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銀河の帆掛け舟(ヨット竜王航海記)

本ブログは、私の旅日記「ブログ 海山川地球を遊ぶ」からの航海記の抜粋で、太平洋周遊航海、日本各地への航海記。

坊津~硫黄島~屋久島

2021-03-18 20:12:32 | 2014年沖縄往復航海

硫黄島

511日(日)曇/雨強風 硫黄島港(N30°46.720E130°16.720
坊津06001335硫黄島港(航程32.5NM、機走1.2h
 4:50起床。風が強そうだ。1Pして6:00出港。E6m/s、波1.5m/sでフリー帆走で坊の岬をかわして南下。8時過ぎにE10m/s、波2m2PM+80%Gで針路150°で屋久島を目指すが、風がSE13m/s、波3mに上がり、さらに50%Gにリーフして上り帆走となった。仕方ないので近くの硫黄島に針路変更する。NETチェックすると海上風警報が出ている。こういう時はウインドベーンが頼りになり、ドジャーに隠れてスプレーを避ける。
 13:35赤銅色に染まる硫黄島港へ入港。セールダウンして西側の波止へ入ったら、入口に大きく真黒な海藻が溜まっていて、エンジンストップ!何度かエンジンを掛けて、当たりそうになった岸壁を手で押して何とか波止に入った。ポンツーンには磯船が付いていたので、手前の大きな漁船「三島丸」に横抱き係留。見掛けた人に聞くと大丈夫だろうと言う。まずは濡れた合羽や帽子とついでに下着類を岸壁で水洗いして干す。
 この島は活火山の島で、東側2.3km先の海岸岩場に自噴する「東温泉」は秘湯と言われるワイルドな露天温泉だが、雨が降りそうなので諦める。開発センターのお風呂は火・木・金で今日はお休み。仕方なく暖かい水道で頭を洗う。
 フェリーが入らないせいか2軒の商店は休みで、山田農園の直売所でチシャ\100を買う。夕方雨が降り出した。夕食はチシャと豆腐の鍋にうどん。明日は雨で強風の予報なので、遅くまで酒を飲み23:00就寝。
5
12日(月)雨・強風 硫黄島滞在
 予報通り雨で、風も収まる気配無し。7時過ぎに起きていつもの朝食。
こんな日はGPSのルート作りと航海記録の整理にblog書き。昼間から音楽を掛けてビールを飲む。予報では明日は晴、風も徐々に弱まりそうだ。
 18時夕食作り(スパゲッティとチシャサラダ)。20:30就寝。

屋久島
5
13日(火) 屋久島宮之浦港(N30°25.780,E130°34.250
硫黄島07151520宮之浦(航程26.5NM、機走2.3h
 5;20起床。風も落ちて静かな朝だ。今日は屋久島まで近いので6:056:50自転車で東温泉へ朝風呂に入りに行く。海岸岩場に3つの湯船が並び、硫黄臭のする透明な温泉が自噴している。一番上が熱い湯で、下になるほどぬるくなる。2番目の湯に入ったが、昨夜の雨のせいか湯船の下側はぬるかった。15分浸かって船に戻る。
 7:15出港。N3m/s、波0.5m/1mで針路145°で追手帆走。11:00に風が落ちても我慢して帆走していたが、13:30追手機帆走で2h走って15:20に宮之浦港に入港。セールダウンして堤防で仕切られた狭い入口から小型船用埠頭に入り15:35に着岸。大きな浚渫バージが東岸壁を占有していて、ヨットが3杯着いていて、4年前には居なかった遊漁船が7杯も係留しているのでスペースが無くなっている。
 フェリーターミナルにゴミ捨てに行き、近くのSMで酒と食材\2629を買って帰る。やはり旅の楽しみは土地々の特産品やグルメ・酒で、この地では焼酎の「三岳」を買った。給油所で軽油18ℓ\2622を買う。やはり島は高い!
 明日は雨で風も強まる予報なので、ここで停滞だろう。19:00に益救神社(やくじんじゃ)近くの居酒屋「たぬき」で刺し盛+飛魚唐揚げに焼酎三岳2\3200の晩酌。20時に帰って音楽を聞いて22:00就寝。
5
14日(水)曇/雨 屋久島滞在
0850→0920楠川温泉1025→1100
 6:30起床。ゆっくり朝食を摂って、9時前に自転車で楠川温泉へ行く。9:20楠川温泉に着き入浴\3005人も入ればいっぱいになりそうな小さな湯船だが、硫黄臭のあるヌルヌル温泉。源泉は横を流れる小さな渓流「湯の川」から湧いている冷泉だ。2度風呂して船に戻る。
 昼前ソーラータワーのパイプを磨いていると予報通り雨が降り出した。時々ブローが入るが風は大した事ない。15:40Sの強風が吹き出した。
 夕方、雨の中SMへ夕食材とビール\1268の買い出し。帰って焼肉と焼きそばの夕食自炊。三岳の湯割りが旨い。オールドタイムの唄を聞きながら焼酎をしみじみと飲む。この島には宮之浦岳の縦走で3度来て、観光でも来ているので特に行きたい所は無い。21:30就寝。


長崎~牛深~坊津

2021-03-18 20:09:13 | 2014年沖縄往復航海

牛深

508日(木)曇時々晴 牛深港(N32°11.590E130°01.520
長崎05451735牛深港(航程42.4NM、機走10.3h
 4:45起床。朝食後5:45離岸、機走で女神大橋を過ぎセールを上げて6:15出港。フリー機帆走で7:00伊王島大橋を過ぎ、ブローの中を8:35野母岬を回って南下。E3m/s、波1mで針路145°で上り機帆走。昼過ぎてSSW3m/sに変わり、16時に牛深NWの桑島と大島の間を抜けて16:50牛深西港に入港。セール・ダウンして狭い瀬戸脇瀬戸を抜けて牛深海の駅のポンツーンに17:35着岸。
 時間が遅かったので観光船の事務所は閉まっている。先ずはそばの給油所で軽油18ℓ\1980を購入後、近くの「味松」で焼き魚定食+豚足揚げとチューハイ2\2740の夕食。少しTVを観て20:30就寝。
串木野
5
9日(金)晴/曇 串木野フィッシャリーナ(N31°42.330E130°16.180
牛深05351440串木野港(航程333.6NM、機走9.0h
 4:45起床。朝食後5:35離岸、5;45東港を出港。無風の長島海峡を機走で出て南下。11:00NWが吹き出して追手機帆走。14:30串木野港南側のフィッシャリーナ入口に着いた。入口両側に岩礁が有るので慎重に入港した。手前のポンツーンがビジター用だが漁船とヨットが3杯着いている。
14:30
北側の島平漁港の漁協事務所にフィッシャリーナ係留料\10001\500)を支払いに行く。女性職員に銭湯を聞くと、近くに有ると親切に地図を書いてくれた。
16:30
自転車で「元祖湯」\300に行く。小さいながらもりっぱな温泉で、冷泉を沸かしていると言う。グル~と回って帰ったが近くに食堂は無く、国民宿舎「さのさ荘」ぐらいだ。
17:20
フィッシャリーナそばの「海の駅売店」できびなご刺しと南蛮漬け\368を買って帰り、夕食はうどんを足してビールを飲む。21:00就寝。
坊津
5
10日(土)晴 坊津漁港(N31°16.230E130°13.600
串木野06001540坊泊漁港(航程30NM、機走6.8h
 5:15起床。6:00出港。朝一E2m/sが吹いていてフリー帆走したが、間も無く微風となり機走。11:25野間岬を回り南下。12:00過ぎてSSE4m/s6m/sが吹き出し上り帆走で、15:00過ぎに坊泊沖に着き東航。南側の坊の津に15:40入港。
最初端っこのダイビング船の横に着けたが、漁協前の階段岸壁は土・日は空いていると地元の人が言うので移動。ここは鑑真和上が漂着上陸した古い湊で、近くの丘に資料館が立っている。
商店2軒と民宿が有るが、唯一の魚屋で鰹刺身\500を買って帰ったら、17:00過ぎに大きな白いヨットが入ってきた。オーストライア・ホバートの「Australbei」で、並んで着ける。50ftだがフリーボードの低い綺麗な船だ。風は益々強くなって、外は10m/sは吹いているだろうが、ここは山に囲まれていて時たまブローが入るだけだ。 
 夕食は刺身と野菜たっぷりのインスタント・スパゲェッティ。ここはTVが映らない。20:30就寝。


対馬~平戸~長崎

2021-03-18 20:06:23 | 2014年沖縄往復航海

壱岐島
5
04日(日)晴/曇 壱岐島郷の浦港(N33°44.870E129°40.700
対馬06201420郷の浦港(航程34NM、機走5.2h
 5:05起床。バナナとレーズンパンに紅茶の朝食後、6:20に出港。壱岐の郷の浦まで34NM
 港内は静かだったが、沖も無風で波もうねりだけ。9時前からESE2m/s風が吹き出し、針路160°で総帆機帆走。10時過ぎS3m/s風で上り帆走。波も1mにUp12時にはSSW4m/s風に上がり快調にフリー帆走。13:20に蟐蛾の瀬戸に入り13:50に郷の浦沖防波堤に着く。
 前回はビューホテル下の狭い波止に停めたのだが、今回は正面の保安庁の波止に入るが、釣人が外来艇は西の波止と言うので、回り込んで3つあるポンツーンの手前に14:20着ける。ここは公園になっていてトイレも有るが、町から遠くて周りに何も無い。
 17時前に市役所港湾課の職員が係留料を徴収に来た。20/mで\194支払い。夕食は対馬で買って来たおでんとうどんで済ます。空が曇ってきた。予報は雨だ。20時過ぎ就寝。

平戸島

505日(月)雨/晴 平戸島平戸港(N33°22.900E129°33.290
壱岐07001230平戸港(航程23.5NM、機走1.3h)給油18ℓ
 未明、風が強まり雨が降った。5:20起床。今日は24NMなので、ゆっくりバナナとパンと紅茶を飲む。強風注意報が出ていたので1Pリーフして7:00出港。
 沖に出るとWNW4m/s1.5mで、風が弱いのでリーフを解いてフリー帆走。11:00風が北に回りメインだけの追手帆走。12:20入港。12:30旧フェリー桟橋に着ける。奥の桟橋にはヨット2杯が着いている。少しして福岡や兵庫のヨットが次々入り、合計7艇の係留となった。目の前の新装なった観光案内所に係留届を出す。
 桟橋14:30発のマイクロバスで千里が浜「ホテル蘭風」へ行き入浴\600。黄土色の温泉でジャングル風呂の様な広い露天風呂が2つ有る。1615桟橋に戻る。
 SMで食材と弁当\1613を買い、早い夕食を摂る。18:30海鮮居酒屋「桃源郷」で刺盛りと焼酎2\1800の晩酌。20時過ぎ就寝。
長崎
5
06日(火) 長崎港旭町埠頭(N32°45.000E129°51.930
平戸05351600長崎港(航程53.5NM、機走8.2h
 4:40起床。バナナとパンに紅茶の朝食後5:35に出港。
 南流に乗り15分で平戸大橋をくぐり南下。WNW3m/s、波0.5mの穏やかな瀬戸をフリー帆走で快調に走る。11:00風が北に回りメインの追手帆走で14:30長崎港外堤防に着く。セールダウンして2マイル走って一番奥の駅前の岸壁に来たが、風がNWで岸壁に押しつけられそうなので向いの旭町埠頭に16:00着岸。この埠頭は下側がえぐれていて、干潮時は舷が潜り込むので危険だ。
 ちゃんぽんを食べたくなって、埠頭で遊んでいた子供達お勧めの光町の「共楽園」へ歩いて行ったが、定休日で、仕方なくSMで食材\456を買って帰り夕食自炊(ネギ豚塩焼きとちゃんぽん)。21:30就寝。
5
07日(水)晴 出島ハーバー
旭町埠頭08350855出島ハーバー(航程1NM、機走0.3h
 6:30起床。ゆっくりいつもの朝食を摂る。8:35対岸1NMの出島ワーフへ行き、出島ハーバーに着ける。このハーバーは波止め堤防が無く、そばが離島航路の埠頭で船が入る度に波が立って大揺れする。観光地なので常に人通りがあって騒がしい。その代りハーバー前には飲食店が並び、ショッピングセンターも近くて便利だ。
 ハーバー事務所に電話するが今日は休みと機械音声が流れるだけだ。早速後ろ着けで船を固定してウインドベーンのギア噛み調整。宜野湾でお会いした「Lung Ta」川野さんと会う。ハーバーマスターに連絡していただき、14:30に来られる事になった。
 13:30GSで軽油36ℓ\4244購入。14:30ハーバーマスターが来られて係留料\3240と磁気パス\1080の支払い、受け取り。
 17:00出島埠頭のSMで果物とビール他\2354を購入。ハーバーマスター御推薦の思案橋横町「康楽かんろ」に歩いて行きマーボー豆腐とちゃんぽんにビール\2410の夕食。
 帰りに無料開放中の「出島」を通って20:00に船に戻る。TVを観て21:50就寝。


①室津~対馬

2021-03-18 19:59:46 | 2014年沖縄往復航海

 今年は再び沖縄へクルーズする。ヨットには、暖かくて海の美しい南の島が一番だと感じる。
 コースは九州西岸回りで、復路は東岸回りとしよう。まず玄海沖ノ島から対馬に渡って南下するコースだ。各地の旧知のヨットマンと再会するのが楽しみだ。

4
30日(水)曇 室津フィッシャリーナ・バース泊
自宅0840⇒0855小野田駅0903==0937幡部0949==1017黒井村駅⇒室津
 出港に備えて室津へ行く。小野田からJR(\970)で、幡部で乗り換えて黒井に10:17に着く。近くの生協売店で食料\2277を買ってから歩いて室津へ行く。
 搭載のゴムカヌーを膨らまして船底の付着物掃除。夕食は豚肉もやし炒めと弁当。21:00就寝。

玄海沖ノ島

501日(木)曇/晴 沖ノ島漁港係留泊( N34°14.320E130°06.160
室津06001810沖ノ島(航程40NM、機走12.2h
 5:50起床。紅茶を飲んで6:00出港。沖ノ島まで40NM
 風SSW3m/s、波1.5mで針路275°で西航。蓋井島を過ぎてSW5m/sに上がって直航出来ず290°ででFS機帆走。これぐらい吹けばウインドベーンの出番だが、セットしてもまっすぐ走らない。調べるとギアがずれている。摩耗で噛み合いに問題があるのは解っていいたのだが点検不足だった。風が強いとオートへルムも力負けするのでホイールを握る。12時過ぎには6m/sまで上がって1PM+80%Gへ縮帆する。14:00ランドフォール。タックして南下して再度タックして18:00沖ノ島漁港入港。
 港内は漁船が1杯だけで、風除けに西岸壁に着ける。漁船の人達から声が掛かり、舫い終わって行くと、焼肉宴会で御馳走になる。総勢6人で毎春この島にイサキ釣りに来ると言う。いつもは漁船でいっぱいだが今年は不漁で船がいないらしい。門司の「むつみ丸」の皆さん御馳走様でした。
 満腹になり、お酒も入ったので8時過ぎに就寝。この島は「海の正倉院」と呼ばれる古代からの信仰の地だが、島に上がるには潔斎しなければならないのが、まだ海水が冷たいので今回はパスしよう。

対馬島

502日(金)晴 対馬島厳原港係留泊(N34°11.920E129°17.450
沖ノ島05451745厳原港(航程40NM、機走12.1h)給油18ℓ
 4:45起床。いつもの通り紅茶を飲んで5:45に出港。対馬の厳原まで40NM
昨日に続きSW6m/s、波2mで、まず190°1h南下。タックして290°1P+80%G機帆走で西航。15:00春霞みにけぶる山並みをランドフォール。南下して17:30厳原の外堤防に着き港に入る。17:45にフェリー埠頭北側岸壁の税関船の後ろに着岸。ここは街にも近くて便利な場所だ。
 2日続きで12h走って疲れたので、残り物の豚肉と野菜でチャンポンを自炊して19時過ぎに就寝。
5
03日(土)晴 厳原滞在
1000→国分寺→半井桃水館→八幡宮神社→金田城跡→万松院→歴史民俗資料館→交流センター→1430
 今日は観光だ。ゆっくり起きて紅茶とレーズンパンの朝食を摂る。自転車を出して、まずフェリー乗り場で観光地図を入手する。
 この地は古代から対馬の国府が置かれた歴史ある町で、朝鮮外交の窓口を長く務めた宋氏10万石の城下町で、朝鮮通信使の通った道だ。まず古い山門が残る国分寺、休憩所になっている半井桃水館(樋口一葉の師匠)、八幡宮神社、石垣の残る金石城跡、両脇が朱色の山門が残る万松院\300は宋家墓所で、木々に覆われた岡一帯に歴代藩主の墓が並んでいる。無料の歴史民俗資料館を見学後、交流センターで特産品を物色後、14:30に船に戻る。
 帰って音楽を聞きながら昼寝。1700交流センター下のSMで食材\631購入。18401940居酒屋「対玄」でヒラソ刺し、水鰈唐揚げに焼酎&酒\2800の夕食。20時過ぎに船に帰りblog書き。21時過ぎ就寝。