いよいよ、本日(2日)、箱根駅伝
午前8時に号砲が鳴る。
1年、いや4年をかけて鍛錬して来た20チームのランナーたちが、箱根路を風のように走り抜ける。
高低差のある平地を駆け抜け、箱根麓の函嶺洞門から始まる地獄の山登りに苦しみ、頂上からは神秘な雰囲気を醸す芦ノ湖を目がけスピードを上げて駆け下りていく。
しかしランナーたちは、箱根の風景など目に入る余裕などない、目に入るのはアスファルトの無機質なロードだけなのだ。
歯を食いしばり、ゴールの芦ノ湖までもうすぐだ、そこに辛苦を共にした仲間が待っている。
走れメロス
(じゅうめい)