みのもり雑記

旅行関連が多くなるかと思いますが、ふと書きたくなったことを気の向くままに、という感じで。

2018年10月八戸旅行 - 2日目その9(はっち他)

2019-03-17 16:18:19 | 2018年八戸旅行
足に深刻なダメージを受けつつ宿に戻ったところから再開です。
1時間ほど休んで何とか夕食を摂りに外へ行くだけの元気が戻りましたので、出発です。

実は初日(1日目その6)は「横丁へ行く」と決めていましたが、2日目は何も目星を付けていませんでした。
おいしい海鮮が食べたいとは思っていましたが、店についてはノープランです。

ところが、天の配剤とでも言いますか、宿のお部屋にいくつかパンフレットが備え付けられていて、その中にはちのへ鮨というものが。
ある程度ネタのルールを決めた11貫セットのにぎり寿司で、実施店舗の一覧があります。

ふむふむ……お、八戸えんじょいカードを利用できるお店もありますね。

■割烹さんりく

というわけで、どーん(税抜き3,000円)


実は事前調査で「はちのへ鮨」は把握していたんですが、「ちょっと高いな」と思ってスルーしていたんですよね。
まあなんというか、現地への課金というか、お布施というか、応援ということで。

鮨の先付けとして出てきた煮物(?)。


……あれ、このイワシ(推定)、骨が硬いな。「圧力鍋で骨まで食べられます」状態かと思っていたので、肩すかしです。

せんべい汁。
ここで味わえるとは……朝食(2日目その1)で少しいただいた意味が薄らいでしまいますね。


お酒。銘柄は忘れてしまいました……。ちなみにお猪口ではないです。中くらいの湯飲みぐらいのサイズです。
ただ、昨日と同じ轍を踏まぬよう、酒はここまででストップです。


鮨はうまいのですが、あっという間になくなってしまうのが泣き所ですね。
私は、玉子はデザートと位置づけて最後に食べる派なのですが、ついに最後の1貫となってしまいました。


しかし、海苔で巻いているのではなくケチャップをちょんと載せてあるとは、ちょっと珍しいですね。

ひょいぱく。

……?!?!?

これ、玉子じゃない!!


菊だ!!

あー、そういえば八戸市博物館でも、食卓の模様として菊が食材になっていましたね。(1日目その2参照)

以前岡山でもありましたが、予想と全く異なる食感だと相当印象に残りますね。


「割烹さんりく」さん、ごちそうさまでした。


ちなみに金曜夜ということもあるでしょうが、結構賑わってました。団体さんも来たり。
さすが割烹。
実はまだお腹に余裕はあったのですが、さすが割烹というお値段だったので諦めました。

店員さんも「ベテランです」という雰囲気の方々が多く、混雑していた割には料理が出てくるのも早かったです。

八戸えんじょいカードを提示したときに一瞬混乱させてしまいましたが、すぐに対応いただけました。

■八戸ブックセンター

「さんりく」さんの道路を挟んで反対側には、昨晩行ったみろく横丁の入り口と、あと「八戸ブックセンター」があります。
ちょっと気になるので、「八戸ブックセンター」にも寄ってみましょう。


八戸ブックセンター
八戸ブックセンターでは、提案型・編集型の陳列による本の閲覧スペースの提供と販売、本に関するイベントの開催などを中心に、市内の民間書店や図書館、市民活動と連携しながら、全国で類を見ない、これからの時代にふさわしい本に関する公共サービスを構想し、提供していきます。
また、小さいながらも、豊かな本の出会いを提供するあたらしい施設として、市民のみなさんはもちろん、全国から注目され、多くの人が当市に訪れてみたくなるきっかけとなるような場所へと育てていくことも目指します。

リンク先の公式サイトで紹介されている「かたづの!」って、ひらがな4文字とは『らき☆すた』や『けいおん!』同様、萌え狙いなんですかね?
……おや、400年前の南部が舞台の小説が原作でしたか。しかもあらすじを見ると割と面白そうな。今度読んでみましょうかね。

話を戻します。
上記の引用通り、ここは本屋ですが、異色の本屋さんです。

なにせ図書分類からして違う。


そして、カフェ付き。いやまあ、最近はカフェがある本屋も珍しくはないですが。



八戸が生んだ作家・三浦哲郎が使用した文机のレプリカを置きました。読書席としてご利用ください。
……難しいことを言う。


一番驚いたのが、このカンヅメブース。
ここでは自由に執筆活動をしてよいようです。
「登録には市民作家登録が必要です」ということですが、"市民作家登録"ってなかなか斬新な表現ですね。


パワープッシュ作家。
「パワープッシュ作家」は、八戸ブックセンターが中心となり、特定の作家や、作品を決めて市全体で盛り上げていく企画です。


それで昨日乗ったバスにはこの絵本のキャラクターが施されていたんですね、納得しました。


あいにくお買い物はしませんでしたが、いやあ、なかなか楽しませてもらいました。

■八戸ポータルミュージアム はっち

さて、ついでに百貨店「さくら野」さんに行ってみましょう。
昨夜、横丁の「貝の店 もっこり」さんで聞いた「お土産が八戸駅のユートリーで買うより安い」というのを確かめなくては。

おや、店の様子がおかしいですね? どれ、入ってみ
……あー、19時閉店ですか、そうですか。(現在18時50分を回ったところ)

と、なにやら案内板が。
ああ、右側に例の不気味な虎クリーチャーがいますね。。。
というか、消されている店の名が目立ちますが……大丈夫ですかね?



では、次です。八戸ポータルミュージアム はっち。


詳細は公式サイトを見ていただいた方が正確ですが、地域交流と観光の拠点として2011年にオープンしました。

こちらも旅行前の下調べで存在は知っていましたが、あまり行くつもりはありませんでした。
フロアガイドを見る限りだと、どちらかというと地域交流がメインなのかなという印象だったので。

行ってみた結論から言えば、ここは是非とも訪問すべきです。
ある程度知識を入れてから行けば、とても楽しめます。



ということで入りましょう。


中は展示スペースが多いですが、市民が何かをやるためのスペースも多いです。
後者は利用者の邪魔になるだけなので、前者中心に回りました。

<2階>

八戸三社祭の山車(縮小模型)


なんというかオシャレな空間です。右側にあるのは、八戸の名物なんかのミニチュア展示。


えんぶりの模型。


同じく、えんぶりのジオラマ。生で見てみたいものです。2月開催なので寒そうですが。


えんぶりの烏帽子。それぞれに模様も違いました。


片町朝市のジオラマ。ああ、さっき長者山の方で見かけたやつですね。奇遇な。


<3階>

八庵(八畳の和の空間)


和のスタジオ


3階の観光展示は、産業系の紹介です。
企業の説明ムービーが流れています。

そしてこんなものが。


三島シトロンというサイダーです。
なんと1本100円!とても安い!


せっかくなのですぐ脇の椅子に座って、製造工程を紹介するムービーを眺めつついただきました。
と、地元の姉弟とおぼしき2人組(小学生くらい?)がやってきて同じくサイダーを買っていきました。

すまんな、一番近い椅子に座ってしまっていて。

ギャラリー。訪問時には、「なんごう小さな芸術祭のはじまり展」をやっていました。
南郷という、八戸市に吸収合併された地域に関する展示ですね。


南郷はさすがに遠く、公共交通機関的にも本数が少ないので今回の旅では対象外としておりました。
なので、この展示で様子を垣間見ることが出来て棚ぼたですね。

<4階>

前原寅吉さんの展示。失明されましたか……太陽の観測は慎重に。




4階は半分くらいが子ども用スペースなので、足早に次へ。


ところで実は無茶をして階段を利用しています。
なぜかというと、階段に10段ごと八戸アピールがあるからです。
「○0/100」という表示だったのですが、ついに100段目です。


え、なんで100段より先が!?


紹介しきれない展示もありますが、総じてとても楽しい建物でした。
夜だったので人が少なかったですが、高校生も何人かいましたね。

■それ以降

はっちからほんのわずかに宿の方へ進むと、こんなものがあります。


確かに趣がありますね。明日改めて来るとしましょう。


夜に例の交通量が多い道を通りたくないので、少しだけ迂回してみましたら、こんな存在感のある会社が。
調べたところ、製麺の会社のようですね。



さて、「さんりく」さんのところで「まだお腹に余裕がある」と書きました。
実は大通りでコンビニに寄ってます。

やはり遠出したときには、ご当地の商品をチェックしなくては。

ということで、金農パンケーキ。東京では見たことないですね。
どっしり重たいですが、甘すぎず、おいしかったです。



さあ、今晩ぐらいしか機会のないことをやりましょう。
昨晩は酒が回って寝てしまったために機会を逸しましたが、銭湯です。

改めて紹介しますが、八戸は銭湯が豊富です。
漁師町ということで、朝、漁から戻った漁師が銭湯で冷えた体をほぐしたのだそうで、いまでも八戸にはたくさんの銭湯があります。

何せホテルのお風呂がこれなので……。是非とも行きましょう。


ということで、徒歩数分の銭湯、花衣さん。


結構大きい。そして車も結構止まっています。

銭湯に行くのは旅行の準備段階で決めていたのでタオルとかの準備は万端なのですが……ええ、シャンプーを忘れたのは痛かったですね。
東京で行った銭湯には備え付けのものがあったので油断しました。

あと、眼鏡をつけたまま入ったのも失敗でした。普通のお湯ならいざ知らず、ちょっと温泉の成分でレンズが痛んだ印象があります。

ともあれ、やはり温泉はいい。
今日一日の足のダメージを、しっかり温泉でほぐさないとですね。

お風呂上がりにはお約束の珈琲牛乳も飲みつつ。

とはいえ銭湯という性質上、写真を撮れないのがちょっと辛いですね。
なにせ、銭湯の入り口にはスーパーや八百屋なんかで使うような商品陳列用の底の浅い大きなかごが置いてあって、そこにドンとリンゴが置いてあったり、昔懐かし、バナナ型のパンケーキみたいなお菓子が置いてあったりしましたから。
写真に収めたかった……!

1時間とはいきませんが、結構ゆっくりしましたね。


最後、近くのコンビニへ行ってみましたが……おお、大通りと違って、二重扉だ!



ということで、払暁から夜まで怒濤の2日目もこれにて終了です。
今回のエリアは以下の通り。


最終日に続く。


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