姫島
10月30日(金)曇・小雨と晴 大分県姫島村/姫島姫島港停泊 門司0710~1510姫島 航程40NM
0625起床。0700出港準備して潮流が4ktに落ちるのを待っていると、室津のヨット「大海言」の奥さんが来られて話をする。0710出港。直ぐ関門大橋を潜って門司寄りを帆走る。SSW1m/s、波0.3mでセールは出しているが機走だ。1000NNE2m/s、波0.5mで風をアビームに受けて機帆走で本線航路を行く。向い潮1ktある。徐々に風が吹き出して、宇部沖を過ぎたら南下して1505姫島入港。正面奥のフェリー埠頭の左手の突堤に着ける。
ここは定番のクルージング泊地だが、今日は大潮で3mの干満があるので舫いロープの弛ませ方に気を遣う。この島は車エビの養殖が盛んで、盆踊りの狐踊りでも有名で、私も3度見に来ている。トイレはフェリー待合所そばの公園に在り、温泉は遠いが無料のシャトルバスがある。
1600真言宗のお寺と八幡神社にお参りして最後の航海安全をお祈りする。「Aコープ」で弁当とパン\422を買って戻る。夕食はウインナー野菜炒めと三色弁当。TVを観て就寝。
別府
10月31日(土)晴 別府市/別府北浜YH停泊 姫島0655~1355別府 航程35NM
0540起床。0655出港。ENE3m/s、波0.5mでフリー機帆走で南下。0930風がNに回り追手機帆走。波が1mに上がった。国東半島東岸は砂地の遠浅海岸が続き、定置網が無いので気楽だ。1130臼石鼻を回って別府湾に入ると、NW4m/sが吹き出しフリー帆走する。クルージングの最後を帆走で〆て、1355北浜ヨットハーバー入港。最奥のビジターバースに着ける。
4.5ケ月の日本海クルーズが終わった。
1440遅い昼食は玉子入りインスタントラーメン。YH事務所でシャワーを浴びて洗濯する。
1600ハーバー前の公園で音楽が響くので見に行くと「ハロウィン・フェス」だ。仮装した人々が集い、表彰や音楽パフォーマンス真最中だった。「ユメタウン」で弁当やパン\457を買って戻り、夕食は残りのおでん、胡瓜とハムのサラダと盛合せ寿司。軽快な音楽がガンガンかかって夜が更けていく。
2015年クルージング総括(別府~函館~別府)
日程:6月20日~10月31日(134日)、寄港数:66港
航走距離:2265NM、航海時間471h:、機走時間:385h
軽油使用量:396ℓ/\34,590、LPG使用量:3.5kg、係留料:\8,150
黄波戸
10月26日(月) 長門市/黄波戸漁港停泊 萩0800~1125黄波戸 航程15NM
550起床。寒い!11℃だ。北上した時は東の仙崎港に寄港したので、今日は西の仙崎湊漁港を予定していたが、明日は寒冷前線が南下してSWの強風が吹く予報なので黄波戸漁港に変更した。
0800出港。S2m/s波1mで弱い風をアビームに受けて機帆走で青海島北東端へ向かう。0945潮場の鼻を回り、海上アルプスの異名通りの屹立した断崖・奇岩を眺めながら竹の子の鼻を1040に回って南下、1125黄波戸漁港入港。南港に入って左の網干場岸壁に着岸。
ここは南から西を山に囲まれているのでSW風なら大丈夫だ。港前の新しい家の漁師さんに聞くと、「定置網漁船は朝動くので、来たらずらせば良い。」とアドバイスされた。
昼食はパンとコーヒー。1410~1450周辺散策。トイレは道路を越えた広場の駐車場と漁協建物の1Fにある。小さな商店は2軒で生鮮食品は置いていない。高台のお寺からは長門市の町並みが見渡せる。1.8km先の山中に黄波戸温泉(月曜休み)が在る。
1710夕食はおでんと冷奴で〆は温麺。TVを観て2110就寝。
10月27日(火)雨・強風 黄波戸漁港停泊
7時過ぎに声がするので出てみると、定置網の漁船員が網の手入れに来ていて、「今日は動かないので止めていて良い。」と承諾を得た。間も無く雨が降り出した。予報では昼のはずだったが、風も吹き出して前線の動きが速いようだ。
曇空に小雨が降ったり晴れたり目まぐるしく変わる。1000~1230歩いて黄波戸温泉交流センターへ行き入浴\410(ロッカー代\10)。あまり広くないが露天風呂もあり、眼下に仙崎湾が見えて開放感がある。泉質はアルカリ性単純泉で加熱だが、加水してないのでヌルヌル感がある。
1250昼はインスタントラーメン。13時過ぎて雨が本降りになった。航海記を書きながらチューハイを飲む。我ながら本当にアル中だな。風は徐々に弱くなってきた。1720夕食はウインナー&茸ソテーと親子丼に豚汁。TVを観て2010就寝。
10月28日(水)晴 黄波戸漁港停泊
快晴だが、山口県全域に強風注意報が出ていてNW10m/sが吹いている。昼までに風が落ちれば出港出来るのだが・・。
1030ペットボトルを持って集落裏手の「地蔵の水」を汲みに行き、商店でパン\280を買って戻る。14時過ぎてやっと風が落ちた。
昼は温麺、おやつに伊根でいただいたサツマイモを電子レンジで蒸かして食べた。夜はお好み焼き。TVを観て就寝。
門司
10月29日(木)晴 福岡県北九州市/関門港門司港第2船溜
黄波戸0625~0830川尻岬~0950海士ケ瀬戸~1400関門西口~1540門司 航程50NM
0555起床。0625出港。N4m/s、波1.5mで機帆走で向津具半島を回る。0830波の泡立つ川尻岬を回って南下し、0950角島大橋を潜って向かい潮2ktの海士ヶ瀬戸を抜ける。狭い開削水道(幅50m、距離300m、水深5m)で久し振りに緊張した。徐々と風が落ちてほとんど機走。1400関門海峡の西口に着き、E4(東流4kt)でセールを畳んで海峡に入ると追い潮で6.5ktで航路端を機走。巌流島手前で本線を避けながら海峡を横断すると、門司側は向い潮で5ktにスピードが落ちる。関門橋袂の旧門司地区の第2船溜に1540入港。奥の船溜りの右手の老朽化した浮桟橋に着ける。桟橋には係留禁止のステッカーが貼ってあり、出入口はフェンスで閉鎖されている。
ここは門司レトロ街に近いが、何度も来ているので無理して上陸はしない。1740夕食はカレーライスと野菜サラダ、冷奴にコーンスープ。TVを観て2040就寝。
姫島
10月30日(金)曇・小雨と晴 大分県姫島村/姫島姫島港停泊 門司0710~1510姫島 航程40NM
0625起床。0700出港準備して潮流が4ktに落ちるのを待っていると、室津のヨット「大海言」の奥さんが来られて話をする。0710出港。直ぐ関門大橋を潜って門司寄りを帆走る。SSW1m/s、波0.3mでセールは出しているが機走だ。1000NNE2m/s、波0.5mで風をアビームに受けて機帆走で本線航路を行く。向い潮1ktある。徐々に風が吹き出して、宇部沖を過ぎたら南下して1505姫島入港。正面奥のフェリー埠頭の左手の突堤に着ける。
ここは定番のクルージング泊地だが、今日は大潮で3mの干満があるので舫いロープの弛ませ方に気を遣う。この島は車エビの養殖が盛んで、盆踊りの狐踊りでも有名で、私も3度見に来ている。トイレはフェリー待合所そばの公園に在り、温泉は遠いが無料のシャトルバスがある。
1600真言宗のお寺と八幡神社にお参りして最後の航海安全をお祈りする。「Aコープ」で弁当とパン\422を買って戻る。夕食はウインナー野菜炒めと三色弁当。TVを観て就寝。
10月21日(水)晴 浜田港滞在
0650起床。連日快晴だ。神社の木々も少し色付いてきた。
漁協向かいの公園のトイレで用を済まして、汚れたテーブルクロスを洗って帰る。紅茶を飲みバナナを食べてblog書きし、航海記録の整理と帰港までの日程を考える。
シェラフ類の天日干し。1450夕食材を買いに行くため船を下りると、西村さんが掘って来た里芋の根を取っておられたので旅行の話をすると、「風呂へ行こう」仰られて付いて行くことになった。
車で20分走って三隅川添いの「古和コワ温泉」で入浴\500×2。もちろん西村さんの分は私が払った。無色無臭のアルカリ性塩化物泉の冷鉱泉で加熱だが、ヌルっとしている。岩の露天風呂にはツワブキの黄色花がたくさん咲いていて奇麗だった。
17時前に帰ったが、西村さんから魚や烏賊、里芋をいただいた。有難うございます。
「ユメタウン」へ行き、酒や夕食材と日持ちする食品\4450を買って帰り、夕食はいただいた〆鯖にタン塩レモンと稲荷寿司にみそ汁。旅しているとこうした御厚意を受けることが多く、私も何らかの形でお返ししていこうと思う。2010就寝。
須佐
10月22日(木)小雨/曇・晴 山口県萩市/須佐港停泊 浜田0630~1150須佐 航程30NM
0525起床。まだ暗いが、出港準備してから紅茶をゆっくり飲む。0630出港。浜田沖ではENE6m/s、波1.5mで追手帆走で6ktで快調に走る。空が曇って小雨が降り出した。益田沖でENE8m/s、波2mにアップしてローリングがきつくなる。こういう時に頼りになるのは、やはりウインドベーンだ。1100須佐沖の岩礁帯を過ぎて南下して須佐湾に向かい、1150須佐入港。先ずは漁協前岸壁に着けて聞くと、向かいの堤防先端へ着けるよう言われたので1200に移動する。ここは思ったより静穏で漁船の引き波が少ない。
ここは3km先の高山岬の縞模様のホルンフェルス断崖が有名だが規模は小さい。漁協が力を入れているのが「須佐男命(ミコト)イカ」で、活魚槽も在って透きとおった美味しい活イカだ。
1400晴れてきたので周辺を散策する。漁協並びの倉庫の横に公衆トイレが在り、歩いて10分の須佐駅近くにスーパーや食堂も有った。戻ると潜り漁の漁師さんがサザエを選別していたので話を聞くと、この頃は地球温暖化のせいで鮑と赤ウニが捕れなくなったと言う。
1630いただき物の白イカを捌いて刺身を作り、里芋とがんもどきの煮物、ブリ照り焼きを焼いて準備万端整い1710夕食。電子レンジで温めたごはんで美味しくご馳走になる。TVを観て1950就寝。
10月23日(金)晴 須佐港停泊
0605起床。穏やかな朝だ。今日はのんびり休養しよう。
午前は来年の遊びのスケジュールを考えた。昼はハムサンド。
1400今日は港の西側を散策する。山の中腹に当地の領主「益田家」の墓所が在る。20代から33代までの墓石が並び、20代は関ケ原合戦に従軍し、33代は吉田松陰門下で幕末期の長州征伐時に切腹している。永代家老職ゆえの詰め腹を切らされたのだろう。川の袂の歴史民俗資料館奥に益田家別館が移築されていて、さすが家老ともなると別館で庄屋屋敷程度の大きさだ。
SM「キヌヤ」で夕食材とチューハイやワイン\2211を買って帰る。1720夕食は昨夜の残りの煮物に野菜を足して、胡瓜・カニカマサラダにあさり飯弁当。TVを観て、音楽を聴いて就寝。
萩
10月24日(土) 萩市/萩港中小畑浦停泊 須佐0730~1150萩 航程18NM
今日は萩まで4h程度なので、ゆっくり起きて0730出港。SW2~3m/s、波0.5mで凪の海を機走で走る。8時過ぎてS3m/sで上り機帆走。陸風なので風が安定せず帆走したり機帆走したりして、0945モドロ岬を越えると萩の多島海に入り、SW3の向かい風となり機走で1150萩港中小畑浦入港。予定していたヤンマー前に漁船が2杯着いていて、ウロウロしたら陸の釣人が「中央突堤の北側が空いているから着けなさい。」と教えてくれたので移動する。釣人は漁船員だったとかで、この港をよく知っている人だった。感謝。
風はNW6m/sに上がり、今晩から明日にかけてNEの強風が吹く予報なので、ここなら安心だ。近くに「道の駅シーマート」やコンビニが在り。トンネルの向こうにはSMもあるが、萩の街には遠い。萩商港が街に近いのだが、泊めさせてくれない。
釣人と話をする。近代化遺産の「反射炉」の近くに住んでおられるが「観光客がウロウロして困る。」と仰る。「花燃ゆ」効果で観光客が増えているのだろう。
1520今日の食材はあるので、先ずはゆっくりチューハイを飲む。萩は何度も来ているので観光はしない。別府に戻るまでの日程調整と山口の泊地状況を見るために寄った事の無い港を回っている。
1740夕食(シュウマイ、タクアン&キムチ焼きそば)。広島の戸河内に行った時に古漬物の焼きそばが結構美味しかったので試してみた。TVを観て2110就寝。夜中、ゴーゴーと風が鳴った。
10月25日(日)晴 萩港中小畑浦停泊
風はあるが、朝から穏やかな晴天だ。下関では強風注意報が出ていて、角島を境に響灘と北浦は気象が違うのだろう。北海道では寒気が入って初雪らしい。
9時過ぎから風が強まった。北海道沖の低気圧の影響だろう。1040~1150周辺を散歩する。港口堤防そばの近代化遺産の恵比須造船所跡まで行き、国道筋を歩いてこれまた遺産の反射炉を過ぎ、「萩しーまーと」を覗く。魚は勿論の事、弁当、肉や野菜も売っていたのでスーパーが無くても用は足せる。休日で人が多く、レストランは人が並んでいた。
昼食は玉子・天ぷらうどん。夕食はチキンソテーともやし蒸し焼きにご飯とワカメ汁。TVを観て就寝。
知夫里島
10月16日(金) 知夫村/知夫里島知夫漁港停泊 美田湾0740~0820赤灘口~0935知夫里島 航程9.8NM
0610起床。0720フロントで夕食の会計\2720。社長さんが出て来られて「酒の肴にどうぞ」と魚の燻製を2袋いただく。有難うございました。
0740出港。赤灘口から外洋に出て、知夫里島の名勝「赤壁」を眺めてから知夫漁港へ0935入港。漁協岸壁の南側に着けて、漁協事務所へ挨拶に行き係留の許可を得る。
この島の西海岸は、西ノ島の国賀海岸に匹敵する断崖、海蝕洞窟の連なりで、赤壁は断崖に赤色の横縞模様が何層も重なっていて、南米や中国で見て以来のカラフルな地層景観だった。
1020舫固めを終えて、郡集落を散策する。商店が数軒あって、トイレは「消防センター」の裏と一宮神社の階段を上がった右手に在る。隠岐の島はとにかく海が澄んでいて港内でも海底がはっきり見える。さざえ漁の漁師さんに聞くと10数mは見えると言う。
午後はblog書きしてからチューハイを飲む。さて今夜の夕食はチキンソテーと長芋酢に海老ピラフにしよう。
十六島(ウップルイ)
10月17日(土)晴 出雲市/十六島(ウップルイ)漁港停泊 知夫里島0555~1240十六島 航程38NM
0510起床。まだ薄暗いが航海灯を点けて0555出港。湾を出るとE5m/s、波1mで追手気味のフリー帆走で南下。6ktオーバーで快調に帆走って1220十六島湾口に着き、1240十六島漁港入港。広い港で空いていたので、漁協岸壁を過ぎた手前側に着岸。
この港はこの辺りでは、西風以外では最も安全な港だ。岸壁にはサヨリ釣りの釣人が並んでいた。
1310集落を散策する。最奥の小津に行くと笛と太鼓の音が聞こえるので、高台の許豆神社へ上がると、秋祭りで獅子舞が奉納されていた。笛、小太鼓、大太鼓のお囃子にのって天狗面の猿田彦と獅子が5種類の舞を踊った。観客は20人程度でお神酒も振舞われた。こんな小さな集落で素晴らしい伝統芸能が継承されているのは、さすがに神話・古代史の郷「出雲」だと感じる。
1430に獅子舞が終わって船に戻る途中、漁協前のプレハブの商店で豚肉\410を買って帰る。1730夕食は鳥鍋で、〆はチャンポン。TVを観て、音楽を聴いている内に就寝。
温泉津ユノツ
10月18日(日)晴 太田市/温泉津港停泊 十六島0635~0750日御碕~1315温泉津 航程32M
0545起床。0635出港。微風で波の無い湾を機走で出ると、SSW3m/s、波1mでフリー機帆走で日御碕へ向かう。0750岬を回るとSSE3m/s、波0.5mでフリー帆走する。1100W2m/sに変わり上り機帆走で、1315温泉津入港。漁協岸壁の南埠頭に着けて、漁協職員に聞くと岸壁に船が並ぶので埠頭先端に着けるよう指示されて、移動した。
ここ温泉津は日本海クルーズの定番港で、石見銀山の積出港だった400年の歴史を感じる鄙びた町並みと素晴らしい温泉がある。
早速、風呂へ行く。街の入り口に観光案内所が在ってトイレがある。向かいは商店で一通り揃っている。まず目に入るのはかっての代官屋敷「内藤家」のなまこ壁だ。通りには古い家がまだまだ残っている。水夫に信仰された「龍御前神社」を過ぎ、大きなお寺を二つ過ぎると大正風建物の「薬師湯」\350だ。
小さな長円形の浴槽に薄灰色で金錆臭のNa・Ca塩化物泉が源泉かけ流しだ。浴槽の縁は茶錆色の析出物で覆われている。それほど熱く無いのに身体がポカポカと温まる。後は通りの景色が良い2Fに上がって休憩する。
近くの鮮魚店で刺身\500を作ってもらう。船に戻ると岡山の玉島にヨットを置いていると言う人と話す。トラック運転手でしょっちゅう来るらしい。1810夕食はかんぱち刺しと厚揚・野菜煮に納豆掛けご飯。TVでニュース、「花燃ゆ」を観て就寝。
10月19日(月)晴 温泉津(ユノツ)港停泊
0610起床。今日も快晴だ。もう1泊して周辺を散策するのと、「元湯」に入ろう。
朝の内に軽油18ℓを補給する。1020~1250周辺散策。先ず海沿いを歩いて、千石船が着いた沖泊へ行く。切り立った崖に挟まれた奥の深い入江で、両岸に鼻ぐり岩(昔の船を繋ぐ岩)が点在している。築490年の恵比寿神社は修復中だ。
山道の銀山街道を抜けて車道へ出て、温泉津焼の15段の登り窯が在る「焼き物の里」から街へ下りる。「元湯」後ろの源泉の在る温光寺をお参りして、龍澤寺を観てから龍御前神社の高台にある岩屋の旧本殿へ登る。温泉津湾が光を照り返して煌めいていた。沖泊への切通しのある西念寺から愛宕神社へ上がってから船に戻る。
昼食はハム・チーズサンドとコーヒー。1430「元湯」で入浴\370。泉質は薬師湯と同じだが、浴槽が3つあって右側は46℃でアチアチで、シャワー等の設備が無い、昔ながらのお風呂だ。ここの湯はとにかく身体が温まる。愛媛からキャンピングカーで来た人と湯談議する。
1720夕食(お好み焼きと胡瓜・ハムサラダ)。TVを観て就寝。
浜田
10月20日(火)晴 浜田市/浜田港弁天前埠頭停泊 温泉津0630~103浜田 20航程
0600起床。今日は浜田まで約20NMなのでゆっくり0630出港。S2~3m/s、波1mでフリー機帆走で西航。江津沖で微風になり一時機走。間も無く吹きだしたが、徐々に風が西に回って上り機帆走で1035浜田入港。
橋を潜って直ぐ右手のJFの給油所に着岸して軽油36ℓ購入\2881。いつもの弁天前埠頭に回ったらイカ漁船が着いていたので、少し奥の狭いスペースに何とか着けた。ここを管理している漁師の石田さんが通りかかられ「漁船が出て行ったら着け直せば良い。」とアドバイスされた。ここの沖でイカが盛漁なので、他県からも船が来ているとのことだ。
昼はインスタントラーメン。今月末で航海も終えるので、保存食を始末していかなければならない。1550イカ漁船が出漁したので、船を移動する。
前回寄港した折にお話した漁師の西村さんが来られて話をする。1500ユメタウンへ行き夕食材購入\2071。
1715夕食は4種盛り刺し、パスタサラダに豆乳鍋、〆はうどん。TVを観て2120就寝。
隠岐島後
10月12日(月)雨/曇時々晴・雨 隠岐島町/島後西郷港停泊 境港0615~1350隠岐島西郷 航程38NM
0525起床。風は弱いが、雨が降っている。天気予報を確認すると、雨は昼には上がるようだが、風はW8m/s程度で波は2mだ。
雨合羽を着て0615出港。SW3m/sで波の無い美保湾を追手機帆走で北上。0710美保関の地蔵埼を過ぎるとWSW8m/s、波2.5mでフリー帆走。時々3mオーバーの波が当たって、波しぶきを浴びながら隠岐の島へ向う。南は黒雲に覆われ時々雨が降るが、北西は晴れ間が覗いている。1330白埼を回り込んで1350西郷入港。フェリー埠頭の北東端に着岸。横に漁船が3杯並んでいる。
ここは街に近くて便利な場所だ。フェリーターミナル3Fに24hオープンのトイレが有る。岸壁端の「あんき市場」では野菜や弁当を売っている。近くのSM「ピア」は潰れてしまって、SMは郊外にしかないが、小さい商店は有り、飲食店も有る。
フェリーターミナル1Fの港湾事務所へ係留申請をしに行くが職員不在だった。1630歩いてレンタカー店へ行きバイクを予約する。夕食はモズク酢とすき焼き。〆はうどん。TVを観て就寝。
一夜嶽牛突き大会
10月13日(火)曇/晴 西郷港停泊 一夜嶽牛突き大会見物
0820「隠岐レンタリース」のお迎えが来て50ccバイク\3100を借りる。一旦船に戻って、港湾事務所で係留届を提出する。
0930~1230東海岸から北海岸を回る。佐々木家、黒島、春日神社、浄土ケ浦、北端の白島海岸を回り、ローソク島を観てから五箇へ出て、嶽山麓の「一夜ケ嶽牛突き場」へ向かう。
1235「一夜嶽神社」横の円形の牛突き場には既に観客が取り巻き、周りには牛が繋がれていた。1300土俵入りで座元9頭、寄方9頭が場内を回った。横綱牛は注連縄を巻いている。賞杯・旗の返還、来賓挨拶の後、保育園児の可愛い踊りで場内は皆ニコニコ顔。
杯回しの後、1350牛突きが始まった。先ずは芝切戦。700kg台の軽量級の牛が10分間角突き合わせて押し合う。以後前頭5番から1番へ対戦は続き、大関戦までは全て引き分けだ。横綱戦は勝負戦で勝敗が決まるまで戦われた。さすがに900kg超の牛のぶつかり合いは大迫力だった。ブオーブオーと荒い息で激しく押し合って、今回は横綱が逃げて勝負がついた。
1550五箇温泉へ向かい、1610~1700温泉入浴\500。温水プール併設だが、10人も入ればいっぱいの小さな浴場で、淡黄色のアルカリ泉はヌルヌルして良い温泉だ。
西郷近くのSM「ひまわり」で夕食材\1050を買ってからレンタカー店にバイクを返す。1800船に戻り、夕食自炊(ウインナー野菜炒めとおにぎり弁当)。TVを観て就寝。
島前中ノ島
10月14日(水)晴 海士(アマ)町/島前中ノ島菱浦漁港停泊 西郷0715~1025菱浦 航程15NM
0550起床。出港準備して、7時にフェリービルにゴミを捨てに行ってから出港。機帆走で白崎まで南下してから西航。SW3m/s、波1mで上り機帆走する。0845島後西端を過ぎると風が強くなって上り帆走。波も1.5mに大きくなる。徐々に風がSSWに振れてフリー帆走。大森島を過ぎると島のブランケットに入って風が息をするので、機帆走して10時過ぎに島前の東水道に入り、1025菱浦入港。奥に入って佐渡公園前に着ける。
ここには直ぐ前にトイレ、商店、郵便局、少し歩けば高台に国民宿舎が在る。1120昼食は椎茸たっぷりの蕎麦。
1155歩いて3km離れた隠岐神社へ行き、1235に着いた。今日は秋季大祭で、奉納舞は朝の内に済んだようで、社務所から宴会の声が聞こえる。下の土俵では小学生の奉納相撲が1300から行われて子供達の歓声が境内に響く。戻ってフェリーターミナル内を見て回ると、お土産店や食堂が有った。
1530船で航海記録の整理やblog書きをする。1720夕食(厚揚げシメジあんかけ、シュウマイ、胡瓜トマトサラダにピラフ)TVが面白くないので音楽を聴いて就寝。
西ノ島
10月15日(木)晴 西ノ島町/西ノ島美田湾SH鶴丸桟橋停泊 菱浦0915~1050美田湾 航程9.2NM
秋晴れの朝、フェリーターミナルでゴミ出ししてから0915出港。SE3m/s、さざ波の水道を上り機帆走で南下して、雉ケ鼻から麦山鼻を回って追手機帆走で北上。浦郷港手前から東へ向かい、美田大橋を過ぎて右手のシーサイドホテル鶴丸の桟橋へ1050に着く。不要の漁船を再利用した浮桟橋で、改修されて5年前より良くなっていた。早速、係留届を出して夕食を頼んだ。
西ノ島は海抜257mの摩天崖を筆頭に奇岩や海蝕洞窟の国賀海岸が見所だ。また焼火山中腹の焼火神社は、古くから狼煙を焚いて航海安全の神様として崇拝されて、立派な社殿がその歴史を物語っている。
1140パンを食べて、枝豆を肴にチューハイを飲む。1600入浴。ここのお風呂は木製の舟型だ。1830夕食(地元鍋定食、お酒2合)。結構泊り客が多くて盛況のようだ。19時過ぎに船に戻りTVを観て就寝。