くない鑑

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念願の職人から得られる安上がりな「高級感」

2008年05月29日 | くない卿見聞記
先週の土曜日。
親族の結婚式に出席をしたのですが、それに先立って、足元もきれいにしよう...と、街中で露店形式の靴磨きを商っている翁にお願いしました。

履いて行く靴は2月に買ったばかりなのですが、その後ロクに手入れもしておらず、まだ、買って3ヶ月程しか経ってないのに随分と使い古した感じが。
しかも、歩き方が悪いのか、つま先に傷があったりで...。
勿論、自分でも何度か磨いたことはありますし、式前にやらなきゃ・・・とは思っていたのですが、汚れが目立つ靴を見るに付け、どうも億劫になって(^^ゞ
いっそのこと、ここは職人に!と、昼下がりにお願いしました。
ただ...
近寄って「お願いします。」と言っても、耳が遠いらしくて反応されず(^^ゞ
低音(←年輩社は最適)+音量大に再度呼びかけたら気が付いてもらえ、「どうぞ」と言われてから、翁の正面に据えられたイスに座り、(最初)右から磨いてもらいました。

最初はブラッシングをして汚れを落とし、続いてクリームを満遍なく。

細かいところにまで丁寧に(ちょい、こそばゆかったですが(^^ゞ)塗り、終わったらガーゼを取り出し、それに軽く水を含ませてから、両端を持ってゴシゴシを拭く...。

この作業を何度か繰り返していくのですが、磨き待ちの左側と比べると、その違いは歴然。
明らかに判る“磨く前”と“磨いた後”に、少なからず感動を覚えました。

この日はい~い天気で少し暑かったですが、吹く風はとても心地よく、野外で靴を磨いてもらうのには絶好の陽気。
歩道の端とは言え、多くの人が往来している中だったので、多少の気恥ずかしさはありましたが、翁の技と、見違えるほどきれいになった靴を見て、そんなことはすっかり忘れてしまいました。

実のところ、昔っから「靴磨きの職人さん」に自分の靴を磨いてもらうのが憧れでもあったので、それが漸く実現出来て、正直嬉しくて、些細なことかもしれませんが、オトナになった気分がして、何だかちょっと感慨深げだったです。

1回600円。
値段は然程高くなく、しかも、磨いてくれたのは露店の翁ですが、何だか、とっても“高級感”を味わえた気がしました。

私のあと、すぐまた次の人が。やっぱり、需要はあるようですね。
ただ、この人とは何不自由なく話してたな...今度は話してみよっと♪

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