先生もつぶやく、生徒もつぶやく。

横浜市でピアノ教室を主宰しています。レッスン中の面白出来事などを紹介中。

コンプレックス

2007-10-24 10:57:10 | Weblog
今日はちょっと余談。


日本にいわゆる西洋音楽が広く知られるようになったのは、
文明開化の世。まさしく明治時代。


まあ、織田信長の時代なんかもちょろっと入ってきましたが、
今のように広く一般的に楽しむものではありませんでした。


それが時を経て、幕末。

富国強兵ののろしをあげ、軍備を急ぐ薩摩藩が目をつけたのが、
列強の軍隊と軍楽隊。
なるほど、軍隊には軍楽隊が必要なんだ!!と思ったのでしょう、
徐々に西洋音楽が入っていったと思われています。

で、明治。

やっぱり、列強においつけ!とばかり、当時のお役人たちは
さまざまなことを学びに留学をします。
法学、軍備、教育・・・。

そのなかで教育を担当した、伊沢修二はアメリカにわたります。
伊沢はその後、日本の学校教育に音楽を取り入れるため
積極的に活動し、やがて教科に音楽が取り入られるようになりました。
現在、学校で音楽の授業があるのは彼の功績といっても過言では
ありません。


そんな彼、留学中、他の教科はとても優秀だったそうですが、
音楽だけは、ひどく苦手だったそうです。


ここからは私の想像でしかありませんが、
そのコンプレックスが、彼を動かしたのではないか?と思うわけです。




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