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銀河の帆掛け舟(ヨット竜王航海記)

本ブログは、私の旅日記「ブログ 海山川地球を遊ぶ」からの航海記の抜粋で、太平洋周遊航海、日本各地への航海記。

渡名喜島

2021-03-22 09:23:59 | 2019年沖縄周遊航海

渡名喜島

12/16()晴 渡名喜島

宜野湾0805→1430渡名喜 36NM/E6.9h

 この二週間風が強く、波34mと荒天で出られなかったが、数日暖かく安定した日々になりそうなので、渡名喜島へ向かう。N24m/s1.52mでアビーム機帆走で西行して6.5hで島に着いた。漁港に入ると中央の浮き桟橋の撤去中だ。漁協前岸壁の東ギリギリに舫う。

12/17()/晴 渡名喜島滞在
 昨日は弱風だったが、朝からS46m/sで風力発電機のペラがが回っている。10時に浮き桟橋の撤去が完了したので製氷所前に移動する。
 昼前にサンドイッチを作って東浜(あがりはま)へ行き、ビーチでビール付きのランチ。戻って音楽を聴きながら読書。14時からダダダダと銃撃の音が響く。オスプレイ2機が入砂島上空を旋回して訓練していた。15時北浜を散策する。ビーチが埋めたで半分になっていた。
 夕方、船内用水が少なくなったので、近くの蛇口から水を20ℓ汲む。宜野湾の水道は米軍基地の廃棄汚染で化学物質が含まれているので飲む気が起きない。18時過ぎに「西門(いりじょう)」へ行き晩酌する。馬刺しとそーめんチャンプルに2ビールで¥2250。船に戻って間も無く、再び銃撃の音。
宜野湾帰港

12/18()/曇 宜野湾
渡名喜0900→1430宜野湾 36NM/E1.4h
干潮6時で、潮が満ちるのを待って9時出航。NNE67m/sで波1.5m、アビーム帆走で6ktオーバーで快調に帆走り、5.5hで宜野湾入港。

後記 沖縄も寒くなってきた。これから時雨る日も増えるし、冬はスキーなので当分ヨットはお休みだ。

 

 


渡名喜島、座間味島

2021-03-22 09:04:14 | 2019年沖縄周遊航海

渡名喜島

10/07()晴 渡名喜島/渡名喜漁港
宜野湾0805→1435ワタンジ埼→1505渡名喜 36NM/E7.2h
 台風19号が発生したが、沖縄に近づくのは11日頃なので出航。久米島を目指したが、N3~4m/s・波1.5m、アビーム機帆走で5ktなので渡名喜島に変更。今回は島の北回りでワタンジ埼を回って15時過ぎに着く。この島は珊瑚礁がしっかり取り巻いている。
 19時過ぎにフクギ集落の足元灯の灯る路地を散策する。この静かな時間が至福の刻だ。20時前港に戻っているとダダダという音が聞こえてきた。出砂島での米軍機の機銃掃射と爆弾投下訓練だ。平日は毎日行われると村人が言う。訓練は1h程度で終わる。この小さな村が存続して行く為に、受け入れざるを得ないのだろう。

10/08()晴 宜野湾M
渡名喜0820→1425宜野湾 34NM/E1.0h
 台風19号が915hPaと猛烈に発達して、この辺りも強風・大波になりそうなので、もう一泊するつもりだったが戻ることする。NNE67m/s・波1.5mでグルクノ埼を回って、アビーム帆走(1Pメイン&100%G)

6ktオーバーで東航して6hで宜野湾に戻る。

109()晴  宜野湾M   台風対策

 7日に発生した台風19号が本土に向けて北上。沖縄はギリギリ強風圏に入りそうなので台風対策する。台風19号は12~13日にかけて小笠原西海上を北上、静岡に上陸して関東甲信越に豪雨被害多数。71河川が決壊、越水・氾濫多数。死者不明93人。沖縄は10日強風。台風20号大東島西を北上、温低となって関東上陸。台風21号本土東海上を北上。

秋~冬の沖縄の気象

 10月も半ばを過ぎると台風は西のフィリピンへ向かい、沖縄や本土への襲来は無くなるが、12月に入ると北西の風が強まり、時雨れる日が増える。

座間味島

10/28()晴 座間味島座間味漁港(N26°13.61' E127°18.03')
宜野湾1010→1410慶良間海峡E→1510座間味 25NM/E5.4h
 10時過ぎに出航。E2~3m/s、波1.5mで追手機帆走で北回り(慶伊瀬島N)コースで西航する。14時過ぎに慶良間海峡に入り1510座間味港に着く。いつものダイブ船用浮き桟橋の岸側に舫う。夕方、集落を散策する。相変わらず外国人が多い。
10/29(
)晴・曇 座間味島(高速船浮き桟橋)
座間味0820→0855阿嘉島1300→1340座間味 2NM往復/E1.5
 朝から強風。今日から週末まで高速船がドックインの為に休航なので、阿嘉島へ機走で行き高速船浮き桟橋に舫う。海上タクシーの「みつしま」が付くので、目一杯船を下げる。海峡からのうねりが入って来て、NE89m/sが吹き抜けて波が立つので船が揺れて泊まれそうに無い。
集落を散策する。港正面のシロの像(座間味島のマリリンに会う為に海峡を渡った犬)金色のレイが掛けられていた。数軒の民宿がリニューアルしている以外は変わり無い。この島は人口が少なくて飲食店も数軒だ。昼過ぎに座間味島に戻る。

10/30()曇 宜野湾M
座間味0900→1000慶良間S→1705宜野湾 28NM/E8.6h
 天気が悪いので宜野湾に戻る。NE89m/sで直行出来そうにないので海峡Sへ向かい、阿波連埼を回って南コースで東航する。波2mでリーフ(80%G&1PM)して波に叩かれながら上り機帆走。2度タックして慶伊瀬島の島影に入ると波1mで走り易くなった。那覇港沖を通って薄暗い宜野湾に戻った。実走は35NMだろう。
 翌朝、首里城炎上のニュースが流れる。この3日の首里城での王朝行列を楽しみにしていたのに残念で哀しい。早期の復興を願う。


伊江島、伊是名島

2021-03-22 08:59:53 | 2019年沖縄周遊航海

伊江島

729()晴 伊江島/伊江港(N26°42.43'E127°47.99')

宜野湾0730→0935残波岬沖→1330伊江島(救急搬送船用浮き桟橋の陸側) 28NM/E2.6h

 SE3m/s、波0.5mの穏やかな海をクォーターリー機帆走で北上。残波岬を過ぎるとESE3~4m/sでアビーム帆走。6hで伊江島に着き、フェリー埠頭西側の船溜りの浮き桟橋の陸側の狭い隙間に入って舫う。ビット類は無いので手摺にロープをとる。

 14時過ぎにKJさんが来艇、諸々のお話を聞く。16時過ぎに自転車で城山(ぐすくやま、別名タッチュー)へ行き登る。片道15分。頂上は360°のパノラマで北は伊是名島、伊平屋島。東はやんばる、瀬底島と水族館のある本部。南は水納島、残波岬。西は粟国島、慶良間諸島。絶景だ。

 夕方、フェリー埠頭でエイサーの練習を見学する。夜遅く救急搬送船が2度出航。ご苦労さまです。

宜野湾帰港

730()晴 宜野湾M

伊江島0720→1040残波岬沖→1225宜野湾 28NM/E4.3h

 ESE23m/s、波0.5mでアビーム機帆走で南下。残波岬を過ぎて4~5m/sに吹き上がり帆走。 昼過ぎに宜野湾に戻る。

伊是名島

92()晴 伊是名島勢理客漁港(漁協前岸壁)

宜野湾0850→1030残波岬沖→1335伊江水道→1610勢理客漁港(N26°56.10',E127°55.30') 42NM/E7.6h

 9時前に出港。E4~5m/s0.5mでアビーム機帆走で北上する。今日は遅く出た上に遠い伊是名島なので機帆走で行く。残波岬を過ぎるとE5~6m/sにアップ、順調に6ktで走る。伊江水道を過ぎると波1mのうねり。東の風なので島の西岸の勢理客(せりきゃく)に向かう。16時に狭い屈曲した開削航路へ入って漁協前の岸壁に着ける。漁船は45隻しかいないので空いている。

 先ずは集落を散策する。農村でサトウキビ畑と家屋が点在している。珊瑚を積んだ塀に囲まれた家屋は赤瓦の屋根を石膏で白く塗っている。食堂と居酒屋が各1軒あった。

 食堂が閉まっていたので、19時に入口が大小沢山の貝殻で彩られた「カラオケ居酒屋 はなくひ」へ行き晩酌。量タップリの2種付け出しとそーめんチャンプルーでビールを2本飲んで¥1600。ママは渡嘉敷島で良く一緒に飲んだHGさんの同級生という事で話が弾んだ。帰り道に見上げると満天の星に天の川が白く横たわっていた。

宜野湾帰港

93()晴 宜野湾港M

伊是名島0730→1005伊江水道→1320残波岬沖→1540宜野湾  42NM/E5.3h

 台風13号が発生した。この頃は沖縄近海で発生して数日で来襲するので、数日滞在するつもりだったが帰らなければならない。SE3~4m/s1mでアビーム機帆走で南下する。伊江水道を過ぎるとSE4~5m/sにアップしたので帆走。残波岬を過ぎて更に6~7m/sにアップしたが波に叩かれるので機帆走して、15時過ぎに牧港浮標に着いて16時前にマリーナに戻る。

920()曇・雨、強風 台風対策、宜野湾日帰り

 台風17号が沖縄本島に近付きそうなので9時のバスで宜野湾へ行き、増し舫と向かいのポンツーンからロープをスターンに取る。

922()雨  宜野湾M

 台風は21日に久米島西沖を北上して、本島も暴風圏に入り30m/sの風が吹いたが、大した被害は無かった様だ。宜野湾へ行きスターンロープを外す。台風の影響で波が高くて出航出来ない。

930()晴・曇  宜野湾M

 昨日、台風18号がフィリピン沖で発生したので、宜野湾へ行き舫のチェック。台風は当初予報より西へ向かい、台湾東沖を北上。本島はギリギリ強風圏に入ったが10m/sの風で済んだ。

 


座間味島サバ二レース、

2021-03-22 08:57:00 | 2019年沖縄周遊航海

サバニ帆漕レース観戦

座間味島

629()晴  慶良間諸島/座間味島

宜野湾0900→1330座間味港(東岸砂揚げ埠頭)  26NM/E:2.1h

 梅雨明けだ。日射しが強い。明日はサバニレース (サバニは沖縄伝統のろ漕ぎ併用の帆掛け船)を見に座間味島へ行こう。

 「ユニオン」で食料を仕入れてマリーナへ行き、出港準備する。同様の2(「風」「瑞風」)が先に出て行き、少し遅れて9時出港。2番赤浮標まで機帆走で出て、SSW67m/s、波1mの中をアビーム帆走で座間味島を目指す。ビーチ遊びや釣りのボートが並ぶ慶伊瀬島・ナガンヌ島北を過ぎ、慶良間諸島入口の前島・黒島ではSW8m/sのブローが吹き、波1.5mに上がる。12時過ぎに慶良間海峡に入ると向かい風となって、機走で南下して安室島を回り込んで1330に座間味港に着いた。既に数艇のヨット・ボートが正面埠頭に舫っていたので東岸の砂揚げ埠頭に舫う。宜野湾からの2艇も間も無く着いて、後ろに停泊した。

 夕方の前夜祭まで時間があるのでビールを飲んで過ごす。17時過ぎにフェリーターミナル広場へ皆で行き、ビールや泡盛を飲みながらアトラクションのバンドやエイサーを観る。出走するサバニチームも大勢集まりワイワイ・ガヤガヤ。「島童」のOsさんが居らしたので久しぶりの挨拶をした。酔ったので20時過ぎに船に戻ってバタンQ

渡嘉敷島

630()晴  慶良間諸島/渡嘉敷島

座間味0800→0845古座間味ビーチ0900→1040前島N→1155渡嘉敷港  17NM/E4.3h

 スタートに間に合うように8時に出港して古座間味B沖で待つ。9時に36艇が一斉にスタート。色とりどりの帆がS5~6m/sの風をアビームではらみ疾走して行く。早くもバウ沈して必死で水を掻い出しているチームも見受けられた。先頭は30分で海峡を抜けて那覇へ向かった。1040前島沖まで伴走してからUターンして渡嘉敷島へ向かう。城島を回り込んで12時前に入港。いつも着ける漁協船溜まりには漁船が舫っていたので、高速船桟橋の向かい側の東岸壁に舫う。

 先ずは買い置きのおにぎりで腹を満たす。集落をブラッと一回りしていたら「カナロア」でテーブル製作しているゲンショウさんに出会った。「居酒屋 海家」はお母さんの膝痛で休業していると言う。残念だ。船に戻って昼寝。夕方、お土産の波照間島の泡盛「泡波」を持って「海家」へ行きお母さんへ手渡す。思ったより元気だったので安心した。飯を食おうと歩いてみたが開いた店が無い。仕方ない自炊だ。

宜野湾帰港

71()晴・曇  宜野湾港マリーナ

渡嘉敷0830→1230宜野湾  22NM/E1.2h

 0830出港。往きと同じでは面白くないので前島の南コースで帰ろう。SSE67m/s、波1.5mでアビーム帆走。12時過ぎに2番赤浮標に着いて機走で1230宜野湾入港。

 

渡名喜島

722()晴 渡名喜島/渡名喜漁港(N26°22.25'E127°08.41')

宜野湾0805→1430グルクの埼(渡名喜島S)→1500渡名喜(製氷所前岸壁) 34NM/E5.3h

 宜野湾を朝に出てS2~3m/s、波1mでアビーム機帆走で西航し、1430奇岩のグルクの埼を回り込むんで、イノーの西岸沖を北上する。テトラ工事船そばから開削航路に入り、フェリー埠頭前でセールを降ろして右手の漁港に入り、一旦浮き桟橋に着けて漁協へ挨拶しに行って、許可を得て製氷所前の岸壁に横付けする。

 ここは、私が沖縄で最も好きな島だ。ビーチの東浜と西の漁港に挟まれた集落をフクギ並木が縦横に取り囲み、道路から1m掘り下げられた敷地に建つ赤瓦の民家は木々に埋もれている。軽自動車がやっと通れる道は珊瑚混じりの砂道で、夜は道々に灯りがともり、繁るフクギに映って幻想的だ。正に沖縄一のフクギ並木集落だ。

 この島には特に美しいビーチやリゾートホテルが無いので観光客はほとんど見ない。故に民宿が2軒と食堂も2軒しかないのが残念だが、住民は素朴で親切だ。

座間味島

723()晴 座間味島/座間味漁港(N26°13.61'E127°18.03')

渡名喜0920→1150慶良間NW→1215座間味(ダイビング用浮き桟橋) 14NM/E3.2h

 Sの風で機走。昼前に座間味島に着いた。左手の浮き桟橋の陸側の前側ギリギリに舫う。前回はレースの前夜祭で島をウロウロしなかったので、今回は集落をゆっくり散策した。

宜野湾帰港

724()晴 宜野湾M

座間味0645→0750慶良間海峡(NE)→1200宜野湾 26NM/E5.9h 

  朝早く出港。S3~4m/sでアビーム機帆走で1200に宜野湾に戻る。


先島航海④(宮古島→宜野湾)

2021-03-22 08:53:06 | 2019年沖縄周遊航海

512()/雨  宮古島滞在

 朝一陽が差したが間も無く曇。昼には雨が降りだした。クルーズも後半で20日間の疲れが出たのか朝からしんどい。ダラダラと寝て過ごす。

 18時食欲も無くて有り合わせの物で夕食を済ます。20時過ぎに花火が上がる。「ロックフェス」終了の花火大会だ。1時間打ち上がって、埠頭は見物の車でいっぱいになった。21時過ぎに近くのコンビニで航海用のおにぎりやサンドイッチ他を買う。1日休んで体調も戻ったようだ。

宮古島出港

513()晴・曇 オーバーナイト航海

宮古島0635→0830八重干瀬(やびじ)0940→(オーバーナイトセール)

 早朝出港。E2m/s0.5mでアビーム機帆走で北上。池間島を過ぎて八重干瀬と島の間の浅い水道を東航する。間も無く西航してきたヨットとすれ違う。中間辺りで北東へ転針してフデ岩Nへ出て、針路65°で沖縄本島へ向かう。ESE4~5m/s1mで上り(10°余裕)帆走。夜中SSE6~7m/s1.5mでアビーム帆走。

 食事はコンビニ食と飲み物。夜ワッチは12時間毎のレーダーとGPSのコース、風向のチェックでまあまあ寝れた。

宜野湾帰港

514()曇・晴  宜野湾市/宜野湾港マリーナ(N26°16.65'E127°43.78')

0800慶良間S→1235宜野湾  171NM/E3.5h

 未明、8m/sに吹き上がりメインを1Pリーフする。0800慶良間Sを過ぎるとS5~6m/sとなりフルメインにもどして追手帆走。昼過ぎに宜野湾Mに入港した。

 今回の2度目の先島クルーズで、寄港していなかった島や港を訪れることが出来た。特に今回の波照間島で完全日本一周したと思う。日本東西南北端(北海道宗谷岬、納沙布岬、波照間島、与那国島)、主要離島(佐渡島、隠岐島、五島、小笠原、大東島等々)を巡る事が出来た。