goo blog サービス終了のお知らせ 

銀河の帆掛け舟(ヨット竜王航海記)

本ブログは、私の旅日記「ブログ 海山川地球を遊ぶ」からの航海記の抜粋で、太平洋周遊航海、日本各地への航海記。

フィジー滞在③ ブダポイントM、ラウトカ

2021-03-17 13:28:53 | 2012年太平洋巡航(メラネシア周遊)

フィジー滞在

1017日(水)雨/晴 Vuda Point Marina
 7:30起床。雨が降り続いている。備え付けの湯沸かし器で湯を沸かし、人が残して行った紅茶のティーバックを飲み果物を食べる。
 10時過ぎ小降りになったので街へ行き、アロハ・シャツ20F$を買う。11:20ACバス2.85F$Lautokaへ行く。12:30雨の上がったLautokaに着いた。
 で肉野菜チャウメンのランチ後、Net Caféでメールと気象チェック2F$/1h。りんごとバナナ他9F$を市場で買い、15:10のバスでVuda P Mに戻る。バスの中で子供達が珍しそうにチラチラ眺めるので声を掛け、名前を聞いて当て字の漢字を紙に書いてあげると喜んでくれた。
 17:00シャワーを浴びてさっぱりして夕食作り。ランチで腹いっぱいだったのでサラダとベーコン・ジャガ目玉焼きにロティで済ます。
10
18日(木)晴
 ディンギーと自転車をフォクスルに収納。各部・機器の点検。
 15:00オケラネットにチェックインし出港予定を告げる。Way Pointのチェック。

1019日(金)晴
 7:25のバスでラウトカへ行き、クイーンズ・ワーフのカスタムで、20日出港のクリアランスを申請したらヨットを持ってこないとダメと言われる。出直すことにして、その足で市場とスーパーでオレンジと野菜16.9F$を買い、10:15のバス(往復3.2F$)でマリーナに戻る。
 11:00事務所でマリーナFee78F$/5泊分を支払い、11:45出港。Wの弱風の中ジェノアだけの機帆走で2h走り、クイーンズ・ワーフに着きアンカーリング。少し前を走っていたカタマランのヨッティーがディンギーで迎えに来てくれて一緒にワーフのカスタムへ行く。
 14:00カスタムでは「週末はヘビー・レインと強風だから出港を延期したほうが良い」と強く忠告されたので、従ってマリーナに戻ることにした。
 16:50Vudaに戻り係留。事務所に月曜までの停泊申請した。麻婆茄子の夕食でビールを飲む。バタバタした1日だった。
10
20日(土)晴/雨 ラウトカ観光
 朝は晴れていたが、昼にはどんよりした雲が垂れ込め強い雨が降り出した。船に閉じこもっているのも面白くないので、ラウトカに泊まりに行くことにして15:40のバスを待つが16時過ぎても来ない。同じバス待ちのフィジーの青年が通りがかりの車に乗せてくれるよう頼み、同乗してメイン道路まで乗せてもらう。感謝。16:30ラウトカに着く。
 日曜は市場が閉まるので最後の買出し7F$をして、市場前で茹でコーンを食べていたら2人の日本女性が通りかかり話をする。彼女等は数ヶ月の英会話留学でここに来ているという。会話が楽しく夕食を誘う。18:00に約束して宿探し。MHスーパー近くのGold Arch Hotelにチェックイン。TWルーム40F$ATM270F$払い出し。
 18:00中華のNan Yang Seafood Rest.で夕食。NさんとKさんはフィジーに来て1ヶ月、なかなか旨く喋れないと言う。私もそうだったが、頭の中で文章を考えていたら会話にならない。聞き取れた単語で想像して、まず答えることが先だ。間違っていたら向こうも言い換えてくれるし、こっちも言い直せばいい。もちろんちゃんと聞き取れて話せるのがベストだが。
 フィジーは授業料・滞在費が安いので、学校には日本人が400人もいるらしく、その留学生が数人レストランに入ってきた。4品頼みビールを飲み84F$。もちろん私の奢り。
 20時前2人と別れ宿に戻る。ここはバーを兼ねていて、レゲエがかかりフィジー人で賑わっていた。シャワーを浴びて21:00就寝。

1021日(日)晴
 ヘビー・レインと聞いていたが大した事なかった。これだったら出港出来ただろう。マー安全第一だから仕方ないな。
 10:00Net Cafeで天気とメールのチェック2F$MHスーパーで肉類とビール56.3F$を買い、バス・ターミナルで12:15のバスを待つが、20分過ぎても来ないのでNadi行きのバス1.9F$Vudaの分岐まで行き、通りかかったTaxi5F$でマリーナに戻る。
 ディンギーを膨らましフォアデッキにセットする。各部の最終チェック。
10
22日(月) ラウトカ入港
 6:00起床。朝食後、7:30事務所でMarina Fee31.4F$を支払い、軽油15ℓ34.2F$を購入。
8:25
出港。2h弱走り10:05LautokaQueens Wharf北沖にアンカー。ディンギーでWharfに行き、カスタムとイミグレで出国手続きする。手続き終了後、近くの食堂でタロの揚げ物とコーラ3.5F$を買い船に戻る。残金25.5F$

フィジー⇒マーシャル諸島 1600NM

1022日(月)晴 Fiji出国、航程64NM
11
時過ぎ出港手続きしてクリアランスを貰い、12:20ラウトカ出港。Wの風4m/sで機
帆走し、17:25Malolo Passageから外洋に出る。これから赤道まで1100NMMarshall Islandsまで1600NMのロング航海だ。外洋は波1mNWに向けて機帆走する。夜中、風が吹き出しアビーム帆走。


フィジー滞在② マロ―ロライライ島

2021-03-17 13:23:53 | 2012年太平洋巡航(メラネシア周遊)

1011日(木) Malololailai/Masket Cove Marina
 今日はViti Levu島西海岸沖のMalololailai島へ32NMの航海だ。
6:40
アンカーを揚げようとしたが10m揚げた所でストップ。何か障害物にチェーンが引っ掛かっているようだ。右・左に船を動かし何とか揚がって7:20出航。
 SE3m/sの弱い風で追手機帆走し、13:00Malolo Passageからリーフ内に入る。45分走ってMalololaila島のリーフエッジでセールを降ろし、機走でリーフ内に入りアンカーしているヨットの間を縫って14:45Masket Cove Marinaに着く。タヒチ・スタイルでポンツーンに泊める。Marina Fee2泊で44F$
 ここはカレドニアやヴァヌアツ・レースのホスト・マリーナで、そばにリゾートがありフィジースタイルのコテージが建ち並んでいる。
 15時過ぎビキニの女性が話しかけて来た。アヤさんはオーストラリアからカタマランの募集クルーで旅している日本女性。まだ2ケ月でヨットビギナー。ビールを飲み歓談する。
 明るい内に中華の夕食。18時過ぎアヤさんがそばのアイランド・バーで飲もうと誘いに来た。カタマランのオーナーのアッシュさんや他のクルー2人に挨拶しビールを飲む。久し振りの日本人との会話はやはり楽しい。彼女も同じようで、3本もビールを飲み奢られてしまった。明日は私が奢る約束をして20時過ぎ船に戻る。

1012日(金)晴
 午前中はSE、午後はNWの強い風が吹いた。日差しが強くキャビンは32℃まで上がった。ビーチではツーリストがホビーキャットやカヌーに興じている。
 やはり歳なのか泳ぎたいと思わない。ぼんやり見ているだけで良い。リーフなら熱帯魚がいて楽しめるのだが…。
 17:00明るい内にお好み焼きの夕食を食べ、シャワーを浴びた後バーへ行く。ドイツ人セイラーのヘンリーが「明来年日本へクルーズするのでいろいろ教えて欲しい。」と話しかけてきた。彼は国を出て9年。大西洋、南太平洋をクルージングして来て、来年はフィリピンに1年滞在するつもりだと言う。日本の話をし、彼のクルーズ談義を聞く。
 アヤさんは夕方顔を見たが、忙しいのかバーには来なかった。19:30船に戻り、音楽を聞いている内に就寝。
10
13日(土)晴
 昨夜、ヘンリーから土曜日はバンドが入って楽しいと聞いたのでもう1泊する事にした。
 午前はプールに浸かり、リクライニング・チェアーで休む。日本の子供2人が泳いでいたので話を聞くと、短期留学で来ていて、今日はダイビング船の日帰りでここに来たと言う。
 12:00マリーナの売店でパン0.75F$を買ってランチ。午後は南のPlantation Island Resortへ行き椰子の木陰のハンモックで惰眠をむさぼる。15:00船に戻りオケラ・ネットにチェックイン。
 16時過ぎアヤさんやアッシュがカイトサーフィングから帰ってきた。一緒にバーで飲む。アッシュに誘われて沖の彼のカタマラン(フォンティーヌ・パジョ44ft)を見に行く。さすがに何もかも大きく設備も豪華だ。
夕食の支度をしてアイランド・バーに戻り、バー横のBBQグリルで肉を焼き御相伴に与った。バンドの演奏も有り、ビールとワイン40F$が進み飲み過ぎてしまった。21時過ぎアヤさん達が帰り、私も

 

1014日(日)晴 Vuda Point Marina係留
 7:50出港。Denarauまで15NMESE2m/sの弱風で機帆走し、10:00Port Denarauの浅い港路(水深5m)を辿り、長い堤防に沿って回り込み港内に入った。丁度クルージング船の出港時間と重なり大きなクルージング・ヨットやボートがすれ違っていく。港内のバースは船でいっぱいで、VHF14ChPort Denarauとコンタクトしたがフルだと言う。諦めて北へ5NMVuda Point Marinaに向かう。
 12:00マリーナ沖に着き、大潮の干潮だったので狭く浅い水路(幅2030m、水深2.54m)を400m辿り、入口のレストランのポンツーンに付けた。すぐスタッフが来て、奥の円形のマリーナの真ん中のブイに繋いで待つように言われ、ムアリングして待つ。間も無くボートが来て船尾を2本ロープでブイから取り、船首付けで岸からも2本ロープで係留。ポンツーンは無く、渡り板がセットされているだけだ。
 ディンギーを仕舞う前に降ろしウォーターライン上下のクリーンニングをした。
 日曜は事務所は閉まっていて、手続きは明日。今日はゆっくりして明日から周りを回ってみよう。
10
15日(月)晴
 8:30事務所で係留手続きする。支払いは出港時で良い。ここには小さなマリーン・ショップとストアーが有り、一応揃っている。但し値段は高い。
 昼前、自転車でメインストリートまで出てラウトカの方へ走るとGSとスーパー・マーケットが有り、日保ちのする玉ねぎとジャガイモにジュースとポテチ8.45F$と瓶ビール613.8F$を買って帰る。軽油を給油し、マリーナで18ℓ41F$を買う。水もタンクに補給し、出港までに出来る事はなるべくしておく。
 夕食は残り物のウインナーと野菜で済ました。明日はナディに行ってみよう。 バタンQ.

1016日(火)曇/雨 Naqdi/Sunseekers Hotel
 10:45のバスを待つが来ないので、通りがかりのタクシーをヨッティー4人でシェアーしてラウトカへ行き@3F$11:15着。街を一回りして「Madras Curry House.」でGoot Curryの昼食10F$。スパイスが強くなく優しい味だ。
 12:45市場横のバスターミナルから冷房バス2.7F$でナディへ行く。1hで着き、街を一回りしてNet Cafeでメールチェック3F$/1h。強い雨が降り出した。店の女の子に近くに安いホテルがないか聞くと、イエローページで調べて予約してくれたので、そのホテルにタクシー3F$で行きチェックイン。5台ベッドの冷房部屋のDorm20F$
 夕方、雨が小降りになったので街に歩いて行き、ウインドー・ショッピング後、大きな中華レストラン「盛泰海鮮酒家」で夕食35.7F$。中華はやはり旨い。シュウマイ、海鮮豆腐スープ、海老・筍炒めにライスとビール2本で2000円以下で済んだ。
 18:30スーパーで朝食の果物・ジュースと寝酒を買い、宿に戻る。


フィジー滞在① スバ→西海岸

2021-03-17 13:20:00 | 2012年太平洋巡航(メラネシア周遊)

フィジー滞在

104日(木)
 10:00RSYCでシャワーを浴び洗濯。市場でバナナや胡瓜他3.8F$を買い、Queen Wharf沿いのGoverment Craft Shopでお土産を物色。大きなマスクを2つ買った35F$。その足でMHCCデパートに行きビール2457.95F$購入。帰りにFiji GasLPGボンベを受け取ったが、ガスが入っていると言うので持って帰る。おそらくオーストラリアで少し入れたのが残っているのだろう。
 午後、船でパンを食べて後、もう1つのボンベを持ってFiji Gasに行き預ける。街のNet Caféで持参のPCでメールチェック1h3.6F$
 17過ぎ船に戻り夕食自炊。

105日(金)雨
 今日カスタムに行って明日出港するつもりだったが、朝から強い雨で船から出る気がせず延期する。ラウトカまでどうクルーズして行くか再検討した。
 燃料メーターが動かないので点検したら、信号電圧は来ているのでおそらくメーターの故障と思われる。これも取り換えて4年しか経っていない。本当によく壊れる。
10
6日(土)小雨/
 午前は、まずFiji gasに行ったがボンベは月曜になると言う。街に行きMHCCで食材36.08F$や酒類39.86F$を購入。ここは地元の野菜や果物は安いが、やはり輸入品は高い。
 RSYCに戻りシャワーを浴び洗濯後、船に戻り買ってきた焼き立てパンを食べる。小さめの1斤で1F$ととっても安く、柔らかくて美味しい。
 午後は再び街に行きNetチェック3.6F$。スーパーでBBQリブ等10.25F$を買い、遅くなったので市場前の屋台でフィッシュ・フライ2F$を買って帰り、夕食はサラダと吸い物に昨夜炊いた豆ご飯で済ます。
10
7日(日)雨/
 昨夜から断続的に雨が降っている。船から出られないので、前から作ろうと思っていたウインチ・カバーをオーストラリアで買ってきたサンブレラ生地で4つ縫う。
 15:00雨が止んだのでRSYCでシャワーを浴びる。夕食はBBQリブとサラダに焼きそば。やはり安い肉は硬く旨くない。
10
8日(月)曇
 午前は、フィジーガスでLPGボンベの受取り8.35F$。カスタムに行き明日出港のコースタル・クリアランスを取得。ATM500F$の払い出し。マーシャルまでの酒をストックする為、MHCCでビールやウォッカ128.86F$を購入。
 午後雨が降り出した。14:00過ぎ小降りになったので生鮮食品(肉、野菜、パン)の買い出し後、タクシー運転手御用達の「Hop Hing Cafe」で早めの夕食/ポーク・チョプスイ&ライス8F$を食べてRSYCに戻り、シャワーを浴びて事務所でマリーナFee40F$を支払い、シャワー・キーを返却。
 17:00船に戻りディンギーをデッキに揚げて固縛して、出港準備・点検。夜、サラダを肴にワインを飲む。

西岸クルーズ

109日(火) 曇・晴時々小雨 Vananiu Bay錨泊、航程38NM
 6:30起床。朝食後7:35出港。今日はPacific Harbourまで26NMの航海だ。
 NE7m/sの風でメインセール追手機帆走でBeqa Passageを目指す。風が良いので1.5h後帆走に移る。12:00Passageから北に向かいPacific Harbour12:30着。ホテルが有るだけで村は見えない。アンカー場所を物色するが風を防ぐ入り江が無く、広い湾なので結構白波が立っている。海風で走錨した場合岸に打ち上げられる危険が有るので諦めて、12NM先のBananiu Bayに向かう。風はE6m/sに変わり3h帆走ってリーフに守られた湾の入り口に着き、ゆっくり入って東側のリーフの裏側で投錨。思っていたより大きな湾で湾奥に小さな集落が見える。ここは南の風以外は風も波もブロックされた良い湾だ。錨地は水深5~10m
 17:00夕食はスコッチ・ヒレ肉のステーキにサラダと目玉焼きにパン。バヌアツの肉の方が柔らかかった。やはり日本の畜産指導の差が出ているのだろう。

1010日(水)曇/晴 Cuvu Harbour錨泊、航程30NM
 600起床。朝食後7:00出航。Cuvu Harbourまで30NMENE3m/sの弱い風で追手機帆走。12:30SigatokaSand Duneを過ぎ、13:50Cuvu Harbour沖に着き湾内に入る。右手にリゾートの建物が並び、湾奥は砂浜のビーチで子供達が泳いでいるのが見える。西側の水深5m辺りで14:10アンカー。波が少し入ってくるがうねりなので大丈夫だろう。

 


ニューカレドニア~フィジー

2021-03-17 13:16:03 | 2012年太平洋巡航(メラネシア周遊)

ニューカレドニア⇒フィジー

924日(月)晴 残航660NM
 7:15アンカーを揚げ、ハヴァンナ・パッセージに向かい9:30通過、外洋に出て針路を70°に取る。SE7m/sの風、波1mの中フルセールでアビーム帆走。南寄りの風でヒールも少なくスピードが出て、楽に帆走れるので助かる。
9
25日~26日(水)晴・曇
 この2日間SE67m/sの風で順調に260マイル帆走ったが、夕方からSの風に変わり4m/sに落ちてきた。追手帆走で4ノットがやっとだ。
 買ってきたウインナーも食べてしまったので、これからはベジタリアンだ。
9
27日~29日(土)晴・曇/小雨 残航13640NM
 フィジーに近づくにつれ天気が梅雨空の様に薄曇りに変わってきた。風もS2~4m/sに落ち時々機帆走する。これまで東の風を考えて南寄りのコースを取っていたが、徐々にプロッパー・コースに戻す。
 前半が速くて、このままでは日曜日に着きそうなので40マイル先のスバまで足を伸ばす事にした。夜E4m/sに風が変わり上り帆走する。
9
30日(日)晴・曇 残航93NM
 朝からSE8m/sの本来のトレード・ウインドが吹きだし、アビームで順調に帆走る。スピードを抑えるためジェノアを70%までリーフする。

フィジー到着

101日(月)晴・曇 スバ入港
 5:30うっすらと空が明るくなり、湾内が見渡せるようになった。日本とフィジーの国旗を掲げる。6:25スバ港入口の赤灯台を過ぎ、青灯台の側を通り入港。後ろから来たフェリーの乗員が手を振ってくれた。ここでセールダウンしQ旗を揚げる。機走でロイヤル・スバ・ヨットクラブ前の検疫エリアに行き7:40アンカー。8:00過ぎVHF16chYCと連絡を取り検疫他の係官の来艇を待つ。
 12時過ぎ検疫・税関・入管の4人が来艇。40分で入国手続き終了。入港手数料は262.2F$F$の手持ちが無いのでUS$170で支払う。割高だが仕方ない。問題は入港通報で、2日前までにメールで通知するように変わったそうで、しなかった場合の罰金は10,000F$!明日税関事務所長に不通知の理由書を書いて出すように言われる。
 一段落した所で15:00オケラ・ネットに入港報告する。RSYC事務所に設備使用書類を提出。街に自転車で行きATM300F$払い出し、スーパー・マーケットで食材42.5F$とそばのパン屋で焼き立てローフ0.75F$を購入し船に戻る。遅くなってシャワー・キーが受取れなかったので、そのまま夕食を食べてバタンQ。

102日(火)晴/
 8:50ディンギーでRSYCへ行き、事務所でインスペクター・オフィサー移送費60F$とシャワーキー・デポジット20F$を支払い、自転車でキング・ワーフの税関事務所に向かう。
 9:50事務所で2日前入港通報を知らなかった理由(ガイドブックに記載されていない。)を書き税関所長に提出した。所長は「日本人ヨットマンは滅多に来ないので知らなかったのは判る。」と言い「フィジーを楽しんで下さい。」と無罪放免してくれた。
 その足で海岸通りを南下してエリザベス・ドライブのiTOUKEI AFFARIRS BOARD事務所へ行きクルージング・パーミットを申請。その場でフィジー全域のパーミットを受領。とても友好的で税関もだが戦後70年近く掛けて多くの先人達が発揮してきたフレンドシップの結果だろう。
 帰りは繁華街を通り、街角のインド料理食堂でチキン・パラウとスプライト6.8F$のランチを摂り、物価の安い国に来た事を実感する。
街角のバーバー・ショップで散髪5F$。キング・ワーフ前の市場でマンゴやトマト等4F$を買って船に戻る。
 15:00アンカー場所が検疫エリアなので少し移動した後、RSYC10日振りにシャワーを浴びて下着の洗濯。久し振りに髪も身体もサッパリ、スッキリした。

10
3日(水)晴・曇一時小雨
 午前はラウトカまでのデイ・クルーズのWPチェックとGPSへの打ち込み。
午後は市内観光。まずLPGボンベを持って近くのFiji Gasに行き充填を依頼。明日ピックアップするよう言われる。
 街を南下。コロニアル様式のOld Town HallCity Library、時計塔のある政府建物を過ぎ、Thurston Gardenを抜けフィジー博物館7F$を見学。大きな双胴船が展示してある。Albert Parkではラグビーの試合をしていて結構観客がいた。
 St Andrew’s Churchは水色の小さな教会で、十字架も無く少しみすぼらしい。Roman Cathoric Cathedralは2階がホールでシンプルな佇まいだ。
 繁華街のThomson Stに戻り、市内最大のデパートMHCCでウインドショッピングと夕食材9.35F$購入。17時過ぎ船に戻る。
 暗くなるのでシャワーは明日にして、夕食自炊。後はワイン片手にBlog書き。


ニューカレドニア滞在②

2021-03-17 13:13:59 | 2012年太平洋巡航(メラネシア周遊)

ニューカレドニア滞在

917日(月)曇
 午前Georgesが来艇し、ファーラーの破損箇所のチェック。フォイルの在庫を確認し修理額と施工日を連絡してくれる事になった。
 午後ヨット「Morel」のジョンが来挺し、来年日本へクルーズするので教えて欲しいと言って来た。了解し日本周遊時の航跡を見せる。どういう情報が必要かスケジュールとルートを考えて再度話をする事にした。
19
日(水)晴
 午後Georges2人で来挺し修理作業。破損部をカットしてスペーサーを挿入して繋ぐと言う。5cm程度短くなるが問題ないだろう。17時まで掛かり修理を終える。費用は45,000CFP。割高だが仕方ない。
 夕食後、迎えに来たジョンのディンギーで沖の彼の船に行き、彼のスケジュールを聞き寄港地のアドバイスをする。彼の船は40ft、ドリフトキールのスティール艇である。10年前にカナダからアラスカ、アルーシャンまでクルーズした写真を見せてもらう。又、家族でユーコン川をドーソンまで下っていて話が弾んだ。
 20時船に戻りシャワーを浴び、ウイスキーを飲んで就寝。
20
日(木)通り雨/
 午前はパテ盛りしたウインドベーンのギアをヤスリ掛けして形を整え組み立てる。
 午後はジェノアのフォイルで折れた所の傷んでいる部分にパッチを当て手縫いする。
21
日(金)曇・晴
 10:00カスタムとイミグレに行き23日出港の出国書類を貰い、午後ポートキャプテンでクリアランスを貰う。
 帰りに近くのマリンショップでフェンダー・カバー等5680CFPを買い、スーパーマーケットでビールやワイン4915CFPを買って帰る。
 15時過ぎ埠頭突端の給油所で免税軽油36ℓ4094CFPを買う。大方出港準備が終わった。
 夕方、そばのBrasseryでウエルカム・ドリンク券でビールを飲む。夕食後シャワーと洗濯。
22
日(土)曇/
 9:00マリーナ事務所でバース費19450CFPの支払い。市場に行き残り金で魚と野菜等を買う1406CFP。残りは8CFP。ヌーメア最後の夜は刺身と煮魚にしよう。
 午後、ハンディーGPSでフィジーまでのWaypointの確認とルートプラニングをしていたら電源ランプが消えてストップ。電源コンバータをばらして見たらコンデンサーが熱くなっている。冷まして再接続しても直ぐ熱くなり切れる。電源部はたいていコンデンサーの故障だから換えるしかないだろう。ここでは手の打ちようが無いので当面は手持ちの充電乾電池でしのぎ、PCC-Mapをメインで航海するしかない。3Vを供給する方法を考えよう。
 15:00スーパーへ肉類の生鮮食品1765CFPを買いに行く。タンクや予備のポリタンクへ水を満タンにしてホースを仕舞う。自転車を折畳みフォクスルに収納。
 予定通りに鮪刺身と煮魚におじやの夕食後、シャワーを浴び下着の洗濯。後はゆっくりラム・ソーダを飲みながらBlog書き。

23日(日)晴 ニューカレドニア出国
 8:50出港。今日は26NM先のProny Bayまで行き錨泊する。フィジーのラウトカまで690NM7日の予定なので平日に着くための時間調整だ。
 SE7m/sの風の中、機帆走で南下。17:10プロニー湾に着き、17:50北東の入江に錨泊。他に5艇のヨットとモータークルーザーがアンカーしていた。
 買ってきたステーキの夕食。外洋に出れば簡単なスープ料理になるのでしっかり味合う。21:00就寝。