韓国に惜敗し、1次ラウンドを2位で通過した日本代表。
2位となったことが強豪・キューバとの対戦を早めたことから、
韓国との順位決定戦での敗戦が大きかったとの見方も
大きくは間違っていないだろう。
イチローの調子が上がらないことも
確かに2位に“甘んじた”理由なのかもしれない。
しかし、安打製造器の調子を取り戻せない天才は
むしろ、これから続く戦いへ力を溜めているという見方も
無いわけではないだろう。
日本代表は前回大会に優勝したことでもわかる通り、
あくまでも頂点を狙い続けるチームである。
サッカー日本代表が、W杯でベスト4を目指す戦いよりも
はるかに現実的な力量であり、世界の勢力図を見渡しても
異論を唱える者のいない筈だ。
そんなチームが、1次ラウンドから全力で駆け抜ける必要性は決して無い。
数多くの世界的な戦いで、大会当初からぶっちぎりの強さで
頂点を極めたチームは多くない。
予選リーグで絶頂期を迎えたチームが、
決勝トーナメントの初戦であっけなく散る、といったことが、
サッカーW杯やヨーロッパ選手権での例からも
数多く存在する。
むしろ、敗退の寸前から這い上がった逞しいチームや
劇的な勝利で得た勢いを利用して栄冠を得るケースが
多いのではないかと思える。
初代チャンピオンとなった前回大会も
韓国に2度も敗れながらも掴んだ栄誉だ。
だとすると、調子が上がらない日本代表にとって
韓国戦での敗戦は、むしろ吉報とも言えなくもない。
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