★野田政権と自民党のアウンの呼吸。
昨日(5・23)の衆院特別委員会を聴いていて、潮目の変化を感じた。
それは午後に出た自民党・野田毅の睥睨するような物言いから始まった。
閣僚席には野ブタ、フランケン岡田、パペット安住らが野田毅を仰ぎ見、緊張の色を隠せず、身体を固くして畏まっていたのは異様な雰囲気ではなかったか。
野田毅、赤門卒の元大蔵官僚、自民党の税調会長にして財務省の用心棒、1994年の自民党分裂時には中曽根派から抜け、新進党、自由党の幹部として小沢一郎の側近中の側近として仕えた。そして小渕・自民党との連立では自治大臣として入閣。しかし、小沢・自由党が自民党との連立テーブルを引っくり返し、野に下った際、小沢一郎と決別、自民党に復党。その後は共に天を仰がぬ不倶戴天の敵になった。
そんなことを頭に浮かべながら、野田毅の話を聴いていると、野田毅はこう喋り始めた、「野田総理、自民党は野田さんの足を引っ張らない。しかし消費税採決の際は、小沢一郎はどういう態度に出るのか、賛成なのか、反対なのか。あるいは60人ほどを欠席させるのか。もしそうなれば消費税増税は衆院で否決される」。
ここで野田毅は目を細くして唇を舐めながら次のように付け加えた。
「いいですか野田(総理)さん、あなたに知恵を授ける。小沢という人はいい加減な人だ。ああいう人の言う事を聞いちゃ駄目だ。しかしだ、その代わりに自民党がいる。ここを間違えちゃ駄目ですよ」。
対する野ブタは答弁に立ち、「アドバイスありがとうございました」。
さて、同じ野田という名前で消費税談合が決まったのか、衆人監視の特別委員会で、他党の内部に手を突っ込み、小沢一郎斬りを他党の党首である総理に迫り、民自の大連立を示唆したというより、「宣言」とも受け取れるセリフ回しは、舞台裏では民主党と自民党の陰謀が進行している、ということだな。
今回の消費税委員会で質問に立った自民党の面々は、伊吹、町村、鴨下、茂木、野田、逢沢であり、彼らの発言は異口同音に「消費税に賛成する、だから民主党よ、頑張れ」という赤面するような切り口だったのは、元大蔵官僚で財務大臣を経験した伊吹文明の采配であったと漏れ聞こえて来る。
この流れはハニー谷垣といえども木の葉一枚に過ぎず、消費税増税を絶対にやり抜くという財務省の不退転の決意表明であり、それは明確に小沢一郎斬りであり、民主党と自民党の大連立による消費税成立のシナリオであるのだが、果たして肉を切らせて、骨を断つことができるのか。双方の白刃が交差したその刹那、その切っ先は心の臓を貫くのか、それとも土煙を上げて己が突っ伏するのか、いずれにせよ返り血を浴びる修羅場になることは必定だ。
★放射能とホルムアルデヒドの飲み水。
不思議な証言、
採取した水そのものにホルムアルデヒドは含まれていなかったという。
水質を調べる為に、試薬を入れたらホルムアルデヒルドが発生したので大騒ぎになった。だとすれば何故ホルムアルデヒドが発生したのか。
ホルムアルデヒドは塩素と有機物質が反応することで発生するのだという。セシウム134・137はベータ線とガンマ線を出す。このガンマ線には有機塩素を崩壊させ、クロロホルムとアルデヒドを生成する作用があるという。
そして注目すべきは、ホルムアルデヒドが検出された浄水場は塩素を使用している施設のみで、浄水にオゾンを使用している施設では検出されなかった。
つまり今回の飲料水汚染事件では、放射能核種によって塩素が変質し、ホルムアルデヒドを生成させたのではないのか。
★長野県駒ケ根市の米卸業者「橋本商事」。
またしても福島米の偽装事件。
5月22日、福島県産と青森県産の米23トンを長野県産と偽って大阪の商社に卸したことで長野県警は橋本商事を家宅捜索した。
橋本商事は、長野県産「あきたこまち」を福島県産の米21トンと青森県産の米5トンを使い、袋と伝票に「長野県産あきたこまち」と表示して販売したという。
許せんな。
★スカイツリー
スカイツリーの開業日に、エレベーターが何度も停止し、展望台に上がった客が降りられなくなった。原因は強風の為というアナウンスがあったが、それほど強風でもないのに、なぜ停まったのか不可思議だった。そしてその理由が明らかになった。実際の強風による自動停止ではなく、コントロール・ルームのオペレーターが「気象予報の強風警報」を信じて、マニュアルでエレベーターを停止したからだという。
ある意味、変な話だが、しかしそれが正しいオペレーション・マニュアルだとすれば、あまり安直に展望台に昇れないということか。
高いところが好きなのは猿とナントカというから、ああいうものは夜景を眺めながら、夏のビールでも飲んでいたほうが、江戸っ子の粋というものではないか。
★保原賢一郎(42歳)。
この輩、キムチ・テレビことフジテレビのプロデューサーだが、酔っ払い運転で事故を起こし、桜田門・原宿署に現行犯逮捕された。
5月22日午後9時45分ごろ、渋谷区千駄ケ谷の道路で、乗用車を酔っ払い運転した保原賢一郎は停車中のタクシーに追突し、タクシー運転手にケガを負わせたという。
この人、キムチ・クラブで飲んでいたのかな。
アイゴー、チュッケッソ。
(ムラマサ、鋭く斬る)