お久しぶりです。
もう夏休みが遥か昔の記憶のようになってしまいましたが、記憶を振り絞って記します。
これも一種の老化防止につながれば・・・。という思いでございます。
それでは早速夏休み3日目を思い出して書きます。
草津高原で会社の後輩と別れ、ひとり志賀草津道路を目指す。草津白根山は所々もうもうと硫黄臭の湯気(噴煙?)を発しており、荒涼とした風景。噴火警戒レベルが「2」なのだろうか? 湯釜のドライブインは休業中。噴煙近くは路上駐車は禁じられており、監視員が見張っている(って、監視員のおじさんも危険では・・・)。なお、指定された駐車場は停まれました。
森林限界に達した緑のなんと涼しげな雰囲気。標高約2200メートルの渋峠は、気温19度。ちなみにこの日の下界の気温は37度程度だったハズ。この気温差は、まさに感動に値するけど、メッシュジャケットとパンツの隙間から肌に当たる風が、涼しさを通り越して寒い・・・。
横手山を過ぎ、志賀高原へ入る。この道は冬は何度も何度も走っているが、夏に来ても最高! ルンルン気分(←表現が古い)な私は、メットの中で歌を口ずさむ(なぜか「北酒場」)。
奥志賀高原。毎年、年末年始を家族で過ごすペンションへご挨拶。
県道502号線、奥志賀公園栄線。冬は通行止のこの道、左手には透き通った水をたたえた清流がバイクとランデブー。森林が放つほんのり甘い空気を、胸いっぱいに吸う。都会で汚れた空気に満たされた肺に、少し生命力が戻った気がする。満たされた空間の中で思うことは、なぜか日頃の反省ばかり・・・。
1年ぶりのかやの平。なにも景色は変わらないが、今日が金曜日ということもあり、家族連れが多い。その中で、もちろん僕はひとり。
2年前、ひとりで福島の檜枝岐でキャンプをしていた時、となりの家族連れ(おっさん3人とガキ2名 あえて「ガキ」と呼ばせてもらう)のガキが、「ねえねえおとうさん、となりのテントかわいそうだよ!」と連呼。私も最初は気にしていなかったけど、どうやらひとりでカップラーメンをすすりながら缶ビールを飲んでいる私の姿が、あまりに「かわいそう」だったようだ。気づいたお父さんは「やめなさい!」と制していたが、まあ、ガキは止まらないわけだ。
ひとりキャンパーは家族連れからはそう見られているものなのか? そんな寂しそうだったかな???
と、いうトラウマもあり、今日はせめて自炊をしてみた。
夕日に照らされ、赤く色づく景色を肴にビールを飲む。なにも考えなくっていい。泣いたっていい(だれも見ていない)。ただ、気持ちが良い。
この気持ち、あの時のガキはあと何年したらわかるかな?
こんな自由な時間が過ごせることに、とにかく感謝。
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