代田城内にも、枝垂れ桜がありました。
その、何とも優雅で力の抜けた自然体が、何とも言えません。。。

そういえば、去年連休時に米沢へ馳せ参じる前、福島の三春に立ち寄って、枝垂れ桜の“王様”も観ました。
聞けば、今年は今が満開だとか。。。
時間があれば、是非、言ってみたいです。

・・・放射能?!
美しく魅力的な桜を観られるならば、そんなもの、別に気になりません。

それよりも、一事が万事と捉えて風評を鵜呑みにしたり、そこの人だから差別する、無思考な愚人となる方を、私は強く恐れます。。。
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