ボクシング・テレビ&ビデオ観戦記

VTR整理の為DVDへダビングついでにブログを設定し記録保存します。

No1828 磯上修一(辰東)vs上江洲隆(角海老)

2010年09月28日 06時28分54秒 | ボクシング
(バンタム級10回戦)
 ホルヘ・ルハンに完膚無き迄にやられ秀一から名前も変えた世界5位の磯上と、危うい面が垣間見えるものの勢いには乗っている世界6位の上江洲という世界ランカー同士の一戦は、当時協会が立ち上げた好カード推進委員会推薦第1号となった戦いでもある。

 満員に包まれた熱気ムンムンのホールに良い意味で呑まれたのか、いつもは聞きしに勝るスロースターターな磯上が初回からコーナーを蹴り出て行くと、上江洲もこれを迎え撃って3R迄は互角の戦い。

 5R磯上の左が決まり出し、上江洲必死にアッパーを返すが、磯上のパンチで2度・3度とよろめき差が見えてきた。6Rゴングと共に放った磯上の右ストレートが顎を捉え上江洲アッと言う間にダウン、立ち上がったものの磯上の執拗な連打で血まみれになり、腰に抱きついた所で辛くもラウンド終了のゴング。

 8R・9Rと血止めに必死のセコンドの為上江洲立ち遅れ、磯上の乱打に晒されて8R1度・9R2度のスタンディング・ダウンをとられ試合終了。

 磯上の再起にかけた執念が、上江洲の勢いに勝り勝ち取った勝利と言えますが、同じ世界ランカーでも、正直モノが違いましたね。