京都食べ歩き

最近有名店はお値段が高くなりすぎて行きにくくなりました。
ですので一般人でも行ける気楽なお店を増やしていきます。

割烹「吉膳」

2009年11月20日 | 和食

教室の(積立金をしている)グルメ会のお食事会。
場所は高台寺近くの割烹「吉膳」。今回の参加者は6名。
この秋はグルメ会が2グループに分かれたため私は今月2回目の贅沢ランチです。
「吉膳」は超グルメのKさんおすすめの割烹。
以前は花見小路富永町にあったのが昨年この高台寺に移転されたとか。
「他では味わえないものを出してくれるよ」ということだったので楽しみに行きました。

ご主人の岡本佳幸さんは鳥居本で修業された確かな腕の持ち主。
また真面目なお人柄でお料理にも一生懸命取り組まれています。

メニューは昼夜同じ「おまかせ」のみ
昼は11000円、夜は12000円(税サ込)です。

 

この日の「おまかせ」コース

先付け

利休麩・菊菜の白和え、イクラ添え


平貝の炙り焼き


白身魚の昆布じめ揚げ


牡蠣のねぎ味噌


雲子


上の5品が次々と出されて、見ているだけでもきれいで楽しい。
お味ももちろん良かったです。

椀物

百合根のすり流し
中には海老とレンコンのしんじょが入っています
上の雷こんにゃくと辛子がアクセントに

お造り

マナガツオの薄造り
真中にあるのはゆがいた白菜。マナガツオで巻い食べます。
お醤油は「ウニ醤油」。白菜のシャキシャキ感・ウニのまったり感。
絶妙のハーモニー。

焼物

カウンター越しでご主人が炭火で丁寧に焼いているものは・・・・

焼き松茸!!
贅沢にも国産(広島産)の名残松茸を炭火で網焼き。
香りがたまりません(ブログではお伝えできませんが・・)
笠はやわらかくジューシー、柄は歯ごたえがあります。
絶妙の焼き加減!!

お凌ぎ

鯛のおこわ蒸し
このお店の名物だそうです。
もち米を蒸して冷まして、鯛と美味しいお出汁でお茶漬け風に。
香ばしいゴマと三つ葉がアクセントに。

揚物

里芋の寄せ揚げ(キノコ入り)
里芋を蒸してつぶして、シイタケとエノキは二番だしで炊いて絞って
これらを混ぜて、蒸して冷まして切ったものを揚げて・・・・
(聞いてみるとなんと手の込んだことか)

煮物

加賀大根の蟹あんかけ
加賀大根は濃密で煮崩れしないとか。
蟹の身もたっぷりで体も心も温まります。

御飯物

白ご飯と香の物
美味しい新米とお漬物
皆かなりおなかがふくれていたので少なめに・・

水物

代四郎柿のゼリー、黒砂糖のシャーベット
シメは甘いもの。じゅくじゅくに熟した代四郎柿でできたゼリーと
黒砂糖のシャーベット。上品な甘さです。


1階はカウンター席8席、2階は4~8名の個室(テーブル席)になっているそうです。


2階に上る階段にあるステンドクラス(四季を表しているとか)


1階カウンター席から見える坪庭とカウンター席に入るところに飾られている額

真面目な御主人の人柄を感じされる「あったか~い」お料理にみんな大満足でした。

住所:京都市東山区祇園下河原高台寺北門前通り東入る鷲尾町503-14
電話:075-541-6441

昼:11:30~14:30(2日前までの完全予約のみ)
夜:17:00~20:30LO・22:00閉店

お店情報はこちらです。

 おまけ

紅葉のシーズンなので、事前に観光客気分で高台寺も拝観しました。


高台寺前の「ねねの道」の石畳            高台寺入口に向かう階段


拝観の入り口




中の風景イロイロ

中は結構広いです。今年の「紅葉」はイマイチかな。
夜はライトアップされ、幻想的な世界になるそうです。

PS.
この時期(特に週末)東山をはじめ観光地に車やバスで来るのはキケンです。
通常なら10分で行けるところが1時間以上かかることも・・
観光に来られる場合も京阪・阪急・地下鉄等の電車+「徒歩」がおすすめです。


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グリル・フレンチ

2009年11月06日 | 洋食

「フレンチ」と名前はつくけれど、フレンチというより正統な「洋食屋さん」
堀川御池の二筋西(小川通り)を少し北に行った西側にあります。
入口が奥まっているので、うっかりすると見過ごしてしまいます。
ネット上の口コミでも評判がよく、以前主人が仕事のお付き合いで行って
すごく良かったということで、一度行きたかったお店です。
(その時お土産に持ち帰ってくれた「ビーフカツサンド」も美味しかったです)

お店は主に2階で、入口をはいってすぐ階段を上ると10席ほどのカウンターとテーブル席が1つあります。


厨房と対面のカウンター席

1階は12名まで入れる個室になっていて「密談」にも利用できるようです。
(普段は使わない)

この日は友人4人でお手頃にいただけるランチに行きました。
ランチはA(2000円)とB(3000円)があり、せっかくなので前菜のつくBにしました。

この日のBランチ(3000円・税サ込)

前菜

スモークサーモンのマリネ、ホタテのグリル、生牡蠣のカクテル

スープ

さつまいものポタージュ

サラダ・ライス(またはパン)
 
グリーンサラダ             ライス

お料理1

ミンチカツ

お料理2

牛ステーキ(ポテトサラダ添え

デザート・飲み物

プリン・コーヒー

どれも「正統派」という感じで、美味しかったです。
特にステーキは柔らかかったです。

夜はコースでだいたい10000円位だとか。
アラカルトもあるそうです。

住所:京都市中京区小川通御池上ル下古城町377
電話番号:075-213-5350
営業時間:12:00~13:30  17:00~22:00
定休日:木曜日

お店情報はこちらです。


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祇園 割烹 「川上」

2009年11月01日 | 和食

四条花見小路を一筋下がり、西に入って一筋目(西花見小路)をまた下がったところにある板前割烹のお店。

 
四条花見小路一筋目西方向       風情ある西花見小路 

80歳を超えた料理人・松井新七さんが蝶ネクタイでおもてなししてくださるとか
池波正太郎さんが通われたとか、長女の今朝子さんが直木賞を受賞したとかで
よく雑誌でも見かけるお店です。
有名な御主人の松井新七さんは今年現役を引退されましたが
そのお味はしっかりと引き継がれているとのこと。


1階カウンター席

 
2階に上る階段         2階のお座敷

 
2階の個室・テーブル席

この日は恒例の教室のグルメメンバーの食事会でランチにお伺いしました。

お昼は3900円のお弁当から、5000・8000・10000円のコースがありますが
今回は積立金の予算が12000円あったので、思い切って一番上のコースにしました。夜は10000円~とのこと。

この日のお昼のコース(税サ込 12000円)

1.先付け

ずいきと菊菜の白和え松の実添え

2.八寸

たたみいわし・海老・山芋・鯛寿司
大徳寺納豆・栗の甘露煮・銀杏

3.椀物

松茸と鱧の土瓶蒸し

4.お造り

鯛・イカ

5.蒸し物

甘鯛の蕪蒸し

6.焼物

サワラの幽庵焼き、むかご

7.揚物

海老の揚しんじょう・揚げ茄子 みょうが・大根添え

8.酢の物

蟹・蟹味噌・ほうれん草・白きくらげ・京人参・もってのほか(紫の菊)

9.ご飯物

舞茸の炊込ごはん柚子風味・赤出汁・漬物

10.水物

柿・洋ナシ・マンゴー・グレープフルーツ

 
お茶の入った急須       ナプキン・コースター(持ち帰り)

お料理ごとにしっかりとお味があって(決して味が濃いわけではなく)
それぞれのお料理を楽しめました。

最近出た「ミシュランガイド京都・大阪2010」でも1つ星を取られました。

PS.
ミシュランガイドは私たち地元民の間では「当てにならない」と言われています。
もちろんこのお店のように良いお店もたくさん入っていますが、
「何であの店が・・」というところも多いです。
「マスコミ受けしているお店が上がっているね」というのが大方の意見です。
(私は3つ星店は一回も行ったことありませんが・・・)

住所:京都市東山区祇園町南側570-122
電話番号:075-561-2420
営業時間:12:00~14:00 17:00~21:00
定休日:不定休(水曜が多いらしい)
お店情報はこちらです。


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