硫黄島
5月11日(日)曇/雨強風 硫黄島港(N30°46.720、E130°16.720)
坊津0600~1335硫黄島港(航程32.5NM、機走1.2h)
4:50起床。風が強そうだ。1Pして6:00出港。E6m/s、波1.5m/sでフリー帆走で坊の岬をかわして南下。8時過ぎにE10m/s、波2mで2PM+80%Gで針路150°で屋久島を目指すが、風がSE13m/s、波3mに上がり、さらに50%Gにリーフして上り帆走となった。仕方ないので近くの硫黄島に針路変更する。NETチェックすると海上風警報が出ている。こういう時はウインドベーンが頼りになり、ドジャーに隠れてスプレーを避ける。
13:35赤銅色に染まる硫黄島港へ入港。セールダウンして西側の波止へ入ったら、入口に大きく真黒な海藻が溜まっていて、エンジンストップ!何度かエンジンを掛けて、当たりそうになった岸壁を手で押して何とか波止に入った。ポンツーンには磯船が付いていたので、手前の大きな漁船「三島丸」に横抱き係留。見掛けた人に聞くと大丈夫だろうと言う。まずは濡れた合羽や帽子とついでに下着類を岸壁で水洗いして干す。
この島は活火山の島で、東側2.3km先の海岸岩場に自噴する「東温泉」は秘湯と言われるワイルドな露天温泉だが、雨が降りそうなので諦める。開発センターのお風呂は火・木・金で今日はお休み。仕方なく暖かい水道で頭を洗う。
フェリーが入らないせいか2軒の商店は休みで、山田農園の直売所でチシャ\100を買う。夕方雨が降り出した。夕食はチシャと豆腐の鍋にうどん。明日は雨で強風の予報なので、遅くまで酒を飲み23:00就寝。
5月12日(月)雨・強風 硫黄島滞在
予報通り雨で、風も収まる気配無し。7時過ぎに起きていつもの朝食。
こんな日はGPSのルート作りと航海記録の整理にblog書き。昼間から音楽を掛けてビールを飲む。予報では明日は晴、風も徐々に弱まりそうだ。
18時夕食作り(スパゲッティとチシャサラダ)。20:30就寝。
屋久島
5月13日(火) 屋久島宮之浦港(N30°25.780,E130°34.250)
硫黄島0715~1520宮之浦(航程26.5NM、機走2.3h)
5;20起床。風も落ちて静かな朝だ。今日は屋久島まで近いので6:05~6:50自転車で東温泉へ朝風呂に入りに行く。海岸岩場に3つの湯船が並び、硫黄臭のする透明な温泉が自噴している。一番上が熱い湯で、下になるほどぬるくなる。2番目の湯に入ったが、昨夜の雨のせいか湯船の下側はぬるかった。15分浸かって船に戻る。
7:15出港。N3m/s、波0.5m/1mで針路145°で追手帆走。11:00に風が落ちても我慢して帆走していたが、13:30追手機帆走で2h走って15:20に宮之浦港に入港。セールダウンして堤防で仕切られた狭い入口から小型船用埠頭に入り15:35に着岸。大きな浚渫バージが東岸壁を占有していて、ヨットが3杯着いていて、4年前には居なかった遊漁船が7杯も係留しているのでスペースが無くなっている。
フェリーターミナルにゴミ捨てに行き、近くのSMで酒と食材\2629を買って帰る。やはり旅の楽しみは土地々の特産品やグルメ・酒で、この地では焼酎の「三岳」を買った。給油所で軽油18ℓ\2622を買う。やはり島は高い!
明日は雨で風も強まる予報なので、ここで停滞だろう。19:00に益救神社(やくじんじゃ)近くの居酒屋「たぬき」で刺し盛+飛魚唐揚げに焼酎三岳2杯\3200の晩酌。20時に帰って音楽を聞いて22:00就寝。
5月14日(水)曇/雨 屋久島滞在
港0850→0920楠川温泉1025→1100港
6:30起床。ゆっくり朝食を摂って、9時前に自転車で楠川温泉へ行く。9:20楠川温泉に着き入浴\300。5人も入ればいっぱいになりそうな小さな湯船だが、硫黄臭のあるヌルヌル温泉。源泉は横を流れる小さな渓流「湯の川」から湧いている冷泉だ。2度風呂して船に戻る。
昼前ソーラータワーのパイプを磨いていると予報通り雨が降り出した。時々ブローが入るが風は大した事ない。15:40Sの強風が吹き出した。
夕方、雨の中SMへ夕食材とビール\1268の買い出し。帰って焼肉と焼きそばの夕食自炊。三岳の湯割りが旨い。オールドタイムの唄を聞きながら焼酎をしみじみと飲む。この島には宮之浦岳の縦走で3度来て、観光でも来ているので特に行きたい所は無い。21:30就寝。