★菅直人と退陣論。
世の中というのは筋が通らないことばかりだ。
菅の不信任案は衆院で圧倒的多数で否決された。つまり菅は民意を最も反映する衆院で信任を得た。
さらに菅の声明の中では、ひと言も「辞める」とは述べなかった。
本ページは、菅直人を以前から厳しく批判し、官邸から叩き出せと訴えているが、信任された総理を引きずり降ろそうというのは、合点がいかない。
★菅直人の降参。
菅はついに8月お盆過ぎに総理を辞任することを側近に漏らし始めたようだ。
だったら、そういう居座りは許されない。
6月末までの辞任が相当だ。
レイムダックになった総理の言う事に誰が耳を貸そうとするのか。
国民も、議員も、官僚も、そして外国政府も、誰も相手にしない。
菅の国会答弁を、ここ一年ずいぶん聴いてきたが、心に響いた発言は何もなかった。「最小不幸社会」「不条理を正す」「奇兵隊内閣」などなど、ゴーストライターが書いたのだろうが、砂を噛むような苦々しい印象しかなかった。
さらに菅の口癖に、「しっかり頑張る」「全力でやりぬく」、まるで街頭でやっているアジ演説と同じだな。
我々の腹にズシリと来るような国家経営の哲学も、国民に対する愛も、何もない宰相だった。それを宰相不幸社会というのだろう。
菅直人という時代の徒花(あだばな)、その意味の通り実を結ぶことなく、はかなく散るごとし、時の威勢者の尻馬に乗り、権力の階段を這い上がって来ただけの、薄っぺらな男でしかなかった。
(ムラマサ、鋭く斬る)