パラオ⇒石垣島 1230NM
パラオ出国
3月26日(火)晴時々曇 パラオ出港、石垣島まで1230NM
9時前葛巻さんのテンダーでBYCに行き、出港手続きする。出国税50US$。
9:15葛巻さんと門田さんの見送りを受けて出港。湾内でメインを揚げて機帆走で西へ出て北上し、18マイル走ってWest Passageから12:40外洋に出る。ここから石垣島まで1228NMの航海だ。
NE7m/Sの風、波1mでfM+100%Gで6Ktと気持ちよく帆走って行く。やはり最初の日は身体が馴れずに食欲が湧かないので果物とジュースで済ました。
3月27日(水)~30日(土)晴・曇時にスコール 残航524NM
北東貿易風5~7m/s、波1.5mの平穏な海で順調に航跡を伸ばす。2日目以降は身体も馴れて、いつも通りの食事を摂りゴロゴロ寝て過ごす。
28日夕方、マスト基部からギシギシと音が聞こえるので調べてみると、マスト受けパイプ横のFRPにひび割れがあった。FRP補修材でパッチ当てするか悩んだが、負荷が掛かった状態では拙いと考え様子を見る事にした。
3月31日(日)~4月2日(火)晴・曇 残航200NM
31日午後から風が東に回り2~4m/sに落ちてきた。艇速3Ktを切ると機帆走して4Kt代をキープ。やはり北緯18°付近で貿易風は終わったようだ。
2日15時には無風となり、赤道以来のノッペリとしたうねりだけの海を機走で15h走る。
4月03日(水)曇時々小雨 残航
夜中1時過ぎNE8m/sの風が吹き出し1pM+80%Gで上り帆走。朝になっても空はどんよりと曇り、気温も27℃に下がって寒く感じる。
オケラネットの交信で前線が横たわっていると判る。昼過ぎ北が黒雲に覆われて、間も無くNE13m/sの強風が吹き出したので3pM+50%Gにリーフする。波も3mオーバーとなりコクピットはスプレーで雨降り状態となった。
船が大きく揺れるので、食事は果物と菓子で済ます。
4月04日(木)雨/曇 残航107NM
昨夜来の雨も上がり、徐々に空が明るくなってきて風もENE4m/sと落ちてきた。明日午前中の入港を考え、1pM+フルGで4Ktで帆走る。
残りの葉物野菜を全て刻み薄塩漬けにする。残り卵も茹でて冷蔵庫に入れる。
石垣島到着
4月05日(金)曇/雨 石垣入港、入国手続き
夜中2時過ぎ石垣島の北の平久保埼を回って南西航。風はSE8m/sと吹いてきたが島陰で波が1mなので楽だ。6:30御神埼沖で南下し、機帆走でタックを繰り返し石垣港へ向かう。10時過ぎ観音埼を回り込み、機走で3マイル走って11:00入港。
イエローフラッグ揚げていると八重山ヨットクラブのモーターボートが来て、先導されて港突端左の船溜まりに入り11:15岸壁に着けて検疫を待つ。
間も無く検疫来艇。カスタムと海上保安庁が来て入国手続き。入港通報が届いていないと言われ、近くの東横インのPCで送信済みメールを見せる。保安庁がメールを受け付けないのは聞いていたが11管の「海の相談室」が転送していないのは問題だろう。電子化については本当に後進国だ。
12時過ぎ合同庁舎の2Fの入管で入国印を貰い、1Fの税関で「内航船」に切り替える。3Fに上がり入港通報書類を提出して手続き終了。この間YYCのFKさんが仕事中にも関わらずお世話いただき本当に有難い事だ。感謝です。
15時にフランスのヨット「Accanito」が入港して入国手続きしている間に、船を浜崎マリーナに回航してポンツーンに係留。その後「Accanito」の回航を手伝った。明日は低気圧が通り北の強風が吹くと言うのでロープ固めする。
18:00雨が降り出した。面倒くさくなって外に出ず、残り物のウインナーと野菜炒めで夕食を済ます。