武田じゅうめい 旅人は風に向かって進む

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人にはニッポンが足りない

じゅうめい戻る。 西郷どん、歴史ドラマというより貧しい家庭のホームドラマ。

2018年10月15日 | 人生の意味

★じゅうめい戻りました。
旅に出ると非日常の連続で、ルーティーンのブログを書く時間もなくなるのが常。
そして旅は心身のリフレッシュをもたらす。
非日常を体験することによって、自分自身を対象化するということか。

 

★NHK西郷どん。
江戸城無血開城の巻、そして昨夜の西郷どん。

西郷と勝海舟との江戸城明け渡しの会談シーンは全く迫力不足でしたね。
西郷率いる薩長の討幕軍は錦の御旗を先頭にして江戸市中を焼き払い、力で徳川幕府を打ち倒すと血気にはやっていた訳で、それを断念させた勝海舟の力量と話術は特筆される歴史の切所であった。
しかしドラマは隠居オヤジと若い書生の雑談話になり見ごたえが全くなかった。
それこそ脚本家の力量が試される場面であったはずだが。

一方、西郷と天璋院(篤姫)との極秘会談のシーンがあったが、江戸城大奥に鎮座している篤姫がどうやって市中に出かけて西郷と直談判などできようか。
それこそ脚本家と制作の歴史の捏造でしかない。

篤姫は島津家傍流の娘であったが、将軍家の御台所(正室)になるため、島津本家の養女(姫)そして京都公家の養女(貴人)となり、徳川将軍家に輿入れし、江戸城の様子などを島津家に書状で報告していたのは有名な話だが、西郷と篤姫との接点は全くなかったし、極秘会談など夢のまた夢であった。

そして西郷と篤姫が初めて顔を合わせたのは、明治新政府が樹立されてのち、篤姫が経済的に困窮していると西郷が聞き及び、西郷自ら篤姫の赤坂の屋敷を訪れ、明治政府からの支援を申し出たが、篤姫は丁寧にその申し出を断ったとされる。
それが最初で最後の西郷隆盛との邂逅であったそうな。

さて、昨夜の西郷どん。
幕末のクライママックスであったが、見事に維新のスペクタクルはスルーして、ただの貧困家庭のホームドラマになってしまった。
あれではやっている役者も面白くないと思うが。

 

余談、
ドラマの中、西郷と篤姫との極秘会談で、篤姫お付きの女中が結核とおぼしき喀血をしたが、当時の結核は人に感染する恐ろしい不治の病であったから、結核と分かった時点で自ら身を引くか、江戸城追放になるのは当然であったのだが。

 

★韓国朝鮮。
他の国について頻繁に論評するということは全くないが、しかし、こと韓国朝鮮については枚挙に暇がない。
私が不在の折にも、例によって旭日旗、慰安婦、非核化問題などで騒動を起こしている韓国朝鮮だが、明日から再び口撃の火の手が上がろうというもの。(笑)


(じゅうめい)

コメント
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