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銀河の帆掛け舟(ヨット竜王航海記)

本ブログは、私の旅日記「ブログ 海山川地球を遊ぶ」からの航海記の抜粋で、太平洋周遊航海、日本各地への航海記。

瀬戸内海西航② 小豆島~宇部

2021-03-15 12:08:05 | 2009年日本の海を旅する(南)

鞆の浦、田島

328日 晴 田島内海フィッシャリーナ
 6:15出港。NWの良い風の中、鞆の浦を目指す。930下津井瀬戸大橋の北端を通過。北木島水道を通り15:20鞆港入港。港内を一周回って空きを捜すが余地が無い。向かいの仙酔島の国民宿舎のポンツーンも船が着いている。諦めて阿伏兎アブト瀬戸に向かい、狭い水道を回り込んで内海フィッシャリーナのポンツーンに16:30着岸。事務所で係留手続きして1785円支払う。事務所横に和食店が有るだけで他には無し。

尾道

329日 晴 尾道
 今日は尾道まで7マイルのショート・トリップ。11:15出港。内海大橋をくぐり、ジブだけの追手で機帆走。尾道水道に入りジブを巻き機走で中央桟橋を目指す。13:00ポンツーンに着ける。前のロイヤル・ホテルで入口キーを借り、係留料500円を支払う。
 ここは川のように汐が流れ、6時間毎に向きも流速も変わるポンツーンで良かった。
 ここは繁華街の前で便利な場所。日曜日なので観光客が多く、尾道ラーメンの店には行列が出来ている。商店街を抜け千光寺へ坂道を上る。寺は桜が三分咲きで見晴らしが良い。駅に降りてジャスコで食糧仕入。ラーメン店は夕方には閉まっていた。

斎島

330日 晴 斎島
 7:35出港。SEの風、追手で快調に帆走。三原湾に入り、大三島の西を通り、大下瀬戸を回って斎島の連絡船ポンツーンに15:40着。予定は大三島の宮浦港か大崎下島の御手洗港だったが気持ち良く帆走ってしまった。
 ここは小さな島で人口230人。宿泊所も夏場だけでお休み。干潟でおばさんが牡蠣を採っていた。少し話をする。歴史の古い島らしく、名前の通り神様の島だったようだ。

倉橋島

331日 曇 倉橋海の駅ポンツーン
 8:10出港。NWの弱い風で帆走。風がますます弱くなり機帆走で安芸灘を渡り、12:00鹿老渡小瀬戸を通過して倉橋海の駅のポンツーンに13:00着ける。このところポンツーンが有るので、干満の激しい瀬戸内海では助かる。
 ここは近くに温泉が有り、街の前なので食堂なども有ってとても便利。
4
1日 晴
 強風注意報が出ているのでもう一泊する事にして、前のプロパン店でLPGボンベの充填をお願いする。今日は船内整理で過ごす。
下松

42日 晴 下松徳山漁港ポンツーン
 昨日は強風注意報で停滞。前のプロパン店で調理用のLPG充填を依頼。夕方に持って来てくれた。
 6:55出港。NESWの風(風力4)の中、機帆走で柱島の」北を通り、11:10大畠瀬戸通過、13:30上関海峡を抜け、18:00笠戸大橋をくぐり44マイル走って徳山競艇横のフィッシャリーナに着く。陽が落ちて暗くなり始めた中、アンカーを打ってポンツーンに槍付け。 この周りには何も無いので、船から下りずに自炊、就寝。


宇部

43日 曇 宇部
 出港。NEの弱い風で機帆走で周防灘を走り、野島の北、阿知須沖を通り14:15宇部港入港。予定していた泊地が解らず、日産マリーナの空いたバースに着けて了解を得る。バスで家に帰る。
4
6日 晴
 泊地が恩田埠頭と解り、場所を確認して回航しもやいを取る。約1月係留する。
4
7日~31
 次の出港に備えいろいろ準備する。
 ①購入品:ハンディGPS55100¥。アルミ折り畳み自転車42125¥購入。冷蔵庫73500¥。PDFライフジャケット13440¥。ベンチレータ8610¥。エンジン消耗品、14Φアンカーロープ等々細々した消耗品を買う142000¥。
 ②免税軽油申請:宇部県税事務所で申請。前もって電話で必要書類を聞いて持って行ったので簡単だった。1週間後免税証を受け取る。 


ヨット購入、瀬戸内海西航① 大阪北港~小豆島

2021-03-15 11:51:49 | 2009年日本の海を旅する(南)

2009年冬 ヨット購入
 2年間のバックパッカー生活で旅も一段落したので、若い頃の夢だったヨットでのロング・クルーズを実行に移すため、舵誌にヨット購入の投稿をする。
 いろいろな方から話が有ったが「135°E」の岡崎パイオニア9に決めて、129日大阪北港YHで実艇を見て購入決定。沿海船検でウインドベーンが付いていて、日本を一周した実績のある船だった。チャートも頂いた。
 25年間ヨットから遠ざかっていて、10年間のヨット経験もディンギーが主で、21Ftヨットでの周防灘近辺のクルーズしか無いので不安だらけだが、長い海外トレッキング経験がアウトドアに対する何がしかの自信を与えてくれていた。「何とかなるさ!」
 ヨットの本を取り出し再読。必要な港湾案内の購入。長いヨット生活に必要と思われる物も揃え、車に満載で311日家を出発、大阪に向かった。

大阪北港ヨットハーバー
3
12日~15日 ヨット受け渡し
 ヨット悟空の受け渡しで北港ヨットハーバーに行き、オーナーのNさんとSさんにお会いし出港の段取りを決める。船検備品の確認船内整理や出港準備でバタバタして過ごす。まだ船内は寒い。
 一昨年チベットを一緒に周遊した東京のSさんが来挺。「越しの寒梅」をいただく。感謝。
 14日に出港の予定だったが雨・強風で断念。一気に木場YHまで行くつもりだったが、近くの新西宮YHに変更し船を上架して船底塗装することにした。
新西宮ヨットハーバー
3
16日 晴 船整備
 風も収まったので9:10出港。近いのでジブだけ開き機帆走。10:20新西宮YH入港。
 船を揚げて船底掃除。カキがたくさん着いている。バラストの底を見ると縦にFRPカバーが割れていた。135°Eのサービスマンに相談すると暖かくならないと修理できないとの事。このままで行く事にする。
3
17日~19日 船整備
 塗装、ジンク交換、10Wソーラ-パネル取り付け。下架しポンツーンに着ける。
20
日~22
 車を持って帰るため家に帰る。新幹線で再度西宮に戻り出港準備。
 このYHには堀江さんのマーメイドが2艇飾ってあり、まだ綺麗でモニュメントにはもったいない。

瀬戸内海西航

淡路島

323日 曇/晴 淡路島交流の翼港
 6:10出港。明石海峡を越えて木場YHを目指すが、沖に出るとNの強風で1ポン・メインだけでもオーバーヒールの上、上りきれないので淡路島北東端の交流の翼港に行先変更。14:00入港。ポンツーンに着ける。係留手続きし料金600円支払う。
 ここは北側に明石海峡公園が有り、大きなホテルや国際会議場まであるが、他には何も無く、海の景色を見て回る

姫路木場

324日 晴 木場ヨットハーバー  
 7:15出港。姫路近くの木場YHを目指す。8:00明石海峡南端を通過。いかなご漁の船団で航行が難しいと聞いていたがその気配もく、NWの風にアビームで快調に帆走して12:30入港。空いたポンツーンに着ける。ハーバー事務所は休みで、船の整備をしていた方に確認してそのまま係留。
 古い街らしく狭い路地に家が連なっている。小さな店が有るだけ。

小豆島坂手
3
25日 曇/晴 坂手釣船業者ポンツーン
 朝、YH事務所に行き係留料1500円支払い9:00出港。小豆島北岸の岡崎造船の近くの漁港に入るつもりだったが、Wの強風なので南岸を目指し1Pメイン+リーフジブで帆走。大角鼻を回り込んで坂手港に16:30入港。釣り船用のポンツーンに着け、管理している釣具店で許可を得る。
 近くの「大阪屋食堂」で刺身定食の夕食。4種の刺身に鯵フライも付きビールが旨い。

小豆島土庄

326日 晴 土庄
 寒い、目が覚 める。気温4.9度しかない。7:40出港。今日もWの強風。近いのでジブだけで機帆走。地蔵崎沖で突然のエンジン警報。冷却水不足のオーバーヒートだ。帆走で1030土庄東港に入港。フェリーターミナル奥のポンツーンにぎりぎりまで接近し、エンジンを架けて着岸。町役場に係留の連絡をしてから、早々ウォーターポンプのインペアを交換。試運転して運転確認。OK!
 役場係員が来て係留料の徴収。このボロ・ポンツーンで1600円!高い。
 ここは側にオリーブ温泉と飲食街が有り、近くにGSやホテルも有る便利な場所。GSで軽油の購入。オリーブ温泉で入浴。
 バスで岡崎造船に行き挨拶。今後修理などで問い合わせの必要があるので名刺交換。故障していた油量計を購入。前の漁港では岡崎の船が数隻係留している。帰って油量計を交換。