口之島
12月7日(水)晴/曇/小雨 西之浜港 硫黄島→口之島 50NM
「ここからすぐ南の口永良部島まで20NMと近いので、出来れば50NM先の口之島で行きたいが風次第だろう。」と6:45出港。波1m、NEの微風で機走で南下。追い潮が有り5Ktオーバーで走る。徐々に風が吹き出し4m/sでアビーム機帆走。口之島までガンバッテみよう。10:30口永良部島を過ぎ、口之島が見えだす頃には黒潮の東流で当て舵15°。15:00セイリ岬が近ずく頃には横流れも少なくなり、16:30西の浜港入港。航程49NM。
港内は漁船2杯だけでガラガラ。この辺りの島の集落は高台にあるので港には何もない事が多いが、ここは発電所と民宿が1軒有る。
島内放送で明日は時化るのでフェリーは決航という。NETで確かめると前線が通るようだ。明日は停滞だろう。夕食自炊。
12月8日(木) 雨、N~NWの強風 口之島滞在
予報通り強風・雨で停滞。山でブロックされているが、やはり船が揺れる。昨夜サイドアンカーを打っておくべきだった。後悔先に立たず。まだまだ勉強が足らない。
こういう日は今後の航海計画、ウェイポイントの設定、記録の整理だ。
12月9日(金)雨/曇、強風波浪警報 口之島滞在
1日で治まるかと思っていたが、昨夜半からさらに風が強まった。NWに振れたため山のブロックが無くなったためだろう。ハルが岸壁に強く当たらいようフェンダーの総動員。ヤレヤレ。
一日中風に翻弄される。食事を作る気にならず冷蔵庫をあさって竹輪や蒲鉾で済ます。
悪石島
12月10日(土)曇時々小雨 やすら浜港 口之島→悪石島 38NM
強風波浪注意報は出ているが07:55出港。NWの風8~10m/s、波3mで1Pメインだけの追手帆走で悪石島に向かう。昼過ぎには風、波共落ちてきたが14:50悪石島やすら浜港に着く。漁船が2杯居て隙間が無いので、この島の民宿の漁船「みさき丸」に横抱き係留。
早速歩いて行き「湯泊温泉」で入浴\200.帰って早めの夕食。仮眠して夜中に出港して奄美大島の古仁屋に行こう。
奄美大島古仁屋
12月11日(日)曇/晴時々雨 古仁屋港海の駅 悪石島→奄美大島 90NM
風が少し落ちたようだ。01:05出港。波2.5m、NW8~6m/sで追手帆走。風向・風速安定せずブローが入る。明け方風が落ち、北に回ったので機帆走。14:00大島海峡西口に着き、機帆走で東航。16:50古仁屋海の駅に着岸。先客のヨットが2杯居た。
銭湯は月曜休み。夕食は久し振りに居酒屋「美喜」\1550で済ます。
生間島
12月12日(月)曇時々小雨 生間港 古仁屋→生間 1.5NM
10:40向かいの加計呂麻島の生間イケンマへ、ブルー・ウォーター・アドベンチャーの龍さんに会いに行く。11:10アルミ35ftヨットに横抱き係留。航程1.5NM。
一昨年11月の沖永良部島以来の龍さんとの再会に話が弾んだ。ペンション「ホライゾン」に行き昼食。オーナーとも2年振りで楽しく話す。
今年の奄美は豪雨禍で、龍さんも被害を被ったが、挫けず民芸ショップ「カケロマの壺」を開店していた。夕食を御馳走になり船に戻る。
徳之島
12月13日(火)曇時々小雨 亀徳新港 生間→徳之島 32NM
7:10出港。機帆走で大島海峡東に向かい、波1.5m、風NE6m/sで追手帆走で南下。13:00亀徳新港に入港。フェリー岸壁を過ぎて左に曲がって、裏の狭い港内に入って東南角に着岸。舫いをたくさん取って岸から離す。ここは浅いが中潮なので問題無い。
岸に上がり運動不足解消の為に散歩。港前にGSがある。帰って夕食自炊。風は吹いたり止んだり。
沖永良部島
12月14日(水)曇時々晴・小雨 徳之島→沖永良部島 36NM
7:10出港。波1.5m、風E4~6m/sで追手帆走。13:00風が落ち機帆走。15:10知名漁港入港。製氷所前の角岸壁に着岸。航程36NM。北側から舫いを取り船を岸から離す。
入浴にフローラル・ホテルへ行くと、残念ながら今日は休み。町内は歳末大売り出しの幟がはためいていた。夕食自炊。
夜、海上予報を検索すると、明後日から大時化(北の風20m/s、波4m)らしい。思い切って夜中に出港して宜野湾マリーナへ行こう。
沖縄宜野湾
12月15日(木)曇/雨 沖永良部島→沖縄/宜野湾 83NM
01:10出港。波2m、NE6m/sの風で追手機帆走で6Ktをキープ。10:05伊江水道を過ぎ、13:00残波岬を回り込むと雨が降り、風が強く吹き出す。視程数マイルでGPSのウェイポイントを頼りに牧港の発電所煙突を目指して進み、15:00に№3緑ブイを視認。港湾案内に従がい15:30宜野湾マリーナ入港。
奥のポンツーンに一旦着けて、マリーナ事務所で空バースを教えていただき移動、係留。古仁屋に居たヨットも一緒に着いた。夕方雨、風が強まる。外に出ず夕食自炊。