ボクシング・テレビ&ビデオ観戦記

VTR整理の為DVDへダビングついでにブログを設定し記録保存します。

No1923 鈴木ワタル(協栄)vsトム・ワルインゲ(ヨネクラ) Ⅰ

2011年01月09日 07時24分59秒 | ボクシング
(フライ級8回戦)
 A級ボクサートーナメントを制したホープ鈴木と、元日本王者ワルインゲ中山氏の息子でアマキャリアもあるトムとの、痩身アウトボクサー同士の8回戦ながら個人的には大いに注目した、名門ジム同士の全勝対決。

 初回先ず先制したのがワルインゲ、軽やかなステップから惚れ惚れする位しなやかな1・2でリズムを掴み、ストレートからフックという左のコンビネーションが鈴木の顎を捉えダウンを奪う。

 しかし全勝とはいえ此処まで2戦のキャリアしか無いワルインゲは、2R早くもガス欠から鈴木の逆襲を浴びて、3R右のカウンター~1・2をショートで喰らい逆にダウンを喫す。

 4Rすっかりスピードの衰えたワルインゲの左に合わせた鈴木の右でダウンを喫したワルインゲは何とか立ち上がったこのの、チャンスとみた鈴木が右の追撃を放つと再びダウン、その弱々しいケニア人の姿を見たレフェリーは試合をストップ。

 私の好きなアウトボクサー同士の若獅子対決を制した鈴木が、見事全勝レコードを伸ばしましたが、ランク上位並みの素質を誇ったワルインゲも、4回戦並みのスタミナでは、その素質を生かす事は出来ませんでしたね。