武田じゅうめい 旅人は風に向かって進む

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人にはニッポンが足りない

小沢城の攻防。 麻生太郎の崖っぷち。

2009年03月11日 | 人間の欲望
小沢一郎。
「政権交代を大目標にして、私は代表を続けます」。
と昨日述べたが、権力を手中にして利権を懐に入れるとしか聞こえてこない。収賄で逮捕された田中角栄の秘蔵っ子、府中刑務所の塀の上を歩いていた金屏風の竹下、巨額脱税で逮捕された建設界のドン金丸の弟子、まあ汚辱にまみれた沼に首までつかっている東北建設界のドン小沢一郎、桜の咲く季節まで持つまい。「私は知らない。秘書がやったこと。西松など承知していない」と小沢は逃げまくったが、検察特捜部はそれで見逃すほど甘くはない。 検察は、既に周辺を固め、小沢と西松のダイレクト献金を示す証拠を押さえている。政治資金規正法違反で、しょっ引いた陸山会の大久保隆規はプロローグに過ぎず、本命は、公共事業の談合仕切りであり、あっせん利得、収賄もちらつく。 検察は第二弾として、小沢の元秘書で民主党の衆院議員・石川知裕を攻め立てる。小沢は、「政治団体が、(寄付したい)と言うから(お願いします)と言った。その政治団体は何者か知らない。それで何の問題があるか」と突っぱねたが、それでは説明になっていない。政治団体の実態は西松建設のダミーとは知らなかったというのは噴飯ものだ。さらに、秘書が勝手にやったこと、相手を詮索しないという弁明は世間に通用しない。 さて、検察特捜部はやる気充分だと桜田門から聞こえてくるのだが。
☆検察の新たなリークによれば、大手ゼネコンの「清水建設」「大林組」「大成建設」、準大手の「戸田建設」 が、工事の下請け業者を迂回させる手口で小沢一郎へ献金していたという。 1年間に1億円。 「談合」 の山が黒い霧の中から見えてきた。
★二階俊博
苦しい弁明が続く。 和歌山の県議時代から西松の国沢社長とは中央大学の同級生で昵懇なのだが、二階は「面識はあるが親しくはない」と言うのは薄情だ。また西松は、社員に黙って各人5万円、60名で計300万円を二階へ個人献金の形をとっていたが、二階はその帳簿を開示できないという。何かまずい理由がありそうだ。ルールでは、二階側は各個人献金の情報を報告書に記載しなければならない。

麻生太郎。
総理に就任して2ヶ月で国民に愛想を尽かされ、今では顔付きもめっきり悪相になって、官邸での若手記者とのやりとりを聞けば、その辺のチンピラの受け答えと何ら変わりない我が国の総理。北朝鮮のミサイルなのか人工衛星なのか、筋者の麻生太郎とヤクザの息子の浜田が、その「人工衛星」を撃ち落とすなどと言うものだから、北朝鮮は日本を攻撃すると恫喝してくる。国民の信を得ていないどころか、今もって不支持が80%に達する麻生太郎の「薄らバカ」によって「北朝鮮と戦争状態に入れり」となるのは絶対に駄目だ。この「薄らバカ」を早急に総理の座から引きずり降ろさなければ日本が危うい。さて、麻生太郎が総理就任から、国連総会出席、今年1月の訪韓まで計5回の外国訪問で、何と6億5800万円の経費がかかったという。最高額は昨年11月のペルー会議で2億2200万円。1月下旬のスイス・ダボス会議)、2月のロシア・サハリン(日ロ首脳会談)、ワシントン(日米首脳会談)の3訪問は「まだ精算が終了していない」というから怠慢だ。日本の国益になるなら、10億、20億円かかろうが何も問題ないが、まるで遊び感覚の外遊だから税金の無駄使いだ。その証拠にオバマには全く相手にされず、中国、韓国、ロシアに冷笑されたのは日本の恥だ。
☆ 北朝鮮からミサイルが飛んでくる前に、麻生太郎を参院で問責にするのが日本の急務だが、今の民主党は小沢城が落城寸前だから、戦う体制になっていない。
☆漆間巌。
以前、官僚の渡りについて、麻生は「渡りは厳格に運用します」と述べた後に、再度答弁に立ち、「渡りは認めません」と踏み込んだ発言に変えたことがあった。しかし、その同じ日の夕刻、官邸で会見に臨んだ漆間・官房副長官は、「それは総理個人の問題で、渡りを認めた政令は残ります」とヨボヨボの姿で会見に現れ、総理個人の問題だと切って捨てたのは、官僚帝国の真髄を見る思いだった。つまり総理大臣は官僚帝国に仕える召使ということだろう。召使の言う事など聞く耳持たぬということ。
☆与謝野馨。
昨日、経済問題で会見に臨んだが、口をハンカチで覆い、苦しそうにしていた。財務、金融、財政のトリプル大臣を兼務して、誰か代わる人がいないというのだから自民党には本当に人がいない。与謝野馨は、癌を患い1年ほど前に退院したばかりの半病人なのだ。麻生タイタニック号は沈み行くが、一緒に日本丸を道ずれにされては困る。

NHK。
この退職金というのは長年勤務したことから発生した訳ではない。たった数年分の退職金だ。我々の受信料が、べらぼうな退職金に支払われているのは許せない。経営委員会は10日、NHK記者らによるインサイダー取引事件の発覚後に辞任した前理事3人と、元監事2人に対する退職金を一律15%減額して支払うというが、支払額は、前理事3人の合計が3690万円、元監事2人の合計が1648万円に上る。ということは一人1200万円と800万円という数年間のお茶飲みに対する追い銭を払うというのだから、我々は受信料を拒否すればいい。また、インサイダー取引事件で引責辞任した橋本元一・前会長ら5人と、相次ぐ職員の不祥事で2005年1月に引責辞任した海老沢勝二・元会長ら3人に対する退職金の支払いについて、支払いの検討が続いているというから妙だ。今、横綱審議会の親玉をやっている海老沢に払う退職金規程は1億円というのだから、もはや犯罪ですらある。
(ムラマサ、鋭く斬る)
コメント
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